お元気ですか?
 
 まだ、トラベラーズハイが続いており、なんだか妙に元気です。
 
 今晩のサッカー日本代表の試合によってはがっくり来るかもしれませんが、折悪しく、夜遅くのセミナーに出席、生で見ることができないのが救いかもしれません。
 不調といえば、全仏オープンのシャラポアもよれよれした試合で、何とか勝ち上がっています。「球出しで練習している」という神尾米さんの報告は、シャラポアの不調の深刻さを端的に示しています。
 
 さて、本日はそうした鬱陶しい雰囲気を吹き飛ばすニュースを。
 
 昨日より、昨年に続き、塩野義製薬が皆さんが持つ研究シーズを、共同研究するプログラム、2008年シオノギ創薬イノベーションコンペ(2008FINDS)の応募を開始いたしました。Biotechnology Japanもこうしたオープンイノベーションの試みを全面的に支援します。
 
 昨年は200件以上の応募をいただき、10件のシーズが採用され、それぞれ200万円から500万円の研究費が提供されました。しかも、実際には塩野義製薬も本気で皆さんのシーズを実用化するために、共同研究を行います。研究資金だけでなく、人材もアイデアもイコールパートナーとして、皆さんのアイデアを真剣に実用化いたします。
 
 ここが今までの、シーズコンテストとは決定的に異なる点です。
 
 特許を死蔵することが多かった本気ではない企業との共同研究とはことなり、企業と真剣に共同研究できる機会を提供します。是非とも、皆さんのアイデアやシーズで挑戦していただきたい。本物の産学連携とは何か。学べる機会だと思います。塩野義製薬も全社を挙げて、皆さんの真剣な思いに対応する体制を組んでおります。
 
 塩野義製薬の担当者のインタビューは下記のBTJジャーナル2008年4月号の19ページを参照願います。応募のポイントなども判りやすく示されています。
http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/#btjj0804 
 
 今回の2008FINDSでは下記のシーズを持つ、あなたからの募集をお待ちしております。該当する研究者は是非とも下記のホームページを参照の上、奮ってご応募願います。締め切りは6月30日午後5時です。
http://www.shionogi.co.jp/finds/ 
 
●2008FINDSで募集する技術シーズ●
メタボリックシンドローム治療薬の創薬シーズ
アレルギー治療薬の創薬シーズ
ペプチド・蛋白医薬の創薬シーズ
次世代先端医薬品につながる創薬技術の新規提案
組み換え蛋白質の効率的な大量発現方法
ハイスループットスクリーニングなどに適応可能な新規アッセイ技術
蛋白質の特異的な修飾法
蛋白質-蛋白質の相互作用解析
蛋白質のリフォールディング予測
ペプチド合成やライブラリー化合物合成に関する新技術
新規生物活性低分子の創製に関する技術
修飾改変ペプチド・蛋白質の薬物動態や抗原性を予測する技術
全身暴露を目的とする新たな経皮投与技術
ペプチド・蛋白医薬の非注射投与技術
 
 日本の基礎研究が実用化しない最大の問題は、大学からの技術移転と実用化に本腰を入れる企業が少ないことであります。その意味では、例外的な塩野義製薬の真剣さを、皆さんも真摯に受け止めていただきたい。とにかく、下記のサイトをご訪問願います。
http://www.shionogi.co.jp/finds/ 
  
 本当に多分最後のお願いとなりますが、皆さんに6月、アリゾナ州Phenixとカリホルニア州San Diegoにご一緒に行きましょうというお誘いです。そろそろ締め切りが迫ってまいりましたが、まだなんとか若干の余裕があります。今回の旅はバイオが直面する事業化の現実をきわどく見てこようというものです。
 
 今年も、大阪商工会議所がBIOの視察団を派遣します。
 
 今回の目玉はアリゾナ州政府前面支援の下、FDAがアリゾナ大学と共同で創設したクリティカルパス研究所を訪問することです。臨床開発を加速するための、制度や技術的な研究の中心に直接訪問いたします。製薬企業・創薬ベンチャー必見です。
 
 勿論、世界のバイオを知ることができるBIOにも参加いたします。6月15日から21日、米国にご一緒いたしましょう。
 
 詳細は下記のリンクをご覧下さい。一読の価値はあります。
http://www.osaka.cci.or.jp/Seminar_Event/bio2008_mission/index.html 
 
