飛行機から一歩降りると、そこは気温40℃以上の真夏でした。
 
 先週の土曜までは、駿河湾を望む淡島ホテルでボーっとしながら海を眺めておりましたが、日曜日に東京を発ち、今や酷暑の砂漠の都市、Phoenixに居ります。
 Arizona州花であるサボテンの柱は年7cmしか成長できません。まったく水はありがたいのです。ここではプールは贅沢品です。
 
 しかし、ここ10年でこんなに熱いところで、水も無いのに、州の人口が10倍に膨れ上がっているということはどういうことか? 
 
 カリフォルニア州の発展の波及なのか?
 
 それとも医療やバイオの産業化によるものなのか?
 
 明日からの取材で明らかになるでしょう。火曜日まで滞在し、その後は飛行機でやはり米国の海の都、San Diegoに向かい、世界最大のバイオ展示会、BIO2008を取材します。
 
 今回は大阪商工会議所のミッションと同行しており、皆さんと仲良くなるのも楽しみです。
 さて6月11日、第一三共がインドの製薬企業(ジェネリックが主ですが、新薬開発にも着手しています)Ranbaxy Laboratories社を買収しました。これは最近我が国の製薬企業がバイオ企業を血眼になって買収しているのとは一味違う、優れた買収だったと思っております。
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2005/3718/
 
 ジェネリックの製造・販売基盤をグローバルに入手できること、それにインドの企業はロシア、エジプトなど中進国間の販売ネットワークが強いため、第一三共が成長著しい中進国の市場へ楔を打つことができることを、私は強く評価しています。
 今やジェネリック、バイオシミラーの製造に加え、臨床開発のデータマネージメントの中心をインドに置く企業が増えています。創薬のインフラも急速に整いつつあるインドに、我が国の企業はアクセスを持たなくては、グローバル競争に乗り遅れると確信しています。
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2005/3095/
 しかし第一三共も油断は禁物です。米Pfizer社が第一三共の買収に対抗する可能性があるためです。ロイターがその可能性を報道しています。考えてみると、これも第一三共のRambaxyの買収が良い買収である一つの証拠となると思います。ぜひとも、ここは第一三共に踏ん張っていただきたいと、応援しております。
http://biz.yahoo.com/rb/080613/ranbaxy_pfizer.html?.v=6
 
 先週の金曜日から募集を開始したバイオファイナンスギルド第7期(第6期と報道したのは誤りでした)ですが、お蔭様でもう応募のお申し出を受けました。今回は5社限定で新規募集いたしますので、どうぞお早目にお申し込み願います。新学期は7月11日からです。バイオ投資関係者、製薬企業のライセンス担当者・経営企画担当者、バイオベンチャー企業の関係者のご参加を期待します。
 
 どうぞ下記より詳細にアクセスしお早めに思うし込み願います。
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2008061356156
 
 さて明日も暑いArizonaで、バイオの取材に奮闘することになりそうです。元気が残っていたらブログでも書きますのでどうぞご覧願います。
http://blog.nikkeibp.co.jp/bio/miyata/
 
 皆さん、お元気で。
 
            Biotechnology Japan Webmaster 宮田 満
ps 
 塩野義製薬が共同研究のシーズを募集中です。締め切りまで2週間。
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2008060956025
 
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<<BTJブログWmの憂鬱>> 
最新一週間の記事  http://blog.nikkeibp.co.jp/bio/miyata/ 
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2008-06-11
BTJブログWmの憂鬱08年06月11日、定性から、定量へ。動き始めた個の医療の診断薬
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2005/3712/
 
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2008-06-09
BTJブログWmの憂鬱08年06月09日、GMOを国民が受け入れる最大の問題
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2005/3656/
 
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トランスフェクションを特集したBTJジャーナル08年5月号を発行・公開
AISTと東大、固相トランスフェクションアレイや顕微針の取り組みを紹介
「BTJジャーナル」のダウンロードはこちらから
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/
「BTJアカデミック」はこちらから
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/senmonn/btj_aca.jsp 
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 バイオ研究者のキャリアアップ/スキルアップにお役立ていただきたい月刊のPDFマガジン「BTJジャーナル」の08年5月号を、先月末に発行・公開しました。
 特集リポートは「トランスフェクション」。omics時代を迎え、遺伝子を培養細胞に導入して発現させるトランスフェクションの技術が改めて注目を浴びています。iPS細胞の樹立や初代培養細胞、臨床サンプル組織を利用した解析でも、効率の高いトランスフェクション法の活用が重要な鍵を握っています。
 
 トランスフェクションには従来からウイルスが多く利用されていますが、ウイルスを利用したトランスフェクションは、利用するウイルスの性質によって目的以外の影響が出る可能性があります。例えば遺伝子導入効率が高く、発現も安定しているレトロウイルスベクターを使用すると、レトロウイルスベクターのゲノム遺伝子の挿入によって、がんなどの副作用を誘発する懸念があります。
 
 このようなウイルス特有のリスクを回避するために、ウイルスを利用しないトランスフェクションのニーズが大きくなっています。今号のリポートでは、ハイスループットな固相トランスフェクションアレイや顕微針を用いた物理的な手法で成果を挙げる産業技術総合研究所(AIST)と東京大学の取り組みを紹介します。
 
 詳しくは、「BTJジャーナル」08年5月号P.5-9の記事をご覧ください。
 
 「BTJジャーナル」のダウンロードはこちらから
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/
 
08年5月号(第28号)の概要を目次にて紹介します。
 
2 連載「大学は今」第5回
イメージングで免疫の全貌把握
審良静男・阪大IFReC拠点長

5 特集リポート
トランスフェクション
三宅淳・AIST部門長・東大招聘教授
三宅正人・AISTグループ長

10 BTJアカデミック・ランキング
 iPS記事がトップ3を独占

11 専門情報ウェブサイト「FoodScience」
 食品検査は是か否か

13 連載「サイコムキャリアプロジェクト」
 第4回 オンリーワンの自分を売り込め

16 連載「遺伝統計学へようこそ!」第15回
 現実的な全ゲノム関連研究を目指し

21 広告索引

 ぜひ「BTJジャーナル」をダウンロードして、お楽しみください。パソコンでご覧いただくと、リンク先の情報もすぐに入手できます。プリントアウトをお読みいただくなら、カラーをお勧めします。

 BTJジャーナルは、オープンアクセス時代に対応した新タイプのジャーナルです。研究や教育、日常生活にご活用いただければ幸いです。
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/
                           BTJ編集長 河田孝雄