こんにちは。日経バイオテク編集長の橋本宗明です。
 先週のメールマガジンで、欧米でのインフルエンザワクチンの接種用量について、「3歳未満は1.25mL/回、3歳以上は0.5mL/回」と書きましたが、「3歳未満は0.25mL/回、3歳以上は0.5mL/回」の誤りでした。おわびして訂正します。
 さて、3月期決算企業の決算発表が本格化しています。本誌コラムニストの伊藤勝彦さんを中心に取材チームを設け、手分けして取材をしているところです。製薬企業では、2010年問題に直面している武田薬品工業やアステラス製薬が減収減益となる一方塩野義製薬、大日本住友製薬、田辺三菱製薬などは海外展開を積極的に進めており、今後の成長が期待されるところです。日本の製薬業界は、今この時点でグローバル展開に踏み出しているところと、そうでないところで、将来の姿が大きく変わっていることでしょう。どの企業がどういう形で生き残っていくのか。ブロックバスターモデルが終焉したといわれる中で、事業モデルの再構築にいち早く成功した企業が勝ち残りの切符を手にできるのだと思います。
塩野義製薬の中間決算、米国事業の特損で純利益は4割減益、買収した米Sciele Pharma社に対して拠点廃止と300名超の人員削減を実施
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/4934/
田辺三菱製薬の中間決算は業務停止処分の影響を跳ね返し増収増益に、新たな抗リウマチ薬候補のフェーズIIを開始
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/4873/
第一三共の中間決算はRanbaxy Laboratories社の寄与で増収増益、国内では塩酸メマンチンを含む大型品を承認申請へ
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/4869/
アステラス製薬の中間決算は減収減益、YM178は新たな試験実施を決定、欧米の申請時期遅れる
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/4813/
持田製薬の中間決算は減収減益、海外トップの抗うつ剤「MLD-55」を国内申請
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/4771/
武田薬品の中間決算、2010年問題が本格的に始まり減収減益に、パイプラインには問題点も浮上
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/4770/
大日本住友製薬の中間決算は買収効果で増収減益、ブロックバスター候補品「Latuda」が米国で承認
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/4732/
エーザイ、中間決算で過去最高の営業利益、注目点は「アリセプト」の新製剤の進ちょくと抗がん剤「Halaven」の承認
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/4669/
 また、グローバル展開の可否が企業の将来像を左右するという点では、診断薬などの企業でも同様です。各分野でそれぞれ事業基盤を確立した企業は、成長性を求めてグローバル展開を積極化しつつあるようです。
シスメックスの中間決算は増収増益、世界初の全自動尿統合分析装置を12月から発売開始
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/4933/
みらかホールディングス、富士レビオ、買収したベルギーのバイオ企業を診断薬企業に転換
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/4932/
 一方で、バイオベンチャー企業の決算発表も始まりました。好不調は、各企業の事業内容によって異なるようですが、タカラバイオや医学生物学研究所のような、基礎研究に関する機器や試薬を扱う企業の話を聞く限り、研究費の執行が後ろにずれる傾向はあるものの、国内市場自体は横ばいに近い数字で推移しているようです。国内の市場が横ばいとなる中、海外で事業展開をできる企業が成長を継続できるという構図は、業種を問わず共通しているのかもしれません。昨日、タカラバイオの決算説明会を取材してきましたので、後ほど日経バイオテク・オンラインに記事を執筆する予定です。
 日経バイオ年鑑の編集作業が立て込んでおり、本日はこの辺で失礼します。
 先般より案内させていただいている11月24日開催のBTJプロフェッショナルセミナー「ゲノムバイオマーカーが変える医薬品R&D」は、まだ残席がありますのでお急ぎお申し込みください。詳細は以下のサイトをご覧ください。
http://bio.nikkeibp.co.jp/bio/seminar/101124/
 日経バイオテク・オンラインの記事全文をお読みいただくには、日経バイオテク本誌の読者になっていただく必要があります。日経バイオテク本誌のお申し込みは、以下からお願いします。
http://bio.nikkeibp.co.jp/bio/index.html
                     日経バイオテク編集長 橋本宗明
 ご意見があれば以下のフォームからお願いします。いただいたご意見を次回以降のBTJメールの中で、匿名で紹介させていただく可能性があることをご了解ください(紹介されたくない場合はその旨を明記しておいてください)。
 
