毎週金曜日のバイオテクノロジー(BTJ)メールで編集部原稿を担当しておりますBTJ編集長の河田孝雄です。
 明日土曜日(2009年12月12日)までパシフィコ横浜で開催されている第32回日本分子生物学会年会、多くの読者の皆さんが楽しんでいることかと思います。
 当方は昨日木曜日(12月11日)、若手教育シンポジウム「若手教育ランチョンセミナー2009─あなたのデータは大丈夫? 正しい知識があなたを救う!─(聴衆参加型レスポンスシステム導入)」の一部と、同じ会場(第2会場、301)で引き続き午後に開催されたワークショップ「ユビキチンによる多彩な細胞機能制御メカニズム」に参加しまして、立ち見であふれる会場の熱気を楽しみました。
 若手シンポジウムでは、参加者の意見をそのままリアルタイムで表示できるレスポンスシステムなるものを導入していました。いろいろな学会を取材してますが、このレスポンスシステムは初めて見まして、日本分子生物学会は先進的な取り組みをすると改めて感心した次第です。
 このレスポンスシステムには、恐らく300人を超えていた会場の参加者のうち110人ほどが参加していたようで、秒単位でカウントダウンされる中で、投票が進むのがリアルタイムで分かりまして、すごいシステムだと思いました。
 このランチョンセミナーでは、再現性がなかなか得られない実験ほど、新たな発見につながるという、パネリストの方々の発言が特に印象に残りました。
 午後のユビキチンのワークショップでは、いわゆるNSCというのでしょうか、著明なジャーナルの今年の論文がきらびやかに発表に出てきまして、この分野で日本の研究者がいかに世界に貢献しているのかを学びました。
※BTJ/日経バイオテクオンラインで報道した日本分子生物学会の記事リストです。
分子生物学会、事業仕分けの緊急フォーラムを開催、「言いっぱなし」ではない政策への関与が科学者に求められる
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/7440/
国立遺伝研の大久保教授が「共有と独占のバランス」と題してCBRC成果発表会で講演、質問で「蛋白質 核酸 酵素」の休刊も話題に
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/7381/
「デジタル時代のジレンマ 共有と秘匿のバランス」、日本分子生物学会で12月10日にフォーラム
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/7362/
 
日本分子生物学会、科学技術予算に関する緊急フォーラム「事業仕分けから日本の未来の科学を考える」を12月9日に開催
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/7361/
続報、会員総数7万2000人の基礎生物科学関連24学会が事業仕分け判定結果に要望書、本日午後に東大農学部で記者会見
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/7342/
バイオ・リジェネレーションズ、杏林大など、iPS細胞作製に必要な遺伝子の発現を羊膜幹細胞でも確認
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/6937/
■上記のBTJ記事は全文を、リンク記事も含め全部ご覧いただくには「日経バイオテクオンライン」への申し込みが必要です。申し込みはこちらから。
http://bio.nikkeibp.co.jp/bio/
 海外からの報道によりますと、米オバマ大統領が、昨年春に米NIHが義務化したオープンアクセスを改めて推進すると発表したとのこと、この波は確実に日本にも来ると、ライフサイエンスデータベース統合センターの先進的な取り組みに改めて期待する次第です。
 ここで、メール原稿の締め切り時間になりました。
 最後に、先月末に発行・公開したBTJジャーナル09年11月号の内容を、目次にて紹介させていただきます。ぜひお楽しみください。
「BTJジャーナル」09年11月号のダウンロードはこちらから
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/index.html#btjj0911
 こちらの記事はPDFファイルをダウンロードしていただくと全文をご覧いただけます。
                         BTJ編集長 河田孝雄
※09年11月号(第47号)の目次
P.2 アカデミア・トピックス
行政刷新会議が事業仕分け
理研など厳しい評価相次ぐ
P.5 リポート
日本食品科学工学会第56回大会
宇宙日本食と長寿食が話題に
P.11 キャリア
国際化進める日本生物物理学会
科研費や最先端プログラムも熱気
P.13 BTJアカデミック・ランキング
最先端プロと事業仕分けが人気
P.14 専門情報サイト「FoodScience」
食中毒対策とリスコミ
P.18 広告索引