さて、この3連休に皆さんにチャンスが訪れました。
 我が国のバイオビジネスの登竜門であるバイオビジネスコンペJapan第9回の募集期間が11月28日金甌日まで延長する可能性が出てきたためです。ということは、賞金総額1000万円を越える我が国最高のビジネスコンペが今年はチャンスかもしれないということです。
 3日の連休で一気に書き上げましょう。ポイントは科研費の申請では無く、皆さんの技術シーズに基づいたビジネスプランだということです。どこにアンメットニーズがあり、この技術なら事業の関門を突破でき、新たな市場を開けるというった展望を簡単におまとめ願います。
 このコンペは応募者からの相談に専門家が応じる機会もあります。ベンチャー創業が希望か?技術移転が希望かも、明確にお示し願います。
 どうぞ下記より詳細にアクセスの上、ご応募願います。
http://www.biocompe.jp/oubo/index.html
 11月26日の今年最後のBTJセミナー「再生医療成功の鍵」もどうぞ、お申し込みをお急ぎ願います。25日で締め切ります。
 若手研究者(学生、大学院生、ポスドク、助教)をスポンサーのご厚意で無料招待もしております。どうぞ下記をご覧願います。
http://bio.nikkeibp.co.jp/bio/seminar/081126/
 会場でお会いいたしましょう。
            Biotechnology Japan Webmaster 宮田 満
============================================================================
ボージョレー・ヌーボー解禁の昨日、ワインは楽しみましたか。
今日午後は、来週月曜日(08年11月24日)3時に報道解禁になる記者説明会2つあります。
「日経バイオ年鑑2009」今週、最終取りまとめしました。
「BTJジャーナル」のダウンロードはこちらから
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/
アカデミア向けのスペシャルサービス「BTJアカデミック」はこちらから
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/senmonn/btj_aca.jsp
============================================================================
 毎週金曜日のバイオテクノロジー(BTJ)メールで編集部原稿を担当しておりますBTJ編集長の河田です。今週は先々々週、先々週、先週に引き続き、近く発行する「日経バイオ年鑑2009」の編集作業の最終チェックを行っています。
 昨日は、ボージョレー・ヌーボーが解禁になりましたが、皆さんはワインを楽しまれましたか。当方は、おいしいワインを事業化している某・醤油メーカーのヌーボーを楽しむ会にちょっと参加しまして、ついつい、醤油の原料の大豆について、「引き続きノンGMOを確保する体制をしっかりと整えている」といったワインと関係ない話題も、広報の方にうかがってしまいました。
 その前の日の水曜日(11月19日)の勤務の後、自宅最寄りのスーパーに立ち寄った時は、日が変わっていたため、スーパーの店頭コーナーでは、ボージョレー・ヌーボーが並び始めてました。
 明日朝から売るんですね、と聞いたら、日が変わったからもう売ってよい、とのこと。なるほど、ワインのようなリアルな物は、日にち単位で、世界の解禁日が決まっている、だから日本は、一番早く、ボージョレー・ヌーボーを楽しめる国のひとつ、ということになっているようです。
 余談になりますが、このスーパーは深夜の1時閉店なのですが、惣菜類は、賞味期限が前日のものが1時まで売られています。電車の切符も同じことかと思いますが。
 一方、コンビニでは、賞味期限切れの食品を手にとって廃棄している店主の方の後姿を見かけると、ちょっと悲しくなります。
 コンビニのチェーンによっては、賞味期限の時間の2時間前を過ぎると、レジを通らなくなっていると、どなたからかうかがったことがあります。
 いずれにしましても、まだ食べられる大量の廃棄物が、食糧自給率40%の日本から発生している訳です。
 さて、このメールがお手元に届く11月22日(金)の午後は、報道解禁が来週月曜日(11月24日)3時という、Nature姉妹誌の論文の記者会見が2件、立て続けにあります。東京大学大学院医学系研究科/東京大学医学部附属病院の記者発表会が13時から、NEDO技術開発機構の記者説明会が14時からいずれも都内であります。
 その翌日の土曜日(11月22日)からは、連休の3日間、いろいろな人が科学技術について語り合い楽しむためのイベント「サイエンスアゴラ2008」が、東京お台場で開かれます。
 その2日目の11月23日の午前中には「出版不況下の科学雑誌を語る~科学雑誌の新しい形を求めて~」というプログラムが、早稲田大学大学院 政治学研究科 科学技術ジャーナリスト養成プログラム(MAJESTy)会の主催で開かれます。
○プログラム「出版不況下の科学雑誌を語る~科学雑誌の新しい形を求めて~」
日時: 11月23日(日) 10:30-12:00
会場: 日本科学未来館 7F イノベーションホール
内容: 出版不況が長期化する中、科学雑誌はかつてのような隆盛をまた迎えることができるのか、紙媒体からの転換の可能性も含め、科学雑誌の将来について有識者間のシンポジウムを行います。
登壇者: 上岡 義雄 氏((株)日経サイエンス 代表取締役社長)、
森 摂 氏((株)オルタナ 編集長)、楠 晴奈 氏((株)リバネス 教育開発&コーディネーター)、元村 有希子 氏(毎日新聞東京本社 科学環境部記者)、西村 吉雄 氏(東京工業大学 監事)
 日本の科学ジャーナルにとって、つらいのは、科学の世界の公用語は、日本語ではない、ということです。
 「インパクトファクターの数値が大きい」ことに代表される、著明なジャーナルに論文を発表することが、研究者にとって、自身の研究成果の客観的評価を高める最大の目標です。
 もちろん著明なジャーナルというのは、大半が英文のジャーナルです。
 上記の報道解禁日時は、ジャーナルを出版している側が決めているもので、皆従うことがルールとなっています。
 解禁日時がいつかも含め、報道するのが、よりフェアな記事と思いますが、皆さんどのように思われますか。
※例えば、BTJでは以下のような記事です
