昨夜からいよいよ全仏オープンが始まりました。アンナ・イバノビッチは少してこずったものの、1回戦を突破。昨年より遥かに身体も引き締まり、これで昨年の決勝戦でメンタルでエナンに負けたと言われた欠点が是正されていれば、優勝の可能性濃厚です。
 我が国の錦織選手は残念ながら予選落ちでした。全英での再起を期待したいと思います。
 
 さて、今やっと、BioJapan2008の打ち合わせが終わったところです。
 
 今年のBioJapanは横浜で10月15日から17日まで開催されます。今年は今までと一味違う展示会となりそうです。いわば我が国のベンチャー企業が成長の機会を掴み、我が国の製薬企業や投資家達は、有望なシーズを掴む機会を提供する仕組みが着々と揃いつつあります。ここは研究ではなく、バイオをビジネスする競技場なのです。
 
 まさしく我が国のバイオのキーマンが横浜に集結いたします。
 
 どうぞご期待下さい。
 
 6月にはマッチングサイトを開設いたします。どなたでも無料で登録、バイオの商談を進めることができます。是非とも日程確保を今からお願いしたいと思います。まだプログラムは未発表ですが、詳細は下記のサイトからアクセスできます。6月中にはプログラムも発表されます。医薬だけでなく、診断薬・デバイス、バイオ燃料・バイオプラスチックなど、世界のバイオの最新潮流にアクセス願います。
 
 ところで、武田薬品が神奈川県藤沢市に建設を予定している新研究所で、P3実験施設に懸念を示す住民運動が高まりつつあります。企業の説明のスキルにも問題がありそうですが、何故、今頃こんな古典的な反対運動が日本に残存しているのか?東京の目白の学習院大学でも似たような反対運動が起こっています。
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2005/3255/ 
 
 この30年間、日本人は生命科学の進歩と実績にまったく置いてきぼりをくらってしまったのではないかという感じを受けます。
 
 6月末の官民対話でも、バイオに関する国民理解醸成にきちっと国や産業界が対応すべきだという合意が形成される見込みです。今こそ堂々とバイオを語る時代がもうすぐ我が国でも到来いたします。
 
 武田薬品も学習院も、ここは市民の理解を得るために誠実に対応しなくてはなりません。
 
 さて、今週はシカゴに1泊3日で取材に飛んで、6月15日から再びサンフランシスコに、BIOの取材で訪れます。酷い日程ですが、何とか楽しくこなしたいと思います。
 
 これが多分最後のお願いとなりますが、皆さんに6月、アリゾナ州Phenixとカリホルニア州San Diegoにご一緒に行きましょうというお誘いです。そろそろ締め切りが迫ってまいりましたが、まだなんとか若干の余裕があります。今回の旅はバイオが直面する事業化の現実をきわどく見てこようというものです。
 
 今年も、大阪商工会議所がBIOの視察団を派遣します。
 
 今回の目玉はアリゾナ州政府前面支援の下、FDAがアリゾナ大学と共同で創設したクリティカルパス研究所を訪問することです。臨床開発を加速するための、制度や技術的な研究の中心に直接訪問いたします。製薬企業・創薬ベンチャー必見です。
 
 勿論、世界のバイオを知ることができるBIOにも参加いたします。6月15日から21日、米国にご一緒いたしましょう。
 
 詳細は下記のリンクをご覧下さい。一読の価値はあります。
http://www.osaka.cci.or.jp/Seminar_Event/bio2008_mission/index.html 
 
 毎朝、パワーブレックファーストで、本日の見所や昨日の成果の情報交換もいたします。これはきついが、役に立ちます。一人でも多くの方のご参加をお待ちいたします。
 
 今週もお元気で。
 
            Biotechnology Japan Webmaster 宮田 満
 
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<<BTJブログWmの憂鬱>> 
最新一週間の記事  http://blog.nikkeibp.co.jp/bio/miyata/ 
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2008-05-23
BTJブログWmの憂鬱08年5月23日、 
湘南の風に馴染むか?、P3反対運動で難渋する武田の新研究所
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2005/3255/
 
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2008-05-22
BTJブログ、WMの憂鬱5月21日その2、
山中教授元気回復、iPSと次世代シーケンスは9月以降に次の飛躍が見えてくる
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2005/3181/
 
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2008-05-21
BTJブログWmの憂鬱08年5月21日、Medicareの打ち出した方針と、その問題点
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2005/3179/
 
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2008-05-20
BTJブログWmの憂鬱08年5月19日、京都大学の進むべき道
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2005/3124/
 
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トランスフェクションを特集したBTJジャーナル08年5月号をただいま発行・公開
「BTJジャーナル」のダウンロードはこちらから
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/
「BTJアカデミック」はこちらから
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/senmonn/btj_aca.jsp 
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 バイオ研究者のキャリアアップ/スキルアップにお役立ていただきたい月刊のPDFマガジン「BTJジャーナル」の08年5月号を、ただいま発行・公開しました。

 特集リポートは「トランスフェクション」。omics時代を迎え、遺伝子を培養細胞に導入して発現させるトランスフェクションの技術が改めて注目を浴びています。iPS細胞の樹立や初代培養細胞、臨床サンプル組織を利用した解析でも、効率の高いトランスフェクション法の活用が重要な鍵を握っています。

 トランスフェクションには従来からウイルスが多く利用されていますが、ウイルスを利用したトランスフェクションは、利用するウイルスの性質によって目的以外の影響が出る可能性があります。例えば遺伝子導入効率が高く、発現も安定しているレトロウイルスベクターを使用すると、レトロウイルスベクターのゲノム遺伝子の挿入によって、がんなどの副作用を誘発する懸念があります。

 このようなウイルス特有のリスクを回避するために、ウイルスを利用しないトランスフェクションのニーズが大きくなっています。今号のリポートでは、ハイスループットな固相トランスフェクションアレイや顕微針を用いた物理的な手法で成果を挙げる産業技術総合研究所(AIST)と東京大学の取り組みを紹介します。

 詳しくは、「BTJジャーナル」08年5月号P.5-9の記事をご覧ください。

 「BTJジャーナル」のダウンロードはこちらから
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/

それでは08年5月号(第28号)の概要を目次にて紹介します。

2 連載「大学は今」第5回
イメージングで免疫の全貌把握
審良静男・阪大IFReC拠点長

5 特集リポート
トランスフェクション
三宅淳・AIST部門長・東大招聘教授
三宅正人・AISTグループ長

10 BTJアカデミック・ランキング
 iPS記事がトップ3を独占
11 専門情報ウェブサイト「FoodScience」
 食品検査は是か否か

13 連載「サイコムキャリアプロジェクト」
 第4回 オンリーワンの自分を売り込め

16 連載「遺伝統計学へようこそ!」第15回
 現実的な全ゲノム関連研究を目指し

21 広告索引

 ぜひ「BTJジャーナル」をダウンロードして、お楽しみください。パソコンでご覧いただくと、リンク先の情報もすぐに入手できます。プリントアウトをお読みいただくなら、カラーをお勧めします。

 BTJジャーナルは、オープンアクセス時代に対応した新タイプのジャーナルです。研究や教育、日常生活にご活用いただければ幸いです。
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                           BTJ編集長 河田孝雄