こんにちは。日経バイオテク編集長の橋本です。

 昨日、来週月曜にお届けする10月24日号の日経バイオテク本誌の編集作業を済ませたました。次号の特集は、恒例の「2012年度バイオ予算・概算要求」です。9月末までに各省庁が提出した2012年度政府予算・概算要求の一般会計の歳出総額は98兆4000億円に上ります。2011年度を上回り、過去最大ということですが、政府としてはこれ以上の財政悪化は避けなければならないわけで、これから絞り込み作業が始まります。

 加えて、政府が目玉と位置付ける総額7000億円の特別枠「日本再生重点化措置」に対する要望(要求よりも実現可能性が低いのか、ここでは「要望」という言葉が使われています)の総額は2兆円に上り、3分の1程度への絞込み作業が本格化します。

 民主党政権に変わってから、より政治的裁量で決定する部分を増やそうという趣旨なのか、概算要求段階では各省庁から要求・要望を多く挙げさせて、その分、概算要求がそのまますんなり通る確率が低下したように思います。政治的判断を含めて柔軟に予算を策定できるのは、硬直化した制度よりはいいと思いますが、概算要求を見るだけでは来年どうなるのかが見通しにくくなるという一面もあります。今年は野田新政権が発足した関係で、概算要求の提出も例年より1カ月遅くなっているだけに、スピーディーに方向性を示してもらいたいものです。もっとも、ギリシャや南欧の債務問題をはじめ、世界経済全体の先行きがどうなるか全く見通せないわけで、日本の政府のことばかり問題にしていても仕方がないのかもしれませんが。

 いずれにせよ、概算要求段階ではありますが、各省庁がバイオ関連で来年どういう施策を行うとしているのかについては日経バイオテク10月24日号に掲載しました。本誌発行後に、日経バイオテクONLINEにも記事を掲載しますので、どうぞお楽しみに。

 さて、日経バイオテク創刊30周年を記念したイベントの第一弾として、11月28日にバイオマーカーのセミナーを開催します。「医薬品とコンパニオン診断薬の同時開発」などの議論を行います。このセミナーの打ち合わせで、先日、近畿大学の西尾先生にお会いしたのですが、バイオマーカーを利用した臨床試験、臨床研究を行っておられるとのことで、臨床医のスタンスで面白い議論をお聞きできそうです。他の講師は医薬品医療機器総合機構(PMDA)と、武田薬品、ファイザー、エーザイとAMDD(米国医療機器・IVD工業会)を代表してロシュ・ダイアグノスティックスの方に講演とディスカッションをしていただきます。企業の方も多いので、具体的な議論が聞けるのではないかと期待しています。

 ただいま参加者を募集していますので、ぜひお申し込みください。

https://bio.nikkeibp.co.jp/article/information/20111007/155900/

 ただいま、日経バイオテクONLINEの誕生を記念して、2週間の無料お試しキャンペーンを行っています。この機会にぜひ、新しい日経バイオテクONLINEを試してみてください

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                    日経バイオテク編集長 橋本宗明