BioJapan2009の開幕からもう1週間になります。中日の8日には台風18号に直撃され、首都圏の交通網はずたずたになったのですが、私が取材した朝10時過ぎ開始のファーマサミット「注目される医薬品新興国市場」は、ほぼ満入りとなっていました。
 ほかのセッションも概ね好評で、BioJapan全体での来場者数も08年を上回ったということです。ご参加くださった皆様の熱意に感謝申し上げます。
 BioJapan開催中にも社内で会議があったりして、横浜-東京間を行ったりきたりしてくたくたになりましたが、幾つか面白い取材ができました。その中で興味深かったのは、米Merck社のフォローオンバイオロジクス部門であるMerck BioVenturesのClyburn上級副社長の講演でした。ちょうど同じ日に来日していたスイスNovartis社グループのジェネリック部門であるSandoz社のJeff George最高経営責任者(CEO)にインタビューする機会があったのですが、2社の戦略には大きな違いがあります。ジェネリックメーカーとして、バイオ医薬品についても後発品(バイオシミラー)を手掛けることで、ジェネリックメーカーの中での存在感を高めようというSandoz社に対して、Merck BioVenturesは新薬に似たアプローチで特許切れ後のバイオ医薬市場を攻略しようと狙っています。詳細については、以下の記事をお読みください。
BioJapan2009、Merck BioVenturesのClyburn上級副社長、フォローオンバイオロジクスの戦略を説明
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/5979/
 また、Sandoz社のGeorgeCEOへのインタビューは、日経バイオテク本誌10月26日号に掲載する予定です。日経バイオテク・オンラインと合わせてお読みください。
 Merck BioVenturesの記事以外にも、当編集部を挙げて取材・執筆したBioJapan2009関連の記事を、既に日経バイオテク・オンラインに多数掲載しています。まだこれから何本か追加で投稿があるかもしれませんが、今のところ以下の記事を掲載しました。各記事から、バイオ産業の今の熱気を感じ取ってください。
BioJapan2009、山中教授がGairdner賞を受賞を記念してカナダの研究者と対談
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/5995/
Novozymes社がセルロース系エタノールの生産コストを「1L50円強」に抑制へ
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/5977/
BioJapan2009、京都大学山中伸弥教授「iPS細胞の主要課題はエピジェネティクスへ」
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/5976/
BioJapan2009、オンコセラピーの膵臓がんフェーズII/III、年内にも患者登録終了の可能性
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/5981/
BioJapan2009、Novartis社、ReinhardtCOO、新製品開発力で他社を上回る秘密を語る
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/5978/
BioJapan2009、米Acucela社の窪田CEO、「アライアンスが成功するかは経営哲学、企業文化の一致が必要」
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/5975/
BioJapan2009、本庶佑・総合科学技術会議議員、「国家戦略局が科学技術予算の大枠を示すべき」と提案
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/5948/
BioJapan2009、NEDO、ロボット技術やペットの治療から日本発の医療機器開発へ
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/5937/
BioJapan2009、スパイバー「クモの糸」商用化に道筋
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/5945/
BioJapan2009、三井化学がD-乳酸の量産化に向けて検討本格化
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/5946/
BioJapan2009、東レの膜で発酵速度が5倍に
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/5947/
BioJapan2009、「ドラッグラグよりデバイスラグの方が深刻」と国際福祉大の阿曽沼教授
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/5940/
BioJapan2009開幕、バイオ市場成長に強い期待
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/5921/
BioJapan2009基調講演、総合科学技術会議の本庶佑議員らが登壇
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/5922/
BioJapan2009、「メガトレンドに目を凝らす」、DuPont社James C. Borel首席副社長
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/5911/
BioJapan2009、高橋経産大臣政務官が次世代産業育成の省内研究会でバイオを取り上げたと発言、バイオ重視強調
