現在、家族連れでごった返している羽田空港を発ち、長崎の大村空港に向っています。
 
 長崎県が新たに打ち出す、治験プロジェクトの審査会に呼ばれました。この機会に、長崎のバイオの取材も行いたいと思います。
 今回は、派手なスカイネットアジア航空の飛行機で飛んでおります。満席。それにしてもポケモンジェットでなくて良かった。子供は大はしゃぎですが、大人にはちょっと辛い。何故か照れてしまいます。
 
 昨夜で日本男子サッカーとなでしこジャパンも決勝リーグ進出の可能性は無くなりました。これからはオグシオの応援に専念いたします。ただし、女子フィールドホッケーのさくらジャパンと、レスリングの吉田選手、平泳ぎの北島選手は例外、きっとどこかで応援することになります。
 
 それにしても、グリーンディスティニーの監督が演出した開会式は凄かった。米国なら物量であれを凌駕できるかも知れませんが、一つ一つの踊りにもすべて伝統に支えられた修練と意味、あえて言えば世界観があり、建国からまだ歴史の浅いごった煮国家の米国は足下にも及ばないと思いました。但し「あれはちょっと遣り過ぎ、清の時代と変らない」という意見を持つ、華僑(近所の中華料理屋さん)が居たことも忘れてはいけません。中国が世界に対する影響力が大きくなればなるほど、古来からある中華思想により大きな節度が求められます。現在、新疆ウイグル地区を中心にテロが発生していますが、オリンピック後、多民族国家中国の求心力として、経済以外に何を打ち出して行くのか?大きな宿題が残ったと思います。
 
 さて、皆さん、RNAaという言葉をご存知でしょうか?
 
 siRNAやmiRNA創薬で世界をリードする米Alnylam Pharmaceuticals社が第3のRNA 創薬技術の知財を押さえたと、2008年8月4日に発表しました。今度は翻訳ではなく、遺伝子の転写調節を標的とする新薬開発の可能性に挑戦しています。詳細は近く、BTJのHOTNEWSで報道いたします。また8月18日に送信いたします、RNAi Alert Mail でも解説する予定です。
 それにしても、我が国の企業も奮起しなくてはなりません。まだまだ続くRNA工学での技術革新をAlnylam社、1社に独占させるのは、問題です。
 
 まだこのメールを受信していない読者はどうぞ下記よりご登録願います。登録料は無料、1日前までに登録すれは、8月号を受信可能です。
 バイオジャパン2008のセミナーの予約はなさいましたか?
 
 もう大分、埋まりつつあります。今なら、皆さんの希望通りのセミナーを予約可能です。どうぞ、下記よりお申し込み願います。今回は総てのセミナーは無料です。
https://biojapan2008.com/public/application/add/37?lang=jp 
 
 今号のBTJ/HEADLINE/NEWSから、バイオジャパン2008直前企画として、見所情報を皆さんに提供いたします。単なる商品見本市ではなく、我が国のバイオ産業にオープンイノベーションのプラットフォームを提供、皆さんの研究の事業化を力強く支援する展示会・シンポジウムです。
 
 どうぞ一人でも多くのバイオ研究者、バイオ関係者の参加を期待しております。
 
 バイオジャパン見所情報第一弾。
 
 今回のバイオジャパン2008の目玉の一つは、iPS細胞です。技術突破から事業化まで、バイオジャパンではシームレスに理解することが可能です。
 
 超多忙な京都大学山中伸弥教授が2日にわたっ出席、セミナーを2つ行います。
 
 いずれも単なる啓蒙ではなく、具体的にiPS細胞の事業化を皆さんとどうやって進めていくか、討論いたします。山中伸弥教授が講演するのは、2日目のカナダ Ontario政府主催セミナー(C-6、10月16日午後1時30分から、申し込みは10日後に可能になります)と、3日目の朝一番の特別講演(B-8、10月17日午前9時から10時、現在申し込み受付中)です。
 
