まずはお願い。9月2日に品川で開催するBTJプロフェッショナルセミナーへのお誘いです。
 iPS細胞を見ても明らかですが、次のバイオの技術突破は間違いなく、細胞へ遺伝子を自在に導入し、発現させる技術が基盤となります。今回のセミナーでは、この基盤技術を開発したキーマンと基盤技術を応用してリバースプロテォミクス、再生医療、農業・環境分野の最先端を切り開くパイオニアを集め、次のバイオの技術革新をじっくりと議論します。皆さんの行き詰まりを突破する鍵がここにありますので、どうぞお早めに書きよりお申し込み願います。
http://bio.nikkeibp.co.jp/bio/seminar/080902/ 
 あっという間に夏休みが終わってしまいましたね。現在、日本糖質学会の取材のため、つくばエクスプレスの車内でこの原稿を書いています。
 この休みの間も東奔西走しておりましたので、休んだ感覚がないのが問題です。しかも、北京オリンピックです。時差が1時間しかないため、本当に良くライブを見ることができました。金銀銅、メダル無しも含めていろいろ見せ場がありました。ルール改訂で柔道は限りなくレスリングに近づき、日本選手にはどんどん不利になっていますが、負けた選手が憮然、悄然としている姿はいただけません。前回のアテネで、銀と銅に終わった女子レスリングの選手が、今回も金の夢かなわずでしたが、自分のメダルを誇りに颯爽としている姿と対照的でした。
 
 「やるだけやった」
 
 この思いが日本の柔道には金メダルを取った選手と谷選手を除きなかったのではないでしょうか? 指導者も含め、国際化したJudoに対応するように頭を切り替えないと、選手を強化できないでしょう。ルール改訂という破壊的イノベーションが起こった結果、旧来の王者が市場から退場せざるを得ない状況を冷徹に見通さないと、現在の我が国の製造業の凋落の轍を踏むことになります。
 
 もしくは、一本勝ちにこだわる日本の柔道の美しさと心を国際的に理解させる努力を行い、ルールの改訂を迫るという手もありますが、果たしてこうした価値が国際的にメジャーになりうるか、私も自信がありません。誰でも分かり易くする透明化、普遍化、文明化はかえって、野蛮につながる。日本の柔道や産業の復興なしには、これが敗者の言いわけ聞こえてしまうのが、誠に腹立たしい。
 
 さて、10月に横浜で開催する我が国最大のバイオ展示会・シンポジウム、BioJapan2008の準備はちゃくちゃくと進んでおります。夏季休業中にウェブでビジネスマッチングシステムにやっと登録いたしました。本日で合計600社・機関のバイオ専門家が登録、BioJapan2008での意味ある出会いを求めて、アポイント取りや展示ブースへの勧誘を始めています。インターネットの世界では、もう既にBioJapan2008は始まっているのです。
http://expo.nikkeibp.co.jp/biojapan/index.html 
http://expo.nikkeibp.co.jp/biojapan/matching/index.html 
 
 実際、登録して見て自信もって申し上げますが、今回のソフトは簡単で使い易い。皆さんのシーズやアイデアをどしどし登録(英語でも願います)し、世界中の出会いを実現いたしましょう。
 
 会期中の取材申し込みなども、このシステムをご活用願います。時間の制約がありますが、最大限皆さんとの出会いを生かしたいと思います。どうぞ、今すぐ下記よりご登録下さい。
http://expo.nikkeibp.co.jp/biojapan/matching/index.html 
 
 登録のこつはお見合いの釣書と同じ。虚偽はいけませんが、誠意をこめて詳細に分かり易く皆さんの技術やアイデア、ビジネスモデルを記入願います。きっと良いことがありますよ。昨年のBioJapan2007から世界に雄飛するパートナーを見つけ、現在、フランスで臨床試験を始めたベンチャーも登場しました。求めよ、さらば与えられん。皆さんの夢を実現するために、頑張りましょう。
 
