毎月第1金曜日と第3金曜日、第5金曜日のバイオテクノロジージャパン(BTJ)メールで編集部原稿を担当しておりますBTJ編集長の河田孝雄です。
 たびたび話題にして恐縮ですが、「日経バイオ年鑑2011」の編集・校正作業が今週の前半で一段落しました。
 昨日は茨城県稲敷郡にあるタキイ種苗の茨城研究農場に訪れて、同社が新たに展開を始める「ファイトリッチ」などの詳しい説明をうかがいました。野菜の育種でも、DNAマーカー育種を活用していることがよく分かりました。
※BTJ/日経バイオテクの記事
タキイ種苗が機能性野菜「ファイトリッチ」を商標出願、従来の野菜より栄養価が高い品種をシリーズ化
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/5141/
 タキイ種苗は175周年という長い歴史を持つ京都の会社です。ヤクルト本社が75周年で、1日の販売本数3000万本を2010年6月に達成したのですが、175年はさらに2倍以上の歴史ということになります。
ヤクルト、2011年3月期中間決算で連結純利益は5月予想の1.5倍に、2010年9月の1日販売本数は2990万本
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/5068/
 タキイの茨城研究農場がある茨城県稲敷郡は、その名の通りなのですが、広大な田んぼがあり、さぞかしコメの低コスト生産が可能なのでは、と思いましたが、その中にポツポツとススキなどが繁茂している区画が目立ちました。減反政策の影響ではと思います。
  環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への参加がこのところ大きな話題ですが、食料安全保障の観点からも日本の農業をいかに継続できるようにしていくか、が大きな課題であり、その中でもコメが最大の焦点です。
 昨日木曜日は都内で、コメの消費拡大が主目的である「食育健康サミット2010」が、東京・文京の日本医師会館大講堂で開かれました。日本医師会と米穀安定供給確保支援機構が共催して、農林水産省や各都県の医師会などが後援した催しです。
 このサミットの直前の先週末には、米飯摂取は日本女性の糖尿病リスクを高めるという日本におけるコホート研究の成果が論文発表になりました。
米飯摂取は日本女性の糖尿病リスクを高める、国立がん研セがJPHCコホート成果を発表
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/5067/
 昨日はボジョレーヌーボーの解禁日でしたが、赤ワインに多いポリフェノール成分であるレスベラトロールの研究は注目を集めています。
レスベラトロールはIGF-1を介して認知機能を維持、名市大の岡嶋研二教授らの研究をメルシャンが支援
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/4998/
 今日11月19日は、北里大学の白金キャンパスで開催されている日本乳酸菌学会の20周年記念シンポジウムに参加しております。明日まで2日間の開催で、予約だけで250人ほどの参加が見込まれています。追って記事まとめて参ります。
 メール原稿の締切時間になりました。ここ2週間では上記の記事のほかに、味の素の研究開発体制と甘味料事業、林原のトレハロース、アミノアップ化学のオリゴノールの記事をまとめました。
「大くくりの組織にしてR&Dの総力を結集」、味の素の研究開発を統括する三輪取締役が10月新体制の狙いを解説
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/5037/
味の素の甘味料事業構造改革、アスパルテームはバイオ技術を2012年に導入して環境負荷削減
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/5036/
第14回トレハロースシンポジウムに300人、たんぱく質凝集抑制を九大と広大が発表
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/4973/
オリゴノールの論文2報、インフルエンザウイルスの感染・増殖を抑制し、糖尿病の脂質代謝異常と腎機能を改善する
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/4972/
 最後に、先月末に発行・公開したBTJジャーナル2010年10月号を紹介します。2つに分かれた権威ある世界大学ランキングや、来場者数7%増のBioJapan2010、オーストリアIMBAの研究環境などの話題をとりあげました。
BTJジャーナル2010年10月号のダウンロードはこちらから
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/index.html#btjj1010
 内容を目次で紹介します。
BTJジャーナル 2010年10月号(第58号)
●CONTENTS
世界大学ランキング
BioJapan2010
オーストリアIMBA
P.2 アカデミア・トピックス
権威ある世界大学ランキング
2つに分かれて順位に差異
P.6 リポート
BioJapan2010に2万5000人超
25カ国から最新バイオが集結
P.10 キャリア
オーストリアIMBAの望月一史氏
自分で実験できる研究環境を重視
P.11 BTJアカデミック・ランキング
がん治療ワクチン報道がトップ
P.13 広告索引