https://bpcgi.nikkeibp.co.jp/form-cgi/formhtml.cgi?form=ask_pass4/index.html
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ライフサイエンス分野の世界大学ランキングは東大が30位、京大が35位
先月末に発行・公開の「BTJジャーナル」2010年10月号に掲載
BTJジャーナル」のダウンロードはこちらから
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/
アカデミア向けの有料サービス「BTJアカデミック」はこちらから
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/senmonn/btj_aca.jsp
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 BTJジャーナル2010年10月号を先々週の月曜日(10月25日)に発行・公開しました。
 巻頭の“緑”コーナー「アカデミア・トピックス」は秋恒例の「世界大学ランキング」を特集しました。
 最も権威があるといわれてきた「THE-QS世界大学ランキング」は今年から2つに分かれ、評価方法の違いで順位の差異は大きくなりました。
 日本の大学は順位の低下が目立つ中で、名大、九大、筑波大、広大、医科歯科大がQS社ランキングで順位を上げました。THE誌のライフサイエンス分野は東大30位、京大35位となりました。
BTJジャーナル2010年10月号のダウンロードはこちらから
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/index.html#btjj1010
 以下にBTJ/日経バイオテク・オンラインの関連報道記事一覧を示します。この記事の一部を元に、今回の記事をまとめました。
※BTJ/日経バイオテク・オンラインの関連記事リスト
英THE誌「THE世界大学ランキング2010」のライフサイエンス分野トップ50に日本は2校、東大が30位で京大が35位
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/4397/
英THE誌の「THE世界大学ランキング2010」トップ200大学に日本は5校、東大26位で京大57位
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/3852/
英QS社「世界大学ランキング2010」に日本の33大学がランクイン、東大と京大が接戦、順位アップは名大、九大、筑波大、広大、医科歯科大
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/3851/
今年から2つに分かれた英国発の「世界大学ランキング2010」、2つとも日本の有力大学の順位低下が目立つ
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/3849/
続報、文科省の産学連携調査、大学ランキングのトップに北里大、東北大、自治医大、慶大、国際大
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/3164/
Times Higher Education誌、大学ランキングに新しい評価基準を導入
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/2648/
続報、日本の論文数は微増ほぼ横ばい、米Thomson Reuters社が「Global Research Report Japan」を発表
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/1909/
英QS社アジア大学ランキング2010、東大はシンガポールと香港に抜かれて5位に、阪大が京大の上位に、トップ200に日本勢は56校
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/0963/
■なお、上記の「BTJ/日経バイオテク・オンライン」の記事は全文を、リンク記事も含め全部ご覧いただくには「日経バイオテクオンライン」への申し込みが必要です。申し込みはこちらから。
http://bio.nikkeibp.co.jp/bio/
 BTJジャーナルの誌面は、次のサイトでPDFファイルをダウンロードすると、全文をご覧いただけます。
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/
 ぜひお楽しみください。
                          BTJ編集長 河田孝雄
※2010年10月号(第58号)のコンテンツを目次にて紹介します。
BTJジャーナル 2010年10月号(第58号)
●CONTENTS
世界大学ランキング BioJapan2010 オーストリアIMBA
P.2 アカデミア・トピックス
権威ある世界大学ランキング
2つに分かれて順位に差異
P.6 リポート
BioJapan2010に2万5000人超
25カ国から最新バイオが集結
P.10 キャリア
オーストリアIMBAの望月一史氏
自分で実験できる研究環境を重視
P.11 BTJアカデミック・ランキング
がん治療ワクチン報道がトップ
P.13 広告索引