東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
 水曜日のBTJ/HEADLINE/NEWSを担当する日経バイオテク編集長の橋本宗明です。
 地震の発生から12日が経過した今もなお、1万人以上の方々が行方不明で、被災地では深刻な物資不足の状態が続いています。福島第1原子力発電所では懸命の作業が続けられていますが、福島県や茨城県産の農作物から放射線が検出されるなど、事故の影響は周辺地域に及び始めています。水道、電気、ガスのライフラインが依然途絶している地域もあり、大学などの研究設備や企業の製造設備の被害の全容がはっきりするまでには、まだしばらく時間がかかると思われます。
 東北大学の研究者の方が撮影された研究室の写真をお見せいただいたのですが、高額な実験装置は転倒、破損し、床の上には器具などが散乱しているといった具合でした。倒壊の危険のある建物もあるそうで、施設などの調査を終え、研究室を復旧して研究を再開するまでには数カ月単位の時間がかかると思われます。
 こうした研究者の被災に対して、支援する動きが始まっています。自然科学研究機構基礎生物学研究所などでは、被災により研究を遂行できなくなった研究者らに対して、研究設備の提供を開始しています。基礎生物学研究所の広報室によると、まだ申請は東北大学の研究者から1件ということで、恐らく被災された方は、まず生活を立て直して、研究室の人的・物的被災状況を確認するといった段階かもしれません。しかし、今後、研究室の復旧作業を進める段階で、並行して研究者を派遣して研究を再開できれば、復興を少しでも早くできると思われます。
東日本大震災、研究者支援の動きも
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/7911/
 また、医薬基盤研究所では、被災した研究者から、細胞、ヒト由来DNA・血清、マウス凍結胚・精子の保護預かりを、2012年3月末まで無料で保護預かりしています。
公的研究機関だけでなく、民間企業も対象にしています。
医薬基盤研究所、細胞、ヒト由来DNA・血清、マウス凍結胚・精子の保護預かりを無料で実施
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/7835/
 日経バイオテク・オンラインでは当面の間、東日本大震災に関連した研究支援の動きについて、無料でどなたにもお読みいただける提供させていただきます。情報提供も歓迎いたしますので、このメールの一番下のフォームからご投稿ください。
 上記に紹介した記事も含めて、東日本大震災に関連する記事を集めた特集記事サイトも設けました。こちらも併せてご覧ください。
東日本巨大地震の影響と復興の鎚音をまとめた特集記事サイト開設
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/7831/
 日経バイオテク編集部では、震災情報に限らず、研究成果の報告や、新製品の承認など、日常的な情報も含め、随時配信しています。
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/index.jsp
 本日はこの辺で失礼します。
 なお、日経バイオテク・オンラインの通常の記事は、全文をお読みいただくために日経バイオテク本誌の読者になっていただく必要があります。日経バイオテク本誌のお申し込みは、以下からお願いします。
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                     日経バイオテク編集長 橋本宗明
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東大総長も懇談会で言及した
天然のウナギ卵のリポート、
BTJジャーナル2011年2月号に掲載
BTJジャーナル」のダウンロードはこちらから
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/
アカデミア向けの有料サービス「BTJアカデミック」はこちらから
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/senmonn/btj_aca.jsp
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 BTJジャーナル2011年2月号を先月末の2月25日に発行・公開しました。BTJジャーナルは、全文を無料でお読みいただけます。ご一読ください。
 最新号(2011年2月号)のダウンロードはこちらから。
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/index.html#btjj1102
 青コーナー「リポート」は、天然のウナギ卵31粒を採集して「海山仮説」や「新月仮説」を検証した塚本勝巳・東京大学大気海洋研究所教授らの論文発表の記者会見の話題を取り上げました。水産総合研究センターの中央水産研究所や養殖研究所と共同でウナギの完全養殖にまた一歩近づいた成果といえます。注目度は高く、会場からは報道関係者があふれていました。
 ぜひBTJジャーナル2011年2月号のP.12~13の記事をご一読ください。
 BTJジャーナルの誌面は、次のサイトでPDFファイルをダウンロードすると、全文をご覧いただけます。
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/
 ぜひご覧ください。
BTJ編集長 河田孝雄
※2011年2月号(第62号)のコンテンツを目次にて紹介します。
BTJジャーナル 2011年2月号(第62号)
●CONTENTS
最先端・次世代プログラム ウナギ卵と論文 日本国際賞
P.2 アカデミア・トピックス
最先端・次世代プログラム
最終面接の5カ月後に決定
P.12 リポート
世界初の天然ウナギ卵
Nature姉妹誌に論文発表
P.16 キャリア
日本国際賞はIL6の岸本氏ら
P.17 BTJアカデミック・ランキング
最先端・次世代がTop4独占
P.21 奥付け