実験動物の飼料に含まれているポリフェノール類が、実験動物の表現型に影響を及ぼしうることが、残留農薬研究所毒性部の青山博昭部長らの研究で分かった。特に、内分泌かく乱物質の影響を動物実験で評価する際には、ポリフェノール類が飼料にどれだけ入っているのかを必ず考慮すべきだろう。「ビスフェノールAなどの内分泌かく乱物質が低用量で生体にどのような影響を及ぼすかを実験動物で評価する場合には、評価対象のビスフェノールA量の何万倍もの量のポリフェノール類が飼料に含まれていることがある。飼料中にもともと5万あるところにビスフェノールの1を加えても評価できるはずがない」と、2011年10月26日に都内で開かれた平成23年度食品健康影響評価技術研究成果発表会で、青山部長は強調した。青山部長は名古屋大学大学院生命農学研究科資源生物科学科動物栄養情報学の堀尾文彦教授と共同で、09年度と2010年度にこの研究課題に取り組んだ。

この記事は有料会員限定です

会員の方はこちら
2週間の無料トライアルもOK!
購読・試読のお申し込み
※無料トライアルのお申し込みは法人に限ります。(学生や個人の方はご利用いただけません)