現在、大阪の千里ライフサイエンスセンターで開催される幹細胞の国際シンポジウムに参加するため、早朝ののぞみで大阪に向かっています。東京はまだ朝5時には暗く、冷え込んでいました。東海道沿線は快晴、光の強さに春を感じますが、鈴鹿山脈が白く冠雪しています。学生の頃、試験が終わると、その晩の夜行に飛び乗り、蔵王で暮らしたことを思い出します。雪の中にもわずかですが、春が忍び寄る気配があります。野生動物に時計が不要であるのは言うまでもないでしょう。
 先週の冷え込みをピークに、冬将軍が後退し、春の女神の裳裾の香りを嗅ぐことができるようになったと思います。畦道にへばり付きロゼッタを形成していた野の草の茎も空に向かって伸びる準備に入りました。
 皆さんも、不況に縮こまり、ひたすら経費削減で、デフレに拍車をかける緊急避難からもうそろそろ脱却しなくてはなりません。このまま縮み志向で身の回り安寧だけを求めていると、この国は皆で沈むだけです。
 新しい価値を創造し、我が国も長期にわたるデフレから脱却しなくてはなりません。世界は日本がデフレで経済が縮小した過去10年間も成長しており、彼我の差は大きくなるばかりです。多分近く、中国が我が国をGDPで上回ることは確実です。その先行指標となる国の研究開発投資で、2009年に中国が我が国を抜いたことは確実です。サブプライムショックの影響で、今まで命の綱としてどんな不況下でも縮小しなかった研究開発投資も、我が国の企業は縮小してしまいました。毎年「今年は中国に抜かれる」とオオカミ少年のような予測が、研究開発投資にはあり、毎年外れていました。企業の研究開発投資縮小で、2009年には確実に中国に追い抜かれたと私は思っております。
 
 中国政府は次の成長のために、重点振興産業として、「電子情報」「新医薬(バイオ医薬)」「生物技術」「自動車」「産業機械」を挙げています。ここで気になるのが、バイオ医薬と生物技術の2つもバイオ分野を選出している点です。昨年6月2日に中国政府が正式にバイオ産業振興策を発表、本格的にバイオ産業の振興に入りました。全国22か所にすでにバイオクラスターを立ち上げつつあります。北京オリンピック終了による不況対策で、北京市政府もバイオ産業の振興に動き出しました。
 中国政府のバイオ産業振興策の資料は入手しましたが、情けないことにこれが読めません。まだ、中国語は学習の途上で頼りになりません。誰か、ボランティアで翻訳してくれるとありがたい。A4版で5ページほど。 btj-ad@nikkeibp.co.jp までご連絡願います。
 隣人である中国の成長で、今まで日本語と英語に安住してきた、私たちの取材スキルも、中国語の読解力の練磨をせざるを得ない状況になってまいりました。この冬に中国語を今年は本格的にものにしないと、バイオ記者としての新たな春を迎えることもできないかも知れません。
 皆さんも、それぞれ春の準備を始める時であると思います。
 どうぞお元気で。
                
                Biotechnology Japan Webmaster 宮田 満
 
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2010-01-13    
BTJブログWmの憂鬱2010年01月13日、2010年度の政府予算案には、新しい風を吹かせたい新政権の努力が散見
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/7956/
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BTJブログWmの憂鬱2010年01月12日、世界一番の技術を持ちながら市場性を失うという企業行動を繰り返さないためにも、2010年は新生の年に
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若手・女性向けの「最先端・次世代研究開発支援プログラム」BTJジャーナル2009年12月号に特集記事を掲載
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 バイオ研究者のスキルアップやキャリアアップに役立てていただきたい月刊のPDFマガジン「BTJジャーナル」2009年12月号を先年末に発行・公開しました。
 今号では、若手・女性向けに500億円を配分する「最先端・次世代研究開発支援プログラム」の枠組みが決まった経緯などに関する記事を特集しました。巻頭の“緑”コーナー「アカデミア・トピックス」に掲載しています。是非ご一読ください。
 BTJジャーナルの誌面は、次のサイトでPDFファイルをダウンロードすると、全文をご覧いただけます。お楽しみいただければと思います。
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                          BTJ編集長 河田孝雄
※09年12月号(第48号)のコンテンツを紹介します。
P.2 アカデミア・トピックス
最先端研究開発支援プロ
新規「次世代」の要項決まる
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「事業仕分け」にアカデミアが相次ぎ意見・反論を表明
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