現在、またのぞみで京都に向っております。何故か、車内は満員、自由席で席を何とか確保しました。しかし、中高年の男性に多いのですが、空いている席にかばんや新聞を置いて、座らせまいとする輩が最近増えてきたと思います。けしからんばかりでなく、誠に見苦しい良い大人が今までどんな人生を送ってきたのか? よほど浅い人生ではなかったのか? いくら疲れたとはいえ、他者への思いやりを失った男に価値はありません。40代、50代の企業戦士とやらは、猛省すべきです。
 さて本日しゃしゃり出たのは、マウス幹細胞研究の成果を、現在、東京で開催されている幹細胞シンポで武田薬品が初めて公表したニュースをお届けしたかったからです。少なくとも心臓の拍動に関係する遺伝子やイオンチャンネルに関連する遺伝子は、ES細胞から分化成熟させた心筋細胞の方が、心臓から樹立した初代培養細胞よりよっぽど類似していました。どうやら今の分化手法でも、イオンチャンネルに冠する研究はマウスES細胞を活用できるという力強い結論でした。
 
 最後に、皆さんに6月、アリゾナ州Phenixとカリホルニア州San Diegoにご一緒に行きましょうというお誘いです。そろそろ締め切りが迫ってまいりました。今回の旅はバイオが直面する事業化の現実をきわどく見てこようというものです。
  
 今年も、大阪商工会議所がBIOの視察団を派遣します。
 
 今回の目玉はアリゾナ州政府前面支援の下、FDAがアリゾナ大学と共同で創設したクリティカルパス研究所を訪問することです。臨床開発を加速するための、制度や技術的な研究の中心に直接訪問いたします。
 
 勿論、世界のバイオを知ることができるBIOにも参加いたします。6月15日から21日、米国にご一緒いたしましょう。
 
 詳細は下記のリンクをご覧下さい。一読の価値はあります。
http://www.osaka.cci.or.jp/Seminar_Event/bio2008_mission/index.html 
 
 毎朝、パワーブレックファーストで、本日の見所や昨日の成果の情報交換もいたします。これはきついが、役に立ちます。一人でも多くの方のご参加をお待ちいたします。
 
 今週もお元気で。
 
                  Biotechnology Japan Webmaster 宮田 満
 
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参加者300人規模で成長している出来立ての研究会、学会より
先週は日本エピジェネティクス研究会第2回年会
今週は日本食品免疫学会第4回学術大会(JAFI2008)
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 毎週金曜日のメールで編集部原稿を担当しておりますBTJ編集長の河田です。
 
 先週、今週と成長している研究会、学会を取材しましたので、その話題をお届けします。
 
 先週末は、日本エピジェネティクス研究会第2回年会。静岡県三島市で、先週の金曜日(5月9日)と土曜日(5月10日)の2日間にわたり開かれました。
 
 年会長は、国立遺伝学研究所の佐々木裕之教授。「この会はいろんな研究対象の研究者が集まっている。研究協力がこの研究会の目的。私はもともと医者。臨床サンプルは確保が大変だし、基礎の研究ではこれでもかとデータをとらないと論文が通らない状況になっている。エピジェネティクス研究会が、1つのフォーラムとして機能していければ。米国ではNIHのロードマップにエピジェネが記載され、5年で200億円超の研究費が付いた。日本でもエピジェネの重要性は認識させるようになってきた。研究会がベースの底上げの役割を果たせれば」と、閉会にあたり第2回年会長を務めた佐々木教授はお話しになられました。
 
 今週は、日本食品免疫学会第4回学術大会(JAFI2008)。東京・目黒で、今週の火曜日(5月13日)と水曜日(5月14日)の2日間にわたり開催されました。
 
 大会実行委員長は、東京大学大学院農学生命科学研究科の清水誠教授。JAFIの学術委員長もおつとめです。「あまり誰もお読みにならないでしょうが、プログラム・要旨集の巻頭に実行委員長の挨拶を載せていて、『美しい花が咲き、鳥がさえずる5月・・・に終日建物にこもって学会、というのも残念な気がしますが』と、シューマンの歌曲からの引用を書きましたが、幸い、台風と雨、冷たい風と、建物のこもるのにふさわしい天候になりました。これも皆さんあまりお気にとめないと思いますが、大会のテーマ『食品による免疫機能調節の基礎と実践』と決めました。特に実践は、苦労してひねり出した表現です。これまで基礎に偏っていて実験動物レベルの成果発表が多かったが、今回はヒト試験の成果もいといと出てきました。この学会の発展を考えていこうとすると、大切な方向性と思います。本日(14日)ご講演になられたオーストラリアUniversity of Western AustraliaのMeri K.Tulicさんも、この学会がアカデミアだけでなくインダストリーとコラボしていることに感動しておられました」という旨を、閉会の辞で、清水教授はお話になられました。
 