肝のIRS-2発現増強剤は脂肪肝なしに血糖下げる、東大門脇教授らがCell Metab.誌に論文発表、米Harvard大と同着
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2005/4252/
 いずれにしましても、日本におけるアカデミアの研究は、日本の税金でなされることが多いのですが、成果は、英語の論文になります。
 いい論文を発表する→研究活動が高い評価を受けて、また新たな研究費を確保する、といったサイクルは最強です。これに勝てる仕組みはなさそうです。
 ところで、「科学の世界の公用語は、皆さん、英語であると当然のようにお考えになっていると思いますが、実は違います」
 という件を皆さんお読みになられましたか。
 50万部級のベストセラー「生物と無生物のあいだ」(講談社現代新書)の著書(BTJジャーナル08年1月号参照)である福岡伸一さん(青山学院大学理工学部化学・生命科学科教授)の近著「できそこないの男たち」(光文社新書)のプロローグP.20にあります。
BTJジャーナル08年1月号のダウンロードはこちらから

http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/index.html#btjj0801
 「科学の世界の公用語は、へたな英語(プア・イングリッシュ)です」が、その答えです。この著書も、お薦めです。一般の方向けとしては難解な部分が多いかと思いますが。
 またまた余談になりますが、ちょうど同じころに読んだ内田亮子(早稲田大学国際教養学術院教授)著「生命をつなぐ進化のふしぎ──生物人類学への招待」(ちくま新書)の内容に、「できそこないの男たち」と、共通する話題があり、これもまた興味深かった、なるほどな、と思った次第です。
 とにかく、日本の研究者にとって、英語またはプア英語の世界での活動が欠かせないので、例えば、日本語の総説をまとめる、といった類のことは、余計な業務になりがちのように思います。国民が英語圏の世界の研究者に比べ、この点は大きなハンデといえそうです。
 タックスペイヤーである日本の国民にいかに成果を還元していくか、が大事というわけで、金曜日午後には、東大やNEDOが記者説明会を開くのですが。
 先週から今週にかけての取材で「おもしろい」と思ったうち、今週まとめた記事も、ぜひ、お楽しみください。
 11月17日から18日にタワーホール船堀(東京・江戸川)で開催された第13回日本フードファクター学会学術集会(JSoFF2008)も、2008年11月14日から15日に金沢大学で開かれた第23回日本香辛料研究会も、とても楽しめました。それぞれあと3本から4本、記事まとめ中ですが、確認作業などに手間取ってます。
※BTJ記事
GFPでノーベル化学賞のTsien研究室に留学した菊地和也・阪大教授が日本IBM科学賞を受賞
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2005/7786/
富山県立大の榊教授ら、酵母発現のヒト解毒第二相酵素でケルセチン抱合体を取得
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2005/7787/
静岡県立大・協和発酵バイオ、セントジョーンズワートは持続的・軽度の社会的ストレスの負荷を軽減
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2005/7769/
「TRPV1に続き、TRPA1のアンタゴニストの開発も始まった」と岡崎統合バイオセの富永教授、9種類のTRPのKOマウス整備
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2005/7714/
TRPA1賦活は体脂肪蓄積を抑制する、シナモンの成分で静岡県立大の渡辺教授らが確認
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2005/7667/
大豆胚芽パスタで糖尿病性胃不全まひが改善、プロスタグランジンD2シンターゼの発現をイソフラボンが誘導
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2005/7650/
 最後に先月末に発行・公開した「BTJジャーナル」08年10月号(第34号)のコンテンツを目次にて紹介します。最も権威がある世界の大学ランキングの記事は、ぜひご覧いただきたいです。皆様あるいは仲間の皆さんが卒業なさった大学は、ランキングのどの辺りの順位でしょうか。
※「BTJジャーナル」08年10月号の目次
P.2 連載「大学は今」第10回
権威ある世界大学ランキング
日本の大学は35校がランクイン
P.7 特集リポート
日本が牽引する疲労の科学
脳の分子イメージングが鍵
渡辺恭良・理研センター長・大阪市大教授
P.11 連載「いいともバイオインフォマティスト」
第4回 舟橋啓・慶應義塾大学専任講師
P.14 BTJアカデミック・ランキング
論文の被引用の関連記事が人気
P.15 専門情報ウェブサイト「FoodScience」
中国産野菜でまた被害
P.16 BTJプロフェッショナルセミナーReview
「Gateway開発記念10周年シンポジウム」(9月2日開催)

P.18 BTJプロフェッショナルセミナーReview「次世代シーケンサーが変えるバイオ研究の未来」(9月18日開催)
 ぜひ「BTJジャーナル」をダウンロードしてお楽しみください。パソコンでご覧いただくと、リンク先の情報もすぐに入手できます。プリントアウトをお読みいただくなら、カラーをお勧めします。
「BTJジャーナル」のダウンロードはこちらから
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn
 BTJジャーナルは、次のサイトでPDFファイルをダウンロードしていただくと(無料)、ご覧いただけます。オープンアクセスに対応した新タイプのジャーナルですので、ぜひお楽しみください。
                         BTJ編集長 河田孝雄
 ご意見などは以下のフォームから受付します。いただいたご意見を次回以降のBTJメールの中で、匿名で紹介させていただく可能性があることをご了解ください(紹介されたくない場合はその旨を明記しておいてください)。
https://bpcgi.nikkeibp.co.jp/form-cgi/formhtml.cgi?form=ask_pass4/index.html