 Ontario政府は米カリフォルニア州政府と提携、ES細胞やiPS細胞の研究を強力に支援しています。このセミナーでは、国際的な研究開発と事業化の潮流を実感することが可能です。今や世界中がiPS細胞研究に殺到しています。このセミナーに参加すれば、我が国や皆さんが何を今すべきかという刺激をきっと強く受けると思います。
 
 特別講演では、我が国の企業からの支援を強く希望する山中伸弥教授が、研究の最先端と企業との提携の可能性について、具体的にお話いただく予定です。私がコーディネーターをいたしますので、会場から厳しい質問が無い場合は、皆さんに成り代わって、iPS細胞の産業化の問題点について、議論させていただきたいと熱望しております。
 
 最近は山中伸弥教授を人寄せパンダとして利用する展示会や学会も多いのですが、バイオジャパン2008は違います。山中伸弥教授の特別講演もわずか200席の会場で開催するという不器用さです。私どもは真摯にiPS細胞の事業化支援を皆さんと共に考えたいと思っているのです。きちっとした対話可能な特別講演にしたいと思います。その意味では物見遊山の方は、申し訳ありませんが遠慮していただきたい。iPS細胞の事業化で共に汗をかく覚悟のある皆さんのご参加を希望しております。
 
 その意味で最も重要な目玉は、iPSアカデミアジャパンの参加でした。京都大学が設立した、iPS細胞の知財管理企業が、バイオジャパン2008でデビューいたします。展示会場でブースを設けて、皆さんとコンタクトする他、展示会場で行うワークショップでは社長自らライセンス戦略を初めて披露いたします。
 
 バイオジャパン2008に行けば、21世紀の我が国最大のバイオ技術革新、iPS細胞の技術の最先端からライセンス、そして事業化の総てが分かります。どうぞ下記より、詳細をアクセスの上、セミナーの事前登録とビジネスマッチングにご登録願います。
いずれも無料です。
●バイオジャパン2008 セミナー事前予約サイト
https://biojapan2008.com/public/application/add/37?lang=jp 
●ビジネスマッチング
http://expo.nikkeibp.co.jp/biojapan/matching/index.html 
 
 会場でお会いいたしましょう。
 8月13日から日経BP社も夏休みとなります。次回のBTJのメール送信は、お盆明けの8月18日となりますので、どうぞご了解願います。
 
 夏休みに、ざっと最近のバイオをレビューしたい読者にBTJジャパンの一気読みをお勧めいたします。総て無料でダウンロード可能です。ちょっとバイオ技術革新に乗り遅れ気味のあなた、これで一気に盛り返すことができることは間違いありません。どうぞ下記よりご覧願います。
 
  いよいよ夏休みです。皆さん、日本の夏をご堪能願います。
                  Biotechnology Japan Webmaster 宮田 満
 
ps
 夏休みが終われば、勉強の秋です。
 
 9月2日に開催されるBTJプロフェッショナルセミナーに、どうぞご参加願います。
 
 このセミナーもiPS細胞の技術革新を皆さんがより深く理解し、その事業化を進めるために不可欠な技術プラットフォームを議論いたします。
 
 ご存知の通り、2006年、2007年に遺伝子導入によってマウスとヒトiPS細胞の作製により、遺伝子導入によって自在に細胞の運命や分化を操作できる時代となりました。
 
 iPS細胞の応用を考えている皆さん、細胞生物学に革新を起こそうとしている皆さん、そして次世代のバイオ技術の事業化こそ成功したいと望んでいる皆さん、是非とも下記にアクセスの上、どうぞお早めにお申し込み下さい。このメールを受信している方は割引でご招待いたします。
http://bio.nikkeibp.co.jp/bio/seminar/080902/ 
 
