私たちの媒体で活躍する長光大慈氏が、セルロース学会関東支部ミニシンポジウム を取材し、今週ウェブで講演についてお伝えしています。セルロースの有効活用に、産学官の機関が知恵を絞っていることを感じます。
 バイオプラスチックと一口に言っても、研究は多様です。長光氏がお伝えしたのは、王子製紙によるユーカリ生産の研究のほか、東京農工大のバイオ接着剤の研究、森林総研のバイオ炭素繊維、原子力機構のバイオゲルでした。そのほか、東京大学岩田忠久准教授は、バイオプラスチック普及に向けて、規制の見直しを求めます。
 セルロースの利用には、実にいろいろなアプローチがあります。セルロースの繊維を分解した上で製品へと合成していくものがあるかと思えば、セルロースの繊維をそのまま生かしていくバイオプラスチックもあります。代表格の一つとしては、京都大学生存