なんとまた鶴岡に滞在しております。
 庄内空港のチケットカウンターの上に、←おくりびと、祝、アカデミー賞外国語映画賞授賞 という看板がありました。ピンク色なので違和感も少ないのですが、やっぱり空港にはちょっと難ありです。おまけに、←は実際には葬式の会場案内の指差し型でした。明日、ここから飛び発つかと思うと、複雑な心境です。庄内のためにもアカデミー賞受賞は喜びたいのですが、人間本当に勝手なものです。下記のブログに明日までには写真も掲載いたしますので、ご覧願います。
 さて、皆さん、もう日時は確保なさいましたか、3月30日午後、東京品川で今年初のBTJプロフェッショナルセミナーを緊急開催することになりました。
 しかも今回は無料で皆さんをご招待いたします。医薬・診断薬、機能性食品・農産物、安全性試験、創薬支援などの関係者に是非ともご来場いただきたいと期待しております。今回のテーマはずばり、「統合オミックス」。これで、今袋小路に入ったオミックス研究に突破口を開け、産業化を加速したいと考えています。
 今回はあまりに急なため、課金システム構築が間に合わず、参加料無料です。価値あるセミナーですので、応募者多数の場合はお断りすることもあります。
 実際に応募開始の時は改めて、メール差し上げますので、どうぞ日程の確保だけはお願いいたします。年度末ですが、皆さんとお会いすることを楽しみにしております。
 さてバイオです。
 人間とは誠に勝手なもんです。
 Obama新大統領が選出された時、医学研究を強化するために、米国立衛生研究所の予算を倍増するという噂がバイオ関係者を駆け巡りました。確かに、彼はブラックベリー・インターネットに詳しいだけでなく、個の医療などバイオ関連研究動向もしっかり把握しており、大統領就任後の演説でも医学研究を端々で強調していたため、これは確実に倍増するぞ、そうすると日本も直ぐ真似をするから、ミレニアム計画以来、久々のバイオ研究に対する神風が吹く、とまで、創造を逞しくする向きもおりました。
 では実際どうだったのか?
 なんと、米国立衛生研究所の予算請求は、詳細はまだ不明ですが、米厚労省の予算請求概略で2010年予算で、米国立がん研究所の予算を60億ドル超にすると宣言、12億ドルもの増額を約束しました。今後、数年で倍増するとも表明しております。つまり、09年の予算で292億3000万ドルの米国立衛生研究所の予算が倍増するのではなく、09年度予算で48億1000万ドルの米国立がん研究所の予算が、数年後に倍増するというのが実態でした。
 実質的な予算増は当初皆が騒いでいたのと比べ、6分の1に終わる見通しです。まったくの空騒ぎでした。米厚生省の予算は2010年度は前年度に比べて、16億ドルも削減されているため、当然、米国立衛生研究所の予算には縮小の圧力が加わることになります。今後、詳細な予算審議をフォローしなくてはなりません。
http://www.whitehouse.gov/omb/
 米国立衛生研究所、予算倍増という見出しを夢見ていた私は甘かったといえるでしょう。しかし、メリハリをつけたとはいえ、がん研究を戦略的に遂行することを明確にしたObama政権は期待できます。ちなみに、先ほど成立した我が国の09年度予算で急増したのは難病研究でした。4倍増した研究費を適切に使い、我が国が世界をリードした難病研究と難病に関する医療制度を拡充しなくてはなりません。大多数の国民の健康問題を重視した米国と、稀少病を国民の痛みとして解決を重視した我が国と、まさにくっきり対照をなしたと思います。私はずるいかも知れませんが、この両方が絶対必要だと思っております。
 今週も、皆さん、どうぞお元気で。
 
      Biotechnology Japan Webmaster  宮田 満
 
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<<BTJブログWmの憂鬱>> 
最新一週間の記事  http://blog.nikkeibp.co.jp/bio/miyata/ 
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2009-02-25
BTJブログWmの憂鬱2009年02月25日、新型インフルエンザと個の医療の関係は?
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/0151/
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2009-02-23  
BTJブログWmの憂鬱2009年02月23日、産学連携拠点の選定委員会、開催
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/0085/
 
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東工大グローバルCOE拠点リーダーの現任者と前任者がW受賞した
日本学術振興会賞、
受賞者24人のうちバイオ関連の10人の写真を掲載、
授賞式は来週月曜日開催です。
【創刊3周年】BTJジャーナル09年2月号をお楽しみください。
BTJジャーナルのダウンロードはこちらから
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/
「BTJアカデミック」はこちらから
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/senmonn/btj_aca.jsp
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 バイオ研究者のスキルアップやキャリアアップに役立てていただきたい月刊のPDFマガジン「BTJジャーナル」09年2月号を先週後半に発行・公開しました。
“赤”コーナーの「キャリア」では今号も、顕著な研究業績が評価された研究者の受賞を掲載。若手研究者のモチベーション高揚への寄与が期待されている日本学術振興会賞と日本学士院学術奨励賞(いずれも第5回)の受賞者を紹介しています。日本学術振興会賞の受賞者は24人、うちバイオと関連が深い10人は、日本学術振興会から提供していただいた人物写真を掲載しています。
 この24人の日本学術振興会賞受賞者の中から、さらには6人が、日本学士院の学術奨励賞に選ばれました。両賞の授賞式は来週月曜日(3月9日)、上東京・野公園の日本学士院で開催されます。
※BTJ関連記事
写真更新、日本学士院が3月9日に学術奨励賞を6人に授与、バイオ系は山梨大の小泉教授と理研の若山チームリーダー
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2005/9920/
未来のノーベル賞候補、第5回日本学術振興会賞の受賞者24人決定、東工大グローバルCOE拠点リーダーW受賞
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2005/9285/
 この記事は、ただいま公開しているBTJジャーナル09年2月号P.9~10に掲載しています。BTJジャーナル09年2月号はダウンロードするとでは全文を無料でご覧いただけます。
BTJジャーナル09年2月号のダウンロードはこちらから
http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/index.html#btjj0902
 BTJジャーナルの記事はダウンロードしていただくとどなたでも全文をご覧いただけます。「BTJジャーナル」のPDFファイルは、次のサイトでダウンロードしてください。
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/
それでは最後に09年2号(第38号)のコンテンツを目次で紹介します。
P.2 アカデミア・トピックス
急速に進む低分子iPS細胞
誘導法と直接再分化法
JST合同シンポ
P.4 リポート
遺伝子改変実験動物と
レギュラトリーサイエンス
食品安全委員会
P.8 キャリア
日本国際賞
日本学術振興会賞
日本学士院学術奨励賞
P.11 BTJアカデミック・ランキング
日本学術振興会賞がトップ
P.12 専門情報サイト「FoodScience」
パブコメの役割
 ぜひ「BTJジャーナル」をダウンロードしてお楽しみください。パソコンでご覧いただくと、リンク先の情報もすぐに入手できます。プリントアウトをお読みいただくなら、カラーをお勧めします。
「BTJジャーナル」のダウンロードはこちらから
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn
 BTJジャーナルは、次のサイトでPDFファイルをダウンロードしていただくと(無料)、ご覧いただけます。オープンアクセスに対応した新タイプのジャーナルですので、ぜひお楽しみください。
                         BTJ編集長 河田孝雄