毎週金曜日のバイオテクノロジー(BTJ)メールで編集部原稿を担当しておりますBTJ編集長の河田孝雄です。
 まずは、来週水曜日から金曜日の「BioJapan 2009 World Business Forum」のご案内から。「バイオ再生元年 新たな飛翔をはじめたバイオ産業」をテーマにパシフィコ横浜で開催します。ぜひ横浜まで足をお運びください。
http://expo.nikkeibp.co.jp/biojapan/index.html
 さて今週は、鳩山新政権の誕生と政策と関連する話題を中心にとりあげます。来週は注目のノーベル賞発表ウィーク。昨年の日本人のノーベル賞受賞ラッシュに続いて、今年も日本人の研究者が選ばれるか注目です。ノーベル賞とも関係が深い最先端2700億円プログラム、9月4日に30人が発表されましたが、鳩山新政権下でどのように実行されるのか、話題は尽きません。
 「2700億円プログラムと鳩山新政権」を特集した「BTJジャーナル」09年9月号は、先週金曜日(09年9月25日)夜に発行・公開しまして、すでに多くの方にお読みいただいております。
「BTJジャーナル」09年9月号のダウンロードはこちらから
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/index.html#btjj0909
 花王の食用油製品「エコナ」をめぐって、福島瑞穂少子化・消費者担当大臣と消費者庁の動きも気になりますが、政策決定には当然のことながら、世論というか、一般市民の動向が重要になります。
 一昨日の水曜日(09年9月30日)に都内で開かれた「第17回 脳の世紀シンポジウム」は、700人の会場が予約参加登録で打ち止めとなるほど、大人気でした。注目のプロ棋士である羽生善治・名人(王座・棋聖・王将)の特別講演が、多くの方の関心を引きました。
※羽生名人関連のBTJ記事
将棋の読みでは小脳が大きな役割、理研BSIがプロ棋士の協力を得ている直感思考解明の成果を披露
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/5739/
羽生名人の脳活動計測では「ほかのプロ棋士では見られない活動領域がとらえられた」理研が「RIKEN NEWS」の特集で紹介
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/5266/
9月30日の「脳の世紀」シンポ、羽生善治・将棋棋士が「脳の可能性」を特別講演
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/5146/
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http://bio.nikkeibp.co.jp/bio/
 一般市民の関心が高いキーパーソンの理解をどのように深めていくかは、とても大切と思います。この脳のシンポジウムでは、ジャーナリストの立花隆さんの脳関連の著書も、数冊が展示販売になっていましたが、その立花さんは、直近の日曜日(09年9月27日)に、やはり都内で一般市民向けに特別講演を行いました。
 こちらは日本人類遺伝学会第54回大会が主催した市民公開講座でした。参加者が少なめだったのが残念ですが、やはり説得力のある講演で、11月にNHKで放映されるという番組も、一般市民に大きな影響を与えそうです。
※立花隆さん関連のBTJ記事
「がんゲノム研究の衝撃」と題して立花隆氏が市民公開講座で講演、「日本は奇妙な予算捻出の仕方で参加している」
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/5745/
日本人類遺伝学会第54回大会に1000人強が参加、同大会主催の市民公開講座には立花隆氏が登壇
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/5640/
 JST(科学技術振興機構)の大型研究費案件である戦略的創造研究推進事業のうち、ERATO型研究の新規採択結果が10月1日に発表になり、CRESTが9月17日に発表になりました。採択理由などの発表資料を見ると、先の2700億円プログラムの発表資料に比べてはるかに充実した内容です。タックスペイヤーに対する説明責任も、世論への働きかけと相まって大切な課題といえます。
 メール原稿の締め切り時間になりました。今日金曜日(10月2日)の午後は、横浜の理化学研究所で、今週届いたばかりの米Helicos BioScience社のDNAシーケンサー「Heliscope」を見れる予定です。
 最後に、ここ1カ月ほど報道してきた懸案のエコナの記事リストを掲載します。
※BTJのエコナ関連の記事
厚労省が「高濃度にジアシルグリセロール(DAG)を含む食用油等に関するQ&A」を公開、海外での対応も記載
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/5721/
消費者庁、10月1日にエコナ関連の担当課長会議を開催、「食品SOS対応プロジェクト」で1週間めどに対応方針取りまとめ
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/5678/
主婦連など、緊急集会「エコナの安全性を問う会」を9月25日開催
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/5572/
食品安全委員会が「高濃度にDAGを含む食用油等に関連する情報(第2報:Q&A)」を公開、「緊急に対応しなければならないほどの毒性所見は得られていない」
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/5571/
エコナ使用製品の販売中止をユーザー企業2社が相次ぎ発表、さとの雪食品は9月16日、はごろもフーズは17日
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/5466/
続報、エコナ商品の撤去だけではない、総菜売り場でエコナを使用していたスーパーは9月16日夕方からキャノーラ油に変更
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/5431/
続報、年200億円規模のエコナ関連製品を花王が一時販売自粛、「ヘルスラボ ドッグフード」13品も
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/5430/
いため専用トクホ油を8月末に発売した花王、「ホスファチジン酸を添加したDAGの炒め調理機能」を日本油化学会で発表
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/5400/
主婦連がトクホ油「エコナ」の一時販売停止などを、厚労省、食品安全委員会、消費者庁や花王に要望
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/5377/
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 最後に、先週末に発行・公開した「BTJジャーナル」09年9月号(第45号)のコンテンツを目次にて紹介します。こちらの記事は全文を無料でご覧いただけます。
                         BTJ編集長 河田孝雄
※09年9月号(第45号)の目次
P.2 アカデミア・トピックス
90億円×30人の最先端プロ
選定過程などに意見相次ぐ
P.11 リポート
日本脂質栄養学会第18回大会
日本油化学会第48回年会
P.13 キャリア
JSTさきがけ新規採択が決定
初の「大挑戦型」は11件
P.14 BTJアカデミック・ランキング
2700億円プロと新政権がTop10をほぼ独占
P.15 専門情報サイト「FoodScience」
最新トピックス
P.16 バックナンバー目次