 毎朝、パワーブレックファーストで、本日の見所や昨日の成果の情報交換もいたします。これはきついが、役に立ちます。一人でも多くの方のご参加をお待ちいたします。
 
 なんだか、東京は雨が降りそうな雲行きになってまいりました。
 
 明日は大阪で、バイオビジネスコンペ本選審査会です。
 
 今年最高のバイオのビジネスプランが選出されます。満杯かもしれませんが、何とかなるでしょう。どうぞご興味のある方は下記を参照の上、ご参加願います。
http://www.biocompe.jp/kaisai/honsen.html 
 
 今週もお元気で。
 
            Biotechnology Japan Webmaster 宮田 満
 
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<<BTJブログWmの憂鬱>> 
最新一週間の記事  http://blog.nikkeibp.co.jp/bio/miyata/ 
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2008-05-29
BTJブログWmの憂鬱08年5月29日、イノベーションだらけの日本
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2005/3408/
 
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2008-05-28
BTJブログWmの憂鬱08年5月28日、メディビックの挑戦、
注目の「DNAプライベートバンク」
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2005/3377/
 
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2008-05-26
BTJブログWmの憂鬱08年5月26日、今こそ堂々とバイオを語る時代
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2005/3303/
 
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トランスフェクションを特集したBTJジャーナル08年5月号を発行・公開
AISTと東大、固相トランスフェクションアレイや顕微針の取り組みを紹介
「BTJジャーナル」のダウンロードはこちらから
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/
「BTJアカデミック」はこちらから
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/senmonn/btj_aca.jsp
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 バイオ研究者のキャリアアップ/スキルアップにお役立ていただきたい月刊のPDFマガジン「BTJジャーナル」の08年5月号を、先月末に発行・公開しました。
 特集リポートは「トランスフェクション」。omics時代を迎え、遺伝子を培養細胞に導入して発現させるトランスフェクションの技術が改めて注目を浴びています。iPS細胞の樹立や初代培養細胞、臨床サンプル組織を利用した解析でも、効率の高いトランスフェクション法の活用が重要な鍵を握っています。
 
 トランスフェクションには従来からウイルスが多く利用されていますが、ウイルスを利用したトランスフェクションは、利用するウイルスの性質によって目的以外の影響が出る可能性があります。例えば遺伝子導入効率が高く、発現も安定しているレトロウイルスベクターを使用すると、レトロウイルスベクターのゲノム遺伝子の挿入によって、がんなどの副作用を誘発する懸念があります。
 
 このようなウイルス特有のリスクを回避するために、ウイルスを利用しないトランスフェクションのニーズが大きくなっています。今号のリポートでは、ハイスループットな固相トランスフェクションアレイや顕微針を用いた物理的な手法で成果を挙げる産業技術総合研究所(AIST)と東京大学の取り組みを紹介します。
 
 詳しくは、「BTJジャーナル」08年5月号P.5-9の記事をご覧ください。
 
 「BTJジャーナル」のダウンロードはこちらから
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/
 
08年5月号(第28号)の概要を目次にて紹介します。
 
2 連載「大学は今」第5回
イメージングで免疫の全貌把握
審良静男・阪大IFReC拠点長

5 特集リポート
トランスフェクション
三宅淳・AIST部門長・東大招聘教授
三宅正人・AISTグループ長

10 BTJアカデミック・ランキング

 iPS記事がトップ3を独占
11 専門情報ウェブサイト「FoodScience」
 食品検査は是か否か

13 連載「サイコムキャリアプロジェクト」
 第4回 オンリーワンの自分を売り込め

16 連載「遺伝統計学へようこそ!」第15回
 現実的な全ゲノム関連研究を目指し

21 広告索引

 ぜひ「BTJジャーナル」をダウンロードして、お楽しみください。パソコンでご覧いただくと、リンク先の情報もすぐに入手できます。プリントアウトをお読みいただくなら、カラーをお勧めします。

 BTJジャーナルは、オープンアクセス時代に対応した新タイプのジャーナルです。研究や教育、日常生活にご活用いただければ幸いです。
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/

                            BTJ編集長 河田孝雄