先ほど富山から戻り、今晩バイオファイナンスギルドで次世代シーケンスのビジネスモデルを議論します。
 富山市で開催されていた生物学的精神医学会でも、ゲノムワイドにエピジェネティックスの変化を探索する研究が理研から発表されていました。
 しかし、抗うつ剤がニュウロンのエピジェネティックスのパターンを僅か数時間であんなにも変えてしまうとはびっくりです。何やっているか分かりませんね。長期投与したら、一体脳神経ネットワークなどに影響が出るのが不可避じゃないでしょうか?
 
 そんなことが明らかになったのも、大規模なゲノム構造解析とChIP on chipが出来るようになった技術突破のおかげです。次世代シーケンスの圧倒的なゲノム情報解析力が、皆さんの研究を本当に変えてしまいます。
 
 絞り込んだ既知の遺伝子群を解析の対象とする時代から、全ゲノムと全トランスクリプトを対象とするグローバルな全遺伝子群を対象とする解析研究への変化です。
 
 スポンサーであるロシュデイアグノスティックスのご厚意により、学生、大学院生、助教を無料招待する枠を設定いたしました。どうぞ9月18日、品川で開催するBTJプロフェッショナルセミナー「次世代シーケンサーが変えるバイオ研究」にご参加願います。
 
 準教授、教授、公的機関の研究者、企業研究者は申し訳ありませんが、有料でお申し込み願います。まだ何とか、席を確保できるはずです。
 
 いずれにせよ、下記のサイトからどうぞお早めに。
http://bio.nikkeibp.co.jp/bio/seminar/080918/ 
 
 お陰様で10月3日開催のBTJプロフェッショナルセミナー第3弾、協和発酵キリン創立記念、「抗体医薬」は満員札止めとなりました。ありがとうございます。
 
 どうぞ良き連休をお迎え願います。
 
                Biotechnology Japan Webmaster 宮田 満
 
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「事故米」という呼び名はやはり不思議
カドミウムの米の残留基準の見直しが始まる、2.5倍許容の日本の基準を世界CODEX標準へ
植物の代謝パスウェイの記事ご覧ください。
10月中旬に横浜で開催の「BioJapan2008」でも、植物の話題を取り上げます。
ぜひご参加ください。
BTJジャーナル08年8月号は機能性RNA、日本RNA学会を特集してます。
「BTJジャーナル」のダウンロードはこちらから
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/
アカデミア向けのスペシャルサービス「BTJアカデミック」はこちらから
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/senmonn/btj_aca.jsp 
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 毎週金曜日のメールで編集部原稿を担当しておりますBTJ編集長の河田です。
 今日は午前中に大阪で、疲労対策の効果検証が進んでいる食品成分の論文公開情報についてお話しをうかがい、午後は京都で「糖転移ヘスペリジン・ビタミンP研究会」の設立記念セミナーを取材しております。
 さて今朝の新聞でもトップ記事になってましたが、「事故米」が大問題になってます。
 考えてみると「事故米」というのは不思議な呼び名ですよね。食用不適切米と呼んだほうが分かりやすい気がしますが、いかがでしょうか。
 食用に不適切な米を、○○食品というような食品取り扱いがメーンの企業に売る、というのがそもそも不思議です。
 
 今回の輸入米の問題はさておき、こうなると気になるのは、国内で栽培された、カドミウムを多く含む米は、しっかりと食用にならないように担保されているのか、ということです。カドミウムの多い米は、食用にはならず、もっぱら糊の原料になっているはずなのですが。
 
 輸出入などの際に重要となる国際規準、Codexでは、精米のカドミウム含量の上限は0.4ppmと06年7月に決定しました。
 
 日本で定められている1ppmに比べると2.5倍厳しい数値となりました。
 
 これを受けて08年7月から厚生労働省が基準の改定の検討を始めました。
 
 実際には自主基準で0.4ppmという数値を決めていて、カドミウムを0.4ppm以上含む精米は、食用には流通していない、と農水省では説明しています。
 
 カドミウムが原因のイタイイタイ病が痛ましい公害病になってしまったように、重金属類を蓄積しやすい作物などの品質管理は、注意せねばなりません。
 
 一方で、その摂取上限量を、十分な安全性を担保して定めるというのも、なかなか大変なことです。食生活や環境などが異なる地域では、その食環境でサバイバルしてきた人達が生活しているので、世界で画一的な基準というのはなかなか難しいからです。
 
 日本が世界一の埋蔵量を持つといわれるヨウ素も、その1つ。海藻をたくさん食べる日本人は、欧米でいわれる許容上限量を上回ってしまいがちです。
 
 さて今週のお薦めですが、植物の代謝パスウェイの記事をご覧ください。9月25日夜に発行・公開する予定の「BTJジャーナル」08年9月号でも、この話題を特集します。代謝パスウェイのチャート図も掲載する予定です。
 
横浜市大・理研・常磐植物化学研ほか、組み換え酵母でグリチルリチン・アグリコン
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2005/5821/
 
理研・横浜市大・千葉大・常磐植物化学研、甘草の甘味成分グリチルリチン生合成の
鍵酵素を解明
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2005/5810/
 
 BTJメールの締め切り時間が迫ってきましたので、今日はここまでとさせていただ
きます。
 
 ここで、10月15~17日にパシフィコ横浜で開催する「BioJapan2008」の無料セミ
ナーの案内もさせていただきます。
 
 新型シーケンサーの登場で飛躍を遂げる、ゲノム情報を基にした、食品・農業ビジネスを、このセミナーの1つとして取り上げます。
 
 かずさDNA研究所の田畑哲之・副所長にモデレーターをおつとめいただく「新世代に入った農業ビジネス」というセッションです。果樹研究所の山本俊哉・チーム長に「DNAマーカーによる果樹・果実のDNA品種判別」、サントリーの田中良和・所長に「遺伝子組み換えによる新しい花の開発と商業化」と題してご講演いただきます。
 
 無料セミナーですので、ぜひご参加ください。早期に定員に達するセミナーも多いので、下記サイトから早めの登録をお勧めします。
 
「BioJapan2008」の概要は下記をご覧ください。
http://expo.nikkeibp.co.jp/biojapan/index.html 
 
セミナーの申し込みは、下記サイトからお願いします。
https://biojapan2008.com/public/application/add/37?lang=jp 
 
それでは最後に「BTJジャーナル」08年8月号(第31号)の目次を紹介します。
 
2 連載「大学は今」第8回
大学を早期退職して挑戦
鎌谷直之・前女子医大教授

5 特集リポート
第10回日本RNA学会年会
内藤哲・北海道大学教授
中村義一・東大医科研教授

8 ゲノムインフォマティスト
黒川顕・東工大教授
川島武士・OIST研究員

11 BTJアカデミック・ランキング
バイオマス環境の記事大躍進

12 専門情報ウェブサイト「FoodScience」
パンがカビないわけ

13 技術シーズ・レター

21 広告索引

 ぜひ「BTJジャーナル」をダウンロードしてお楽しみください。パソコンでご覧いただくと、リンク先の情報もすぐに入手できます。プリントアウトをお読みいただくなら、カラーをお勧めします。

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 BTJジャーナルは、次のサイトでPDFファイルをダウンロードしていただくと(無料)、ご覧いただけます。オープンアクセスに対応した新タイプのジャーナルですので、ぜひお楽しみください。
 
                          BTJ編集長 河田孝雄