こんにちは。水曜のBTJ/HEADLINE/NEWSを担当する日経バイオテク編集長の橋本宗明です。
 4月1日から編集部の陣容に変化がありました。主に環境・エネルギーやアグリバイオの分野の取材を担当していた小田修司副編集長が、日本経済新聞社の産業部に異動となりました。小田副編集長は昨年6月に日経バイオテク編集部に異動してきたので、1年足らずの短い在籍期間になりましたが、環境、農業分野でネットワークを築き、ニュース報道の他、特集やインタビューなどの記事を幾つも手掛けてくれました。日経新聞でもフットワークを生かして大いに活躍してくれるものと期待しています。
 日経バイオテク編集部にとっては大きな痛手ですが、小田副編集長が担当していた毎週木曜発行のGreenInnovation Mailは、とりあえず私が引き継ぎます。専門家の方々の寄稿を中心とするメールマガジンに衣替えしようかと考えていますが、いいアイデアがあればお教えください。また、環境バイオ、アグリバイオの分野で編集や記事執筆にご協力いただける方を随時探していますので、興味のある方はメールの最後の投稿フォームを利用してご連絡願います。
 さて、先日、経済産業省の生物化学産業課がコンサルティング会社のコーポレートディレクションに委託して作成した創薬系バイオベンチャー経営の「失敗ケーススタディー集」のことを取材してきました。経産省などはこれまで、バイオベンチャー育成政策を積極的に推し進めてきましたが、なかなか思ったとおりにバイオベンチャーが育ったとは言いにくい状況かと思います。ただ、この10年の間に、ベンチャー経営者、キャピタリスト、支援する弁護士やコンサルタント、大学関係者の間にさまざまなノウハウが蓄積されたはずです。
経産省、創薬ベンチャーの経営を失敗事例に基づいて分析したリポートを作製、公表へ
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/8172/
 目下、リーマンショック以来、ベンチャーは資金調達が相変わらず難しく、清算したりして姿を消していくバイオベンチャーは少なくありません。そのことによってせっかく蓄積されたはずのノウハウが散逸することを懸念して、100人を超える関係者に取材してまとめられたのがこのケーススタディー集です。生々しくまとめてあり、想像力を働かせると「あの会社のことか」と分かってしまったりするのですが、そこは本書をまとめられた趣旨に沿って、追及しないことにします。いずれにせよありがちな話がたっぷりで、特にこれからベンチャー経営に携わる方にとって、貴重な入門書になるでしょう。
 その分析に対しては、甘いとか、見方が違うとか、感じられる方がおられるかもしれませんが、そうしたご意見も含めて、生物化学産業課ではこのケーススタディー集に関する感想を知りたいということです。ケーススタディー集はA4版で120ページ近いボリュームのものとなっていますが、経産省のホームページからダウンロードできるようにするということですので、皆様ご一読の上、感想をお寄せください。
 少し宣伝です。
 昨日、4月25日に開催するBTJプロフェッショナルセミナー「試験・研究開発における省エネ、エコ推進」を紹介するメールマガジンの号外を配信させていただきましたが、2011年のBTJプロフェッショナルセミナー第2弾として、「次世代抗体医薬」をテーマとするセミナーを5月18日に開催します。
 抗体医薬のセミナーはこれまでもさまざまなところで開催されてきましたし、BTJプロフェッショナルセミナーでもこれまでに何度か開催しました。今回開催するプロフェッショナルセミナーは、抗体医薬の研究開発に注力するさまざまな製薬企業の方に、それぞれの戦略を紹介していただくとともに、パネルディスカッションでは技術面、戦略面の課題などについて議論していただけるのではないかと期待しています。
 セミナーは、試薬や診断用の抗体の取得に関して長い歴史を有する医学生物学研究所に協賛いただき、東京大学医科学研究所の津本浩平教授にモデレーターを務めていただきます。講師には、津本教授、医学生物学研究所の方に加えて、中外製薬、協和発酵キリン、アステラス製薬の方にも登壇いただきます。さらに、パネルディスカッションでは第一三共で抗体医薬の研究に携わっている方にも参加してもらい、活発な議論を行いたいと考えています。
 次世代抗体医薬に関する各製薬企業の方の共通認識を浮き彫りにできると同時に、各社の戦略の特徴なども明らかにできるでしょう。参加された方は、他社の動向を知ることによって、自社のポジショニングを明確にできるでしょうし、ベンチャー企業なら、次にどのような技術が求められるのか、技術開発の方向性を確認できるものと思います。参加いただける方は、下のリンクからお申し込みください。ぜひ、皆様の参加をお待ちしています。
http://bio.nikkeibp.co.jp/bio/seminar/110518/
 当編集部でも、ツイッターでゆるゆるとつぶやいています。本当にゆるゆるですが、ご興味がある方はぜひご覧ください。
twitterのアカウント http://twitter.com/nikkeibiotech
 日経バイオテク・オンラインの記事全文をお読みいただくには、日経バイオテク本誌の読者になっていただく必要があります。日経バイオテク本誌のお申し込みは、以下からお願いします。
http://bio.nikkeibp.co.jp/bio/index.html
                     日経バイオテク編集長 橋本宗明
 ご意見があれば以下のフォームからお願いします。いただいたご意見を次回以降のBTJメールの中で、匿名で紹介させていただく可能性があることをご了解ください(紹介されたくない場合はその旨を明記しておいてください)。
 
https://bpcgi.nikkeibp.co.jp/form-cgi/formhtml.cgi?form=ask_pass4/index.html
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東日本大震災で中止が相次いだ春学会
緊急措置により要旨集・予稿集の発行で学会発表は成立
BTJジャーナル2011年3月号に掲載
BTJジャーナル」のダウンロードはこちらから
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/
アカデミア向けの有料サービス「BTJアカデミック」はこちらから
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/senmonn/btj_aca.jsp
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 BTJジャーナル2011年3月号を先月末の3月25日に発行・公開しました。BTJジャーナルは、全文を無料でお読みいただけます。ご一読ください。
 最新号(2011年3月号)のダウンロードはこちらから。
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/index.html#btjj1103
 巻頭の“緑”コーナー「アカデミア・トピックス」は、2011年3月11日の14時46分に起こってしまった大地震による東日本大震災の関連記事を特集しました。バイオテクノロジーと関係が深いアカデミアの活動にも甚大な影響を及ぼしています。
 今号ではまず、2011年春の学会活動への影響を中心に報道記事を特集しました。学会ごとに学会活動を維持するための新たな工夫が相次いでいます。学会は要旨集の発行をもって学会発表は成立しているという判断も相次きました。文部科学省などの迅速な対応も掲載しました。
 ぜひBTJジャーナル2011年3月号のP.2~6の記事をご一読ください。
 BTJジャーナルの誌面は、次のサイトでPDFファイルをダウンロードすると、全文をご覧いただけます。
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/
 ぜひご覧ください。BTJ編集長 河田孝雄
※2011年3月号(第63号)のコンテンツを目次にて紹介します。
BTJジャーナル 2011年3月号(第63号)
●CONTENTS
東日本大震災 論文発表のコツ 日本学術振興会賞
P.2 アカデミア・トピックス
東日本大震災で春学会中止相次ぐ
要旨集発行で学会発表は成立
P.7 リポート
アカデミアの研究業績決定版
国際ジャーナル論文発表のコツ
P.9 キャリア
第7回日本学術振興会賞
第7回日本学士院学術奨励賞
P.11 BTJアカデミック・ランキング
日本学術振興会賞がトップ
P.13 奥付け