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<<BTJブログWmの憂鬱>> 
最新一週間の記事  http://blog.nikkeibp.co.jp/bio/miyata/ 
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2008-08-08
BTJブログ、WMの憂鬱8月8日、一服の涼を、
しかし標的医薬の開発担当者には必要ないかもしれません
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2005/5176/
 
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2008-08-07
BTJブログ、WMの憂鬱8 月8日、到底立秋とは信じられませんが、
とりあえず残暑見舞い申し上げます
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2005/5146/
 
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2008-08-06
BTJブログWmの憂鬱08年08月06日、アミロイドβとアルツハイマー病の関連は?
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2005/5122/
 
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2008-08-04
BTJブログWmの憂鬱08年08月04日、選択肢を拡げることが重要、田中克平氏の思い
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2005/5042/
 
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Nature Photonics論文が7月末にオンライン・パブリッシュ
たんぱく質の結晶化を不要にする次世代の光XFELが2010年に西播磨で稼働
BTJジャーナル08年7月号の「構造生物学・結晶構造解析技術」特集でリポート
BTJジャーナル08年7月号を発行・公開
「BTJジャーナル」のダウンロードはこちらから
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/
「BTJアカデミック」はこちらから
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/senmonn/btj_aca.jsp
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 バイオ研究者のキャリアアップ/スキルアップにお役立ていただきたい月刊のPDFマガジン「BTJジャーナル」の08年7月号を、先週末に発行・公開しました。
 特集リポートは「構造生物学・結晶構造解析技術」。結晶化せずに解析できる次世代の光、X線自由電子レーザー(XFEL)にも注目です。
 
 XFELは、オングストロームの空間分解能とフェムト秒の時間分解能で物質を照らす新しい光。XFELを利用することで、難病に対する特効薬の開発や、持続的発展に必要な新エネルギーシステムの研究など、ライフサイエンスやナノテクノロジーの分野が大きく発展すると、世界中の科学者が期待を寄せています。
 
 日本では兵庫県の西播磨で、2010年にXFELが稼働する予定です。それに先駆けて05年に建設されたプロトタイプ機では、08年春からXFELを用いた実験が始まりました。
 
 日本では、欧米とはまったく異なる新たな発想に基づくコンパクトなXFELの開発に取り組んでおり、このプロトタイプ機で、高出力で安定した極紫外線レーザーを自足的に発振できるという成果を、7月28日にオンライン版が公開になったNature Photonics掲載論文で、発表しました。
 
 レーザー光と放射光の優れた特質を併せ持つ夢の光である、XFELを用いると、たんぱく質を結晶化することなく、1分子のままで立体構造を解析できると期待を集めています。
 
 たんぱく質の構造解析で最大のボトルネックとなっている結晶化が不要となれば、たんぱく質の構造情報に基づく創薬が飛躍的に発展すると、期待できます。
 
 詳しくは、BTJジャーナル08年7月号P.5-9の記事をぜひご覧ください。
 
「BTJジャーナル」のダウンロードはこちらから
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/
最後に08年7月号(第31号)の目次を紹介します。
 
2 連載「大学は今」第7回
研究開発強化法
鈴木寛・参議院議員
林芳正・参議院議員

5 特集リポート
進展する結晶構造解析技術
高エネルギー加速器研究機構(KEK)
理化学研究所播磨研究所

10 海外現地リポート
ニュージーランドのバイオ・健康素材

16 BTJアカデミック・ランキング
中村祐輔・東大教授
鎌谷直之・前女子医大所長

17 専門情報ウェブサイト「FoodScience」
中国産ウナギ偽装事件

 ぜひ「BTJジャーナル」をダウンロードして、お楽しみください。パソコンでご覧いただくと、リンク先の情報もすぐに入手できます。プリントアウトをお読みいただくなら、カラーをお勧めします。

 BTJジャーナルは、オープンアクセス時代に対応した新タイプのジャーナルです。研究や教育、日常生活にご活用いただければ幸いです。
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/
 
                           BTJ編集長 河田孝雄