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/5920/
 日経バイオテク・オンラインをお読みいただくには、日経バイオテク本誌をご購読いただく必要があります。ご購読の申し込みは下のURLからお願いします。
http://bio.nikkeibp.co.jp/bio/index.html
 毎年発行している日経バイオ年鑑の編集作業が佳境を迎えて、時間が幾らあっても足りないような状態です。本日は短めですが、このあたりで失礼します。
                     日経バイオテク編集長 橋本宗明
 ご意見があれば以下のフォームからお願いします。いただいたご意見を次回以降のBTJメールの中で、匿名で紹介させていただく可能性があることをご了解ください(紹介されたくない場合はその旨を明記しておいてください)。
 
https://bpcgi.nikkeibp.co.jp/form-cgi/formhtml.cgi?form=ask_pass4/index.html
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更新後に不都合な記録は削除される官庁のHP、
なので記録することにも意義がある。
最先端2700億円プログラムを大特集
BTJジャーナル09年9月号に9ページ掲載
「BTJジャーナル」のダウンロードはこちらから
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/
アカデミア向けのスペシャルサービス「BTJアカデミック」はこちらから
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/senmonn/btj_aca.jsp
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 バイオ研究者のスキルアップやキャリアアップに役立てていただきたい月刊のPDFマガジン「BTJジャーナル」09年9月号を先月末に発行・公開しました。
 巻頭の緑コーナー「アカデミア・トピックス」は、直近の2~3カ月ほど読者アクセスの多かったオンライン記事を、テーマ毎に編集してお届けしています。
 今号(09年9月号)では、09年9月4日に選定結果が発表された最先端研究開発支援プログラムを特集しました。09年度補正予算で2700億円の基金を用意し、日本のトップ科学者30人に配るというこのプログラムが大きな注目を浴びています。
 9月14日には最終選定で落選した30件の不採択理由なども公開になりました。民主党新政権・鳩山内閣の誕生で予算の見直しも進められ、プログラムを実行に移すスケジュールも遅れています。
 2700億円を2000億円に減額して当選の30人に配分するのは1000億円という議論が進んでいます。
 今回の特集記事は、以下の一連のBTJ報道の注目記事をもとに、9ページにまとめました。ぜひご覧ください。
 09年10月13日開催の消費者委員会でも官庁からの答弁で話が出ていましたが、官庁のHPは、更新すると過去のデータは消えることがままあります。
 ぜひ政府・官庁の取り組みの記録をとくとご覧ください。
※BTJに掲載した2700億円プログラム関連の日経バイオテク・オンライン記事
2700億円プログラムの最終段階で落選した30件の不採択理由が公開に
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/5409/
スーパー特区の一部代表者が交代へ、最先端プログラム採択の影響
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/5369/

IgEの発見者が語る、最先端研究開発支援プログラムの問題点
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/5189/
総額2700億円の最先端研究開発支援プログラム、次の焦点は助成金額と研究支援担当機関の決定
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/5148/
続報、最先端研究開発支援プログラム、バイオ分野は慶応大学・岡野教授、京大・山中教授など11人を選定
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/5145/
続報、内閣府、9月4日に最先端研究開発支援プログラム選考結果発表を断行、2700億円の行方は?
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/5077/
続報、政権交代、バイオプロジェクトにも既に影響、2700億円プロジェクトの選考発表がずれ込む、有力議員落選も影響か
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/5025/
 BTJジャーナルの誌面は、次のサイトでPDFファイルをダウンロードすると、全文をご覧いただけます。
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/
 ぜひお楽しみください。
                          BTJ編集長 河田孝雄
※09年9月号(第45号)のコンテンツを目次で紹介します。
P.2 アカデミア・トピックス
90億円×30人の最先端プロ
選定過程などに意見相次ぐ
P.11 リポート
日本脂質栄養学会第18回大会
日本油化学会第48回年会
P.13 キャリア
JSTさきがけ新規採択が決定
初の「大挑戦型」は11件
P.14 BTJアカデミック・ランキング
2700億円プロと新政権がTop10をほぼ独占
P.15 専門情報サイト「FoodScience」
最新トピックス
P.16 バックナンバー目次