こんにちは。日経バイオテク編集長の橋本宗明です。
 年末を控えて、編集部内でのさまざまな業務の担当の見直しを進めています。その一環で、nature誌やscience誌などの学術誌のチェックを、当面私が担当することになりました。
 先週は、生存にリンを必要としない微生物に関する話題がScience誌に掲載され、テレビや新聞でも大きく取り上げられましたが、学術誌には科学的に興味深い論文が多数掲載されています。
NASA、Arizona State University、リンの代わりにヒ素を使って生体の恒常性を維持できる極限微生物を発見
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/5465/
 その中から、創薬や診断薬、機能性食品などの開発、バイオマスの活用など、事業化の視点で引っかかってくるものを選んで、日経バイオテク・オンラインで紹介していきたいと考えていますが、これがなかなか難しいものです。どの論文もそれなりに魅力的で、取捨選択を迷ってしまいます。スタッフのキャパシティーとも相談しながら、これは、というものを紹介して行きたいと考えていますので、よろしくお願いします。
 ところで、学術誌をチェックしていると、海外に留学している日本人研究者がファーストオーサーになっている論文が結構あることに気付きます。国内の大学や公的研究機関に所属する研究者の研究が一流学術誌に掲載されると、最近は大学や公的研究機関の広報体制も充実してきているので、プレスリリースが発表され、多くの人たちの知るところになりますが、海外の大学や研究機関に所属する研究者の発表が報道されることはそう多くはありません。一方で、海外に出て行く日本人研究者が少なくなったといわれますが、海外でしっかり活躍している日本人研究者もいるというわけですので、そういう研究者の論文にも光を当てて行きたいと考えています。
米国立衛生学研究所などのグループ、ぜんそくモデルマウスで転写因子Id3のTreg細胞、Th17細胞の分化制御機構を解明
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/5527/
UCLAの日本人若手研究者ら、ナトリウム/ガラクトース共輸送トランスポーターの輸送メカニズム解析
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/5478/
 ところで、本日もそうですが、日経バイオテク・オンラインの右側の「昨日のランキング」のところに、「人材募集」の記事が載ることがたまにあります。
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/index.jsp
 「人材募集広告に勝る面白い記事が少ないせいだ」とお叱りを受けそうですが、一方で我々のサイトが研究者たちのジョブサーチの場として利用されていることを強く認識します。人材募集記事をチェックしたい人に向けては、人材募集記事だけを抜き出したテーマサイトも用意しています。大学や公的研究機関に所属する研究者個人による人材募集は無料掲載、企業および大学・公的研究機関による人材募集は有料となっていますが、優秀な人材を確保したい研究者や企業の方々には、より積極的にご活用いただければと思います。また、研究者の方々にはバイオ分野のジョブサーチのサイトとしてご活用いただきますようお願いします。
http://biotech.nikkeibp.co.jp/senmonn/jinzai.jsp?jreq=spnews&spid=25&sppage=1
 最後にもう1つ宣伝ですが、編集部で総力を挙げて編集・制作した日経バイオ年鑑2011が、2010年12月10日に発行されます。内容の一部は先週のこのメールマガジンの中で紹介しましたが、抗体医薬の普及などによって日本のバイオ市場は着実に拡大しています。政府のグリーン・イノベーション、バイオ・イノベーションによる成長戦略の下、バイオ産業は今後も着実に市場を拡大していくものと期待されます。ぜひともこの機会に、バイオ産業の全体像を俯瞰してまとめた日経バイオ年鑑を手にとっていただき、さまざまな分野の動向を確認していただければと思います。
 日経バイオ年鑑は、2010年12月9日までなら予約特価でご購入いただけます。お申し込みは下のリンクからお願いします。
http://bio.nikkeibp.co.jp/bio/book/03.html
 日経バイオテク・オンラインの記事全文をお読みいただくには、日経バイオテク本誌の読者になっていただく必要があります。日経バイオテク本誌のお申し込みは、以下からお願いします。
http://bio.nikkeibp.co.jp/bio/index.html
                     日経バイオテク編集長 橋本宗明
 ご意見があれば以下のフォームからお願いします。いただいたご意見を次回以降のBTJメールの中で、匿名で紹介させていただく可能性があることをご了解ください(紹介されたくない場合はその旨を明記しておいてください)。
 
https://bpcgi.nikkeibp.co.jp/form-cgi/formhtml.cgi?form=ask_pass4/index.html
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米飯と糖尿病リスク、ポリフェノールとアンチエイジング
このほど公開の「BTJジャーナル」2010年11月号に掲載
BTJジャーナル」のダウンロードはこちらから
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/
アカデミア向けの有料サービス「BTJアカデミック」はこちらから
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/senmonn/btj_aca.jsp
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 BTJジャーナル2010年11月号を先月末(11月25日)に発行・公開しました。
 “青”コーナー「リポート」は、食品のエビデンス論文を特集しました。食品が本来持つ機能性は薬事法や健康増進法等の規制により研究成果は商品回りで表示できません。エビデンス度が高いコホート研究や無作為介入試験の新しい論文発表の成果をまとめました。多目的コホートでは日本の女性で米飯が糖尿病のリスク要因との結果が出ました。ライチ由来のポリフェノールや赤ワインのポリフェノールでは新たな健康エビデンスの成果が論文発表されました。
BTJジャーナル2010年11月号のダウンロードはこちらから
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/index.html#btjj1011
 以下にBTJ/日経バイオテク・オンラインの関連報道記事一覧を示します。BTJジャーナル2010年11月号の記事は以下の記事の一部を元にまとめました。
※BTJ/日経バイオテク・オンラインの関連記事リスト
米飯摂取は日本女性の糖尿病リスクを高める、国立がん研セがJPHCコホート成果を発表
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/5067/
オリゴノールの論文2報、インフルエンザウイルスの感染・増殖を抑制し、糖尿病の脂質代謝異常と腎機能を改善する
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/4972/
レスベラトロールはIGF-1を介して認知機能を維持、名市大の岡嶋研二教授らの研究をメルシャンが支援
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/4998/
第14回トレハロースシンポジウムに300人、たんぱく質凝集抑制を九大と広大が発表
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/4973/
みつばち健康科学研究所のHPを山田養蜂場がリニューアル、文献DBに論文約3000報を集約、年度内に予防医学も
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/5239/
■なお、上記の「BTJ/日経バイオテク・オンライン」の記事は全文を、リンク記事も含め全部ご覧いただくには「日経バイオテクオンライン」への申し込みが必要です。申し込みはこちらから。
http://bio.nikkeibp.co.jp/bio/
 BTJジャーナルの誌面は、次のサイトでPDFファイルをダウンロードすると、全文をご覧いただけます。
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/
 ぜひお楽しみください。
                          BTJ編集長 河田孝雄
※2010年11月号(第59号)のコンテンツを目次にて紹介します。
BTJジャーナル 2010年11月号(第59号)
●CONTENTS
がんワクチン 食品エビデンス論文 文化勲章・文化功労者
P.2 アカデミア・トピックス
がんワクチン報道で記者会見
臨床研究はCSTPでC判定に
P.4 リポート
食品の健康エビデンスが
国際ジャーナルに相次ぎ掲載
P.8 キャリア
文化勲章と文化功労者
P.9 BTJアカデミック・ランキング
がんワクチンはC判定がトップ
P.10 奥付け