こんにちは。水曜日を担当する日経バイオテク編集長の橋本宗明です。
 10月初めに立て続きにイベントがあるため、てんてこ舞いの状況になってきました。
 最大のイベントは、BioJapan実行委員会と弊社とで主催するBioJapan2011の開催です。来週水曜(10月5日)から金曜までの3日間、パシフィコ横浜で開催します。
 http://expo.nikkeibp.co.jp/biojapan/2011/
 基調講演やライフイノベーションサミット、グリーンイノベーションサミット、クラスターサミットなど、見所はたくさんありますが、私が注目しているのが、バイオベンチャーに関する3つのセミナーです。
 まず「経営を知る」と位置付けられているのが、初日の10時から11時半に開催されるBaNZaI成長戦略フォーラム「現場からの基調講演:Biotechリーダーによる成長戦略」です。BaNZaIというのは、バイオベンチャーに関係する多様な背景を有するプロフェッショナル(患者、起業家、官僚、ベンチャーキャピタリスト、製薬企業など)が手弁当的に集まった組織です。そのメンバーが中心となって企画した今回のセミナーでは、新進気鋭のバイオベンチャー経営者が登壇し、ベンチャー企業の事業戦略を議論します。
 「市場を知る」と位置付けられるのは、最終日7日の10時から開催する主催者セミナー「バイオベンチャーを以下に支援するか」。こちらは、バイオベンチャーをサポートする立場にあるコーポレートベンチャーキャピタルであるTakeda VenturesのMartin Graeme氏、コンサルタントであるコーポレイトディレクション(CDI)の関水康伸氏、証券アナリストであるいちよし経済研究所の山崎清一氏が登壇。ベンチャー経営者に対し、市場や投資家は何を求めているか、といった観点で議論を深めていきます。これは私がモデレーターを務めさせていただきます。
 そして、やはり最終日の7日13時半から開催されるのが、「機会を知る」と位置付けられたmedU-net/コーポレイトディレクション共催セミナー「大学リソースをもっと有効活用しませんか?~医学系大学産学連携ネットワーク協議会(medU-net)の取り組み~」。ベンチャー経営のエンジンとなる研究シーズを生み出す大学を代表して、東京医科歯科大学の飯田香織里氏、産学連携をサポートする立場で、経済産業省生物化学産業課の竹本亮氏、そしてCDIの関水氏が、事業機会を創出するための産学連携について幅広いディスカッションを行います。
 2000年代初頭に発足した数多くのベンチャーファンドがちょうど運用期間終了の時期を迎えるため、ここ数年は既存のバイオベンチャーでも資金調達は困難を極め、新設されたベンチャーにはほとんどお金が流れないような状態が続いていました。しかし、先日お会いしたとある大手ベンチャーキャピタルの方は、「新規案件への投資を再開したので、いいベンチャーがあれば紹介してください」と言われていました。世界全体に景気が冷え込む中で、ライフサイエンス分野は将来性のある数少ない投資先の1つという見方をされるようになってきたのかもしれません。ぜひ、バイオベンチャーの最新動向を把握するためにも、BioJapan2011に足をお運びください。
 それから、BioJapan2011の最終日の15時から開催される「IT創薬の未来を探る」というセミナーも、手前味噌ですが、私がモデレーターを務めさせていただきます。このセミナーは、東京大学先端科学研究所の児玉龍彦氏、藤谷秀章氏、経済産業省生物化学産業課の斉藤群氏、理化学研究所創薬・医療技術基盤プログラムの後藤俊男氏が登壇し、IT創薬の重要性について議論します。コンピューターを使ったドラッグデザインは、これまでもその可能性が言われながらも、コンピューターの能力が全く不十分だったためになかなか実績を挙げることができませんでした。しかし、スーパーコンピューターが登場し、ようやく必要とされるスペックに追いついてきた状況です。では、将来を視野に入れるといったい何ができるようになるのか、そのためには何をしなければならないのかを、先端研究者、政策担当者を交えて議論したいと考えています。BioJapan2011の各セミナーは現在、事前登録を受け付けているので、ぜひご参加ください。
 http://expo.nikkeibp.co.jp/biojapan/2011/opening/
 てんてこ舞いのもう1つの原因は、10月3日にバイオポータルサイトの「BiotechnologyJapan(BTJ)」を全面刷新することにあります。BiotechnologyJapanは、日経バイオテクのニュースをオンラインで提供するサイトとして、1996年からサービスを続けてきましたが、2011年10月に日経バイオテクが創刊30周年の節目を迎えるのを契機に、ブランド名も日経バイオテクに統一し、「日経バイオテクONLINE」に生まれ変わります。刷新のポイントは幾つかありますが、実際にサイトをご覧いただきながら説明させていただいた方が分かりやすいと思いますので、改めてご紹介させていただくことにします。いずれにせよ、日経バイオテクONLINEは来週から下のURLになりますので、今のうちにブックマークしておいてください。
