皆さん、連休は堪能なさいましたか?
 東京はいきなり夏になってしまったかの如くです。
 おかげさまで、お申し込み殺到です。
 6月19日に東京で開催するBTJプロフェッショナルセミナーの受付を開始いたしました。経産省、文科省、厚労省の担当課長もパネルに出席いただくことが決まりました。
 次世代シーケンサーは、間違いなく次のバイオのプラットフォームとなる重要技術ですので、これを皆さんと一緒にどう戦略的に活用すべきか?議論することを楽しみにしております。今回は有料ですが、間違いなくためになります。次世代シーケンサーがどんな事業やサービスを生むか、そしてそれがどう社会に定着するか?
 きっと皆さんとビジョンを共有できるはずです。
 どうぞ下記よりアクセスし、お申し込みをお急ぎ願います。
http://bio.nikkeibp.co.jp/bio/seminar/090619/
 連休明けの筋肉痛に悩まされながら、現在、霞ヶ関に蒸し風呂のような会議室に幽閉されております。日本の未来を創るためですが、脳の回転が失速することを感じています。
 エコもいい加減にしないと、エエコトない。
 5月7日に、米国大統領が2010年の予算案を議会に送付いたしました。
http://www.whitehouse.gov/omb/
http://www.whitehouse.gov/omb/budget/
 日本の予算案と比較すると、面白い違いが浮かび上がって来ます。少なくとも細部はともかく、米国の予算案は強烈なビジョンとメッセージで一気通貫されています。日本のように、各省庁の割合などが固定化されており、毎年、看板は変えておりますが、事実上は慣性の法則に支配されている硬直した予算とはまったく違います。少なくとも、次のイノベーションの準備のために、教育改革と科学技術に対して、米国政府は投資する覚悟を明らかにしたと思います。
 今回はあまり時間がないので、簡単に触れますが、とうとう医薬品コスト削減に本格的に乗り出すことが、米国の予算案には盛り込まれました。医薬品を政府が支援する医療制度(メディケア、メディケイド)が新薬を買い取る場合の、払戻金を増額し、実質的な値引きを盛り込みました。
 また、高価格で尚且つ、これから続々と商品化が予定されているバイオ医薬にも厳しいコスト削減を要求する予算案となりました。従来、物質特許が切れてもなかなかバイオジェネリック薬が商品化されませんでしたが、2010年の米国予算案では、バイオジェネリック薬の制度整備を進め、商品化を促進して、バイオ医薬のコスト削減を明記しています。
 製薬企業の思惑などが交錯して、米国議会でなかなか審議が進まないバイオジェネリック制度法案の加速的な成立も見えてきました。Obama大統領がリーダーシップを発揮して、欧州市場に次いで、米国でもバイオジェネリックが実用化することは間違いないでしょう。しかも、製剤技術などによるゾロ新に関しても歯止めをかける意志を表明しています。
 こうなると、現状の特許切れバイオ医薬の市場は5分の1から10分の1に縮小することは避けられません。常勝のバイオ医薬市場にも、技術突破なくしては美味しい市場ではなくなることを覚悟しなくてはなりません。
 さて、今週は申し訳ありませんが、時間なくここまでで。
 今週もお元気で。新緑をご堪能願います。
      Biotechnology Japan Webmaster  宮田 満
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<<BTJブログWmの憂鬱>> 
最新一週間の記事  http://blog.nikkeibp.co.jp/bio/miyata/ 
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2009-04-30   
BTJブログWmの憂鬱2009年04月30日、重要なのは豚インフルエンザウイルスのゲノム情報
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/1812/
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2009-04-27   
BTJブログWmの憂鬱2009年04月27日、文部科学省が1テーマ2700億円、5年間で平均総額90億円の科学研究を30件支援
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/1734/
 
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BTJジャーナル09年4月号を発行・公開
クラゲとカイコ、米CDCなど掲載
「BTJジャーナル」のダウンロードはこちらから
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/
アカデミア向けのスペシャルサービス「BTJアカデミック」はこちらから
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/senmonn/btj_aca.jsp
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 バイオ研究者のスキルアップやキャリアアップに役立てていただきたい月刊のPDFマガジン「BTJジャーナル」09年4月号を先月末に発行・公開しました。
 「BTJジャーナル」のPDFファイルを次のサイトでダウンロードして、ぜひお楽しみください。
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/
 巻頭の“緑”コーナーは「アカデミア・トピックス」。GFPの発見でノーベル化学賞を受賞した下村脩博士が3月に帰国し、母校の長崎大学や名古屋大学、それに東京、千葉などで相次いで記念講演を行いました。この話題をお届けします。GFPの研究に着手したきっかけは「まったくの偶然」というから驚きです。「今研究の拠点を選ぶなら、米国より日本」と下村博士。特に日本の理研に興味をお持ちでした。
 “青”コーナーは「リポート」。今号は、世界最大級のバイオ展示会BIO2009を控える米ジョージア州の現地取材リポートを掲載しました。金融危機のあおりで基幹産業が打撃を受ける中、バイオ産業の育成に注力しています。医薬研究の後方支援やバイオ燃料拠点充実など、バイオ研究力を高める大学連携から、米国の底力が垣間見えました。。
 “赤”コーナーの「キャリア」は、バイオインフォマティクスの研究仲間を次々と紹介してもらう「いいともバイオインフォマティスト」の第5回。カイコゲノムの論文を09年2月に発表した農業生物資源研究所昆虫科学研究領域の末次克行・主任研究員に、バイオインフォマティクスに転身した経緯をうかがいました。木工具の磨耗研究で学位を取ったが、D3(博士課程3年)の時、10年後を見据えて転身を決断しました。
 BTJジャーナルのコンテンツはPDFファイルをダウンロード(無料)すると全文を覧いただけます。ぜひお楽しみください。
                         BTJ編集長 河田孝雄
P.2 アカデミア・トピックス
下村脩博士の講演会に4000人
GFP研究のきっかけは偶然
P.4 リポート
米ジョージア州現地リポート
大学連携でバイオの力を蓄える
P.8 キャリア
連載「いいともバイオインフォマティスト」
第5回 末次克行・生物資源研主任研究員
P.12 BTJアカデミック・ランキング
トップ10に農芸化学会記事7本
P.13 専門情報サイト「FoodScience」
メディアパトロール
P.16 広告索引