 さあ、バイオジャパン見所情報第2弾です。
 
 iPS細胞の再生医療としての実用化はどう考えても10年かかります。その前に、ジャパンティッシュエンジニアリングが昨年販売認可を得た自家上皮細胞など、第一世代の再生医療の事業化は先行いたします。また培養細胞をつかった安全性評価や医薬品のスクリーニング技術も、ビジネスとしては見逃せません。
 
 BioJapan2008では実用化に迫る再生医療や細胞工学が第二の目玉となるでしょう。今年の参加企業も調べてみると本当にこの分野が多いのです。3日目の10月17日が山場です。
 
 下記のセミナー申し込みサイトを開けて、注目セミナーやワークショップを今すぐ予約下さい。
https://biojapan2008.com/public/application/add/37?lang=jp 
 
●注目セミナー
 
>>10月16日
13:30-14:30 A-6 新エネルギー産業技術総合研究機構(NEDO)
 NEDOの支援する再生医療研究を網羅、最先端を提示する
 
>>10月17日
10:00-11:30  B-9 再生医療の今後と展望
 昨年我が国で始めて再生医療が医療用具として認可された。こうした再生医療の実用化の現状と実用化に不可欠な許認可の考え方を議論する
●注目ワークショップ(ベンチャー企業などが行う発表)
 
>>10月15日
14:20-14:40 H-8 セルジェンテック
 脂肪由来の中胚葉性幹細胞を遺伝子操作し、治療用たんぱく質分泌細胞を開発
 
16:30-16:50 G-12 MOLMED
 チミジンキナーゼ遺伝子を用いた遺伝子治療、タカラバイオと提携。白血病細胞の骨髄移植で臨床試験後期に入っている。
 
>>10月16日
11:00-11:20 H-22 ファーマコセル
 長崎のバイオベンチャー。細胞を再構成した脳血液関門の
スクリーニングキットを発売
13:40-14:00 H27 Chromocenter 
 鳥取大学発のバイオベンチャー。染色体操作技術で細胞を自在に改変する技術を開発
14:20-14:40 G-29 アルブラスト
 角膜上皮細胞や口腔粘膜上皮細胞の再生医療。臨床開発に着手
 
>>10月17日
 
10:20-10:40 H-40 セルシード
 温度感受性樹脂を使い、独自の細胞シート技術を開発
10:40-11:00 H-41 アルブラスト
 角膜上皮細胞や口腔粘膜上皮細胞の再生医療。臨床開発に着手
11:00-11:20 H-42 ツーセル
 皮膚幹細胞含有凍結乾燥型細胞絆創膏を開発
11:20-11:40 H-43 NerveRx(ポラリスRx)
 末梢神経再生医療
11:40-12:00 H-44 バイオス医科研究所
 医用糖尿病モデルブタと培養血小板製剤
12:00-12:20 H-45 ネオシルク
 広島大学発のベンチャー。組み換えカイコでHGFやEGFなどを生産する技術開発
12:20-12:40 H-46  北海道曹達
 キトサンを活用した培養基材
14:00-14:20 G-46 エスシーワールド
 単細胞分離技術と抗体医薬開発技術
 
 
 バイオジャパン2008に行けば、再生医療や細胞工学技術を最先端からライセンス、そして事業化の総てが分かります。どうぞ下記より、詳細をアクセスの上、セミナーの事前登録とビジネスマッチングにご登録願います。いずれも無料です。
 
●バイオジャパン2008 セミナー事前予約サイト
https://biojapan2008.com/public/application/add/37?lang=jp 
●ビジネスマッチング
http://expo.nikkeibp.co.jp/biojapan/matching/index.html 
 