 https://bio.nikkeibp.co.jp/
 また、新しいサイトでも研究者個人の方々に登録いただければ、人材募集やセミナー開催などの告知を無料で行えるようにしました。加えて、アライアンスを目的に、ご自身の研究内容を紹介いただける「技術シーズ」のコーナーも設けました。公開は10月3日以降になりますが、登録、投稿は既に可能ですので、下のURLをご覧いただき、ぜひともご登録ください(ただし、大学や研究機関が組織として行う告知や、企業による告知は有料となります)。
 http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?id=20071750
 いずれにせよ皆様、10月3日の日経バイオテクONLINEの誕生を、どうぞご期待ください。
 本日はこのあたりで失礼します。
 日経バイオテク・オンラインの記事全文をお読みいただくには、日経バイオテク本誌の読者になっていただく必要があります。日経バイオテク本誌のお申し込みは、以下からお願いします。
http://bio.nikkeibp.co.jp/bio/index.html

                     日経バイオテク編集長 橋本宗明
 ご意見があれば以下のフォームからお願いします。いただいたご意見を次回以降のBTJメールの中で、匿名で紹介させていただく可能性があることをご了解ください(紹介されたくない場合はその旨を明記しておいてください)。
 
https://bpcgi.nikkeibp.co.jp/form-cgi/formhtml.cgi?form=ask_pass4/index.html
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「若手研究者の登竜門」とされるGenomic Science Research Complex(GSC)の「七夕ミーティング2011」
「BTJジャーナル」2011年9月号に掲載しました。
BTJジャーナル」のダウンロードはこちらから
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/
アカデミア向けの有料サービス「BTJアカデミック」はこちらから
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/senmonn/btj_aca.jsp
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 BTJジャーナル2011年9月号を先週末(9月22日)に発行・公開しました。BTJジャーナルは、全文を無料で読むことができます。ぜひご一読いただければと思います。
 最新号(2011年9月号)のダウンロードはこちらから。
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/index.html#btjj1109
 巻頭の“緑”コーナー「アカデミア・トピックス」では、「若手研究者の登竜門」とされるGenomic Science Research Complex(GSC)の「七夕ミーティング2011」を取り上げました。2011年8月25日に理化学研究所横浜研究所で開催され、100人が参加しました。GSCは08年まで10年間、ゲノム科学総合研究センターでゲノム研究を行った理研が、ゲノム科学関係者の緊密な連携を維持するため08年4月に新設したバーチャルな組織です。
 この記事は、以下のBTJ/日経バイオテク・オンラインの記事をもとにとりまとめました。BTJジャーナルの記事はどなたでも全文をご覧いただけます。
理研ゲノムの第2回七夕ミーティングに若手100人、和田昭允GSC組織長が科学における日本のまずい習慣の打破を強調
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2008/1144/
※2011年9月号(第69号)のコンテンツを目次にて紹介します。
BTJジャーナル 2011年9月号(第69号)
●CONTENTS
理研ゲノム七夕ミーティング JSTさきがけ・CREST スター研究者
P.2 アカデミア・トピックス
理研GSCの七夕ミーティング
若手研究者の登竜門に100人
P.4 リポート
JST戦略的創造研究推進事業
さきがけとCRESTの新規決定
P.7 キャリア
論文の被引用数が多い
スター研究者を国際比較
P.9 BTJアカデミック・ランキング
理研ゲノム七夕がトップ