こんにちは。日経バイオテク編集長の橋本です。
 名古屋で開催中の生物多様性条約第10回締約国会議COP10の取材に、日経バイオテクの契約ライターである長光大慈さんに行ってもらっています。COP10では、「生物の多様性の保全」、「生物資源の持続可能な利用」「遺伝資源の利用から生ずる利益の公正かつ衡平な配分」の3点で条約締結を目指した議論が行われていますが、この中でも我々が最も関心を持っているのは遺伝資源へのアクセスと利益配分(ABS)の問題です。
 抗インフルエンザ薬のタミフルが、八角を基に合成されていることが広く報じられていますが、もちろん、天然物を基に開発される医薬品は、それ以外にも数多くあります。漢方薬や機能性食品素材、試薬、バイオマスを含めて、さまざまな産業がABSの影響を受けるのは必至です。ということで、長光さんを取材に派遣したのですが、議論は難航しているようで、27日お昼の現時点ではまだ先が見えない状況のようです。
 今後も動きがあれば日経バイオテク・オンラインで続報していきますが、とりあえずは臨場感のあふれる以下の記事をお読みください。
 最難関の議題であるABSの交渉は時間との闘いか
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/4564/
「森林保全と気候変動に関する閣僚級会合」が共同議長サマリー、データベース化して活動を加速へ
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/4539/
「遺伝子資源へのアクセスと利益配分」の議論が大詰めのCOP10会場から
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/4529/
 さて、「産業革新機構がそろそろバイオへの投資案件を発表するそうですね」という話をBioJapanの前後に耳にして、その後、具体的な会社名もうわさで聞くのですが、今度はその話はなくなったといったうわさを聞き、なかなか確たる情報が手に入らない状況です。お役所が絡むと時間感覚が異なるのでやきもきさせられるのですが、恐らく近々何らかの発表がなされるのでしょう。ただ、鳴り物入りのバイオベンチャーへの支援が1年間も決断できなかったのか、意思決定の仕組みや、担当者の人選を含めて問題点を明確にし、変えるべき点は変えて、より産業界のニーズに応じた投資機関に変身していただきたいものです。
 先週のメールでもご案内した、11月24日開催の「ゲノムバイオマーカーが変える医薬品R&D」というBTJプロフェッショナルセミナーのセミナーですが、診断薬企業としては、キアゲンのステファン・ペレ社長に、海外事例を中心にコンパニオン診断薬開発の実例を講演いただけることになりました。また、最後のパネルディスカッションには講師に加え、JPDSC会長で、武田薬品工業で開発にかかわっておられる中岡一郎さんと、臨床検査会社のエスアールエルに所属し、個人遺伝情報取扱協議会の代表理事である堤正好さんにも議論に加わっていただけることになりました。ゲノムバイオマーカーの基礎研究から、医薬品開発への利用、コンパニオン診断薬の開発、さらには臨床利用までを視野に入れながら、課題と実用化をスピードアップする方策などについて議論できればと思います。
 まだお申し込みでない方はぜひともお急ぎお申し込みください。詳細は以下のサイトをご覧ください。
http://bio.nikkeibp.co.jp/bio/seminar/101124/
 本日はこの辺りで失礼します。
 日経バイオテク・オンラインの記事全文をお読みいただくには、日経バイオテク本誌の読者になっていただく必要があります。日経バイオテク本誌のお申し込みは、以下からお願いします。
http://bio.nikkeibp.co.jp/bio/index.html
                     日経バイオテク編集長 橋本宗明
 ご意見があれば以下のフォームからお願いします。いただいたご意見を次回以降のBTJメールの中で、匿名で紹介させていただく可能性があることをご了解ください(紹介されたくない場合はその旨を明記しておいてください)。
 
https://bpcgi.nikkeibp.co.jp/form-cgi/formhtml.cgi?form=ask_pass4/index.html
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2つに分かれて順位の違いが際立つ、権威ある「世界大学ランキング」
今週発行・公開の「BTJジャーナル」2010年10月号に掲載
BTJジャーナル」のダウンロードはこちらから
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/
アカデミア向けの有料サービス「BTJアカデミック」はこちらから
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/senmonn/btj_aca.jsp
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 BTJジャーナル2010年10月号を今週月曜日(10月25日)に発行・公開しました。
 巻頭の“緑”コーナー「アカデミア・トピックス」は秋恒例の「世界大学ランキング」を特集しました。最も権威があるといわれてきた「THE-QS世界大学ランキング」は今年から2つに分かれ、評価方法の違いで順位の差異は大きくなりました。日本の大学は順位の低下が目立つ中で、名大、九大、筑波大、広大、医科歯科大がQS社ランキングで順位を上げました。THE誌のライフサイエンス分野は東大30位、京大35位となりました。
BTJジャーナル2010年10月号のダウンロードはこちらから
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/index.html#btjj1010
 以下にBTJ/日経バイオテク・オンラインの関連報道記事一覧を示します。この記事の一部を元に、今回の記事をまとめました。
※BTJ/日経バイオテク・オンラインの関連記事リスト
英THE誌「THE世界大学ランキング2010」のライフサイエンス分野トップ50に日本は2校、東大が30位で京大が35位
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/4397/
英THE誌の「THE世界大学ランキング2010」トップ200大学に日本は5校、東大26位で京大57位
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/3852/
英QS社「世界大学ランキング2010」に日本の33大学がランクイン、東大と京大が接戦、順位アップは名大、九大、筑波大、広大、医科歯科大
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/3851/
今年から2つに分かれた英国発の「世界大学ランキング2010」、2つとも日本の有力大学の順位低下が目立つ
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/3849/
続報、文科省の産学連携調査、大学ランキングのトップに北里大、東北大、自治医大、慶大、国際大
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/3164/
Times Higher Education誌、大学ランキングに新しい評価基準を導入
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/2648/
続報、日本の論文数は微増ほぼ横ばい、米Thomson Reuters社が「Global Research Report Japan」を発表
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/1909/
英QS社アジア大学ランキング2010、東大はシンガポールと香港に抜かれて5位に、阪大が京大の上位に、トップ200に日本勢は56校
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/0963/
■なお、上記の「BTJ/日経バイオテク・オンライン」の記事は全文を、リンク記事も含め全部ご覧いただくには「日経バイオテクオンライン」への申し込みが必要です。申し込みはこちらから。
http://bio.nikkeibp.co.jp/bio/
 BTJジャーナルの誌面は、次のサイトでPDFファイルをダウンロードすると、全文をご覧いただけます。
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/
 ぜひお楽しみください。
                          BTJ編集長 河田孝雄
※2010年10月号(第58号)のコンテンツを目次にて紹介します。
BTJジャーナル 2010年10月号(第58号)
●CONTENTS
世界大学ランキング BioJapan2010 オーストリアIMBA
P.2 アカデミア・トピックス
権威ある世界大学ランキング
2つに分かれて順位に差異
P.6 リポート
BioJapan2010に2万5000人超
25カ国から最新バイオが集結
P.10 キャリア
オーストリアIMBAの望月一史氏
自分で実験できる研究環境を重視
P.11 BTJアカデミック・ランキング
がん治療ワクチン報道がトップ
P.13 広告索引