 会場でお会いいたしましょう。
 
 東京は昨日今日と秋を感じるようになりました。皆さんもお元気で。
 
                  Biotechnology Japan Webmaster 宮田 満
 
ps
 夏休みが終われば、勉強の秋です。
 
 9月2日に開催されるBTJプロフェッショナルセミナーに、どうぞご参加願います。
 
 このセミナーもiPS細胞の技術革新を皆さんがより深く理解し、その事業化を進めるために不可欠な技術プラットフォームを議論いたします。
 
 ご存知の通り、2006年、2007年に遺伝子導入によってマウスとヒトiPS細胞の作製により、遺伝子導入によって自在に細胞の運命や分化を操作できる時代となりました。
 
 iPS細胞の応用を考えている皆さん、細胞生物学に革新を起こそうとしている皆さん、そして次世代のバイオ技術の事業化こそ成功したいと望んでいる皆さん、是非とも下記にアクセスの上、どうぞお早めにお申し込み下さい。このメールを受信している方は割引でご招待いたします。
http://bio.nikkeibp.co.jp/bio/seminar/080902/ 
 
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<<BTJブログWmの憂鬱>> 
最新一週間の記事  http://blog.nikkeibp.co.jp/bio/miyata/ 
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2008-08-11
BTJブログWmの憂鬱08年08月11日、RNAaという言葉をご存知でしょうか?
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2005/5215/
 
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たんぱく質の結晶化を不要にする次世代の光XFEL、
BTJジャーナル08年7月号の「構造生物学・結晶構造解析技術」特集でリポート
Nature Photonics掲載論文が7月末にオンライン発表
「BTJジャーナル」のダウンロードはこちらから
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/
「BTJアカデミック」はこちらから
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/senmonn/btj_aca.jsp 
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 バイオ研究者のキャリアアップ/スキルアップにお役立ていただきたい月刊のPDFマガジン「BTJジャーナル」の08年7月号を、先月末に発行・公開しました。
 
 特集リポートは「構造生物学・結晶構造解析技術」。結晶化せずに解析できる次世代の光、X線自由電子レーザー(XFEL)にも注目です。
 XFELは、オングストロームの空間分解能とフェムト秒の時間分解能で物質を照らす新しい光。XFELを利用することで、難病に対する特効薬の開発や、持続的発展に必要な新エネルギーシステムの研究など、ライフサイエンスやナノテクノロジーの分野が大きく発展すると、世界中の科学者が期待を寄せています。
 日本では兵庫県の西播磨で、2010年にXFELが稼働する予定です。それに先駆けて05年に建設されたプロトタイプ機では、08年春からXFELを用いた実験が始まりました。
 日本では、欧米とはまったく異なる新たな発想に基づくコンパクトなXFELの開発に取り組んでおり、このプロトタイプ機で、高出力で安定した極紫外線レーザーを自足的に発振できるという成果を、7月28日にオンライン版が公開になったNature Photonics掲載論文で、発表しました。
 レーザー光と放射光の優れた特質を併せ持つ夢の光である、XFELを用いると、たんぱく質を結晶化することなく、1分子のままで立体構造を解析できると期待を集めています。
 たんぱく質の構造解析で最大のボトルネックとなっている結晶化が不要となれば、たんぱく質の構造情報に基づく創薬が飛躍的に発展すると、期待できます。
 詳しくは、BTJジャーナル08年7月号P.5-9の記事をぜひご覧ください。
「BTJジャーナル」のダウンロードはこちらから
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/
 
最後に08年7月号(第31号)の目次を紹介します。
 
2 連載「大学は今」第7回
研究開発強化法
鈴木寛・参議院議員
林芳正・参議院議員

5 特集リポート
進展する結晶構造解析技術
高エネルギー加速器研究機構(KEK)
理化学研究所播磨研究所

10 海外現地リポート
ニュージーランドのバイオ・健康素材

16 BTJアカデミック・ランキング
中村祐輔・東大教授
鎌谷直之・前女子医大所長

17 専門情報ウェブサイト「FoodScience」
中国産ウナギ偽装事件

 ぜひ「BTJジャーナル」をダウンロードして、お楽しみください。パソコンでご覧いただくと、リンク先の情報もすぐに入手できます。プリントアウトをお読みいただくなら、カラーをお勧めします。

 BTJジャーナルは、オープンアクセス時代に対応した新タイプのジャーナルです。研究や教育、日常生活にご活用いただければ幸いです。
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/
 
 
                           BTJ編集長 河田孝雄