 JAFIには60社を超える企業が企業会員になっていて、JAFI2008の実行委員には、キッコーマン、J-オイルミルズ、サッポロビール、江崎グリコ、日本ケフィア、コンビ、三基商事の所属の方のお名前があります。07年12月に発足した「『免疫調節作用の評価パラメーターに関する基準値の策定』を実施するためのワーキンググループ(WG)」には、カゴメ、ハウスウェルネスフーズ、ダイソー、森永乳業、明治乳業、キッコーマン、明治製菓、ヤクルト本社の計8社が名を連ねています。
 
 このWGは、トクホ(特定保健用食品)として認められることが可能になる位、食品の免疫機能調節作用を評価する基準のエビデンスを構築していくことを目的としています。JAFIが食品の免疫機能調節作用を評価する基準として検討してとりまとめてきた「評価基準書」を実際に使えるようにするため、学会の中で評価基準の検証を進めます。08年度は免疫機能の基準値策定のための方法を考案し、検証方法を計画するとともに、研究計画を会員に提示し、研究予算を申請します。09年度以降は、研究計画に従って検証作業に着手し、検証に携わる研究者を学会会員から公募して研究グループを立ち上げる計画とのことです。
 
※日本エピジェネティクス研究会および日本食品免疫学会のBTJアカデミック記事
 
続報、日本エピジェネティクス研究会の第2回年会は三島に250人、第3回は09年5月に東京・一ツ橋、第4回は鳥取
http://biotech.nikkeibp.co.jp/senmonn/btj_aca.jsp?a1=1&jreq=btjnews&id=20052719 
 
東大医、虚血後腎臓修復にエピジェネが関与、HDAC5抑制でBMP7誘導を介した腎臓修復へ
http://biotech.nikkeibp.co.jp/senmonn/btj_aca.jsp?a1=1&jreq=btjnews&id=20052728 
 
ADEKAがβグルカン研究で相次ぎ成果、黒酵母発酵βグルカンはDCと直接反応して腸管粘膜免疫を増強
http://biotech.nikkeibp.co.jp/senmonn/btj_aca.jsp?a1=1&jreq=btjnews&id=20052911 
 
日本食品免疫学会第4回学術大会に300人、ヒト免疫機能評価パラメーター基準値策定WGが08年度中に研究提案へ
http://biotech.nikkeibp.co.jp/senmonn/btj_aca.jsp?a1=1&jreq=btjnews&id=20052822 
 
 メール原稿の締め切りが迫ってきましたので、今日のメールはここまでにさせていただきます。
■BTJアカデミック・記事アクセス・トップ3(08年5月9日-5月16日)
【1位】Scripps研、iPS細胞の分化で転写調節因子Oct4を代替できそうな化合物の手掛かりをつかむ
http://biotech.nikkeibp.co.jp/senmonn/btj_aca.jsp?a1=1&jreq=btjnews&id=20052727 
 
【2位】iPS国際シンポ、マウスES並みには定義できないヒトES細胞、iPS細胞研究の新たな頸木(くびき)に
http://biotech.nikkeibp.co.jp/senmonn/btj_aca.jsp?a1=1&jreq=btjnews&id=20052725 
 
【3位】文部科学省、08年度都市エリア産学連携促進事業(発展型)地域選定発表、バイオが7件中5件採択
http://biotech.nikkeibp.co.jp/senmonn/btj_aca.jsp?a1=1&jreq=btjnews&id=20052905 
 
 最後に、4月末に発行・公開した「BTJジャーナル」08年4月号(第28号)の目次を紹介します。
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2 連載「大学は今」第4回
iPSの世界競争に打ち勝つ
山中伸弥・京大教授

5 特集リポート
光イメージング
近江谷克裕・北大教授
金城政孝・北大教授

10 海外現地リポート
米Anaheimトレードショー

15 連載「いいともバイオインフォマティスト」第2回
中尾光輝・かずさDNA研究所特別研究員

17 BTJアカデミック・ランキング

18 専門情報サイト「FoodScience」

20 連載「サイコムキャリアプロジェクト」第3回
相手をよく知るには?

24 連載「遺伝統計学へようこそ!」第14回
質的形質と量的形質

36 広告索引

 ぜひ「BTJジャーナル」をダウンロードして、お読みください。パソコンでご覧いただくと、リンク先の情報もすぐに入手できます。プリントアウトをお読みいただくなら、カラーをお勧めします。

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                           BTJ編集長 河田孝雄