毎週金曜日のバイオテクノロジー(BTJ)メールで編集部原稿を担当しておりますBTJ編集長の河田孝雄です。
 今週から来週にかけては、来週木曜日(09年6月25日)に発行・公開する「BTJジャーナル」09念6月号の編集作業を進めており、第3回日本エピジェネティクス研究会年会や、NISTEP(文部科学省・科学技術政策研究所)のリポートなどを掲載する予定です。PubMed論文に占めるエピジェネティクス関連論文の比率が年々増えており、1%に迫っているという、国立がんセンター発がん研究部の牛島俊和部長らが分析・作図なさったグラフもBTJジャーナル誌面に掲載します。牛島さんは日本エピジェネティクス研究会の幹事/広報委員会委員長もお務めです。
 さて今週のお勧めですが、1週間前のメールでもお伝えしたように、先週金曜日(09年6月12日)は、夕方からは利根川進・米MIT教授がセンター長に就任なさった理化学研究所脳科学総合研究センター(BSI)の記者懇談会に参加してきました。46年ほど海外で研究活動をなさっている利根川さんは、日本で勤務する(雇用される)のは09年4月にセンター長に就任した理研BSIが初めてとのことです。
 利根川さんの記事は順次とりまとめています。6月19日(金)昼時点で、報道している関連記事は以下の3本です。
※BTJ記事
「いい機会なので日本の科学技術行政の問題点を少し話したい」、利根川進・理研BSIセンター長が最後の5分にコメント
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/3287/
6月23日に科学技術・学術審議会の脳科学研究答申へ、米17%、英19%に比べ日本はわずか7%
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/3278/
利根川進氏がセンター長に就任した理研BSI、研究室主宰者58人のうち11人に終身在職権
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/3239/
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http://bio.nikkeibp.co.jp/bio/
 記事アクセス数を分析すると、利根川さん関連の記事は、BTJ読者の方々の関心が高いようなので、BTJジャーナル09年6月号にも掲載する方向でただいま検討しています。
 さて今週、もう1つお勧めの話題は、“世界で最も信頼される”といわれる世界大学ランキングを作成しているQS社が、5月に発表したアジア大学ランキングの記事です。来週水曜日(6月24日)に、文部科学省(国立大学法人支援課国立大学法人強化委員会室)が開催する「国立大学法人評価委員会(第29回)」では、中期目標期間評価結果が確定するようです。こちらも追って報道します。
※BTJ記事
QSアジア大学ランキングで東大は香港勢2校に次いで3位、アジアTop100に日本勢は33校
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/3260/
 「アジア」ランキングでは香港勢が1位、2位、4位を占めました。「世界」ランキングでは東京大学と京都大学の2校が、香港勢3校より上位でしたが、東大は2校に、京大は3校に逆転されました。
 日本の大学について「アジア」で「世界」に比べて相対的な順位が入れ替わった主な例としては、名古屋大学と東北大学、筑波大学と北海道大学、慶應義塾大学と早稲田大学、などがります。前者の大学は後者の大学に比べ「世界」では下位だったが、「アジア」では上位になりました。評価軸によって順位が変わる。当たり前のことですが、「しかるべき客観的評価法とは」は当方にとって今年の重点テーマです。
 このアジア大学ランキングの詳しい説明は、評価法を開発したQS社の当事者自らが、東京でなさいました。昨年秋に発表された「世界の大学ランキング」の書籍(価格は、19.99ポンド、29.99ドル、19.50ユーロ)を改めて見まして、日本の大学に関して以下のランキングを新たに確認しました。
 「Biomedicine」のランキングでは、東京大学(世界15位)、京都大学(24位)、大阪大学(36位)の3校がトップ100にランクインしました。これは、BTJジャーナル08年10月号に掲載したので、ご関心があればご確認ください。
 今回は書籍で「Science」と「Technology」の順位も見てみました。
 「Science」のランキングは、東京大学(世界10位)、京都大学(13位)、大阪大学(40位)、東京工業大学(57位)、東北大学(68位)となってます。
 「Technology」のランキングは、東京大学(世界9位)、東京工業大学(21位)、京都大学(22位)、大阪大学(49位)、東北大学(98位)です。
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 メール原稿の締め切り時間が来ましたので、今日はこの辺で失礼します。
 ここ1週間では以下の記事も報道しています。ご参考になれば幸いです。今週は、花王の尾崎社長と、サンスターの濱田社長にお会いしました。
※BTJ記事
かつてフィリピン研究所でココヤシ開発の花王が植物・バイオマス研究棟建設、エコテクノロジーリサーチセンター3棟に160億円
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/3258/
荏原実業とバイオジェニック、微細藻類の研究開発で日本水産と業務提携
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/3250/
がん患者のQOLを向上する口腔ケア製品をサンスターが6月24日販売開始、林原のマルトシルトレハロース素材を配合
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/3235/
 最後に「BTJジャーナル」09年5月号(第41号)のコンテンツを目次にて紹介します。こちらのコンテンツは全文を無料でご覧いただけますので、ぜひお楽しみください。
                         BTJ編集長 河田孝雄
P.2 アカデミア・トピックス
09年補正予算で科学技術バブル
文科省は基金で90億円×30課題
P.5 リポート
分子生物学会春季シンポジウム
宮崎シーガイアから黎明の曙光
P.10 キャリア
科学技術分野文部科学大臣表彰
若手科学者賞のバイオ系24人
P.13 コミュニティ
インフルエンザ研究者交流の会
P.14 BTJアカデミック・ランキング
補正予算関連記事が上位に

P.15 専門情報サイト「FoodScience」
文科省の「給食基準」通達

P.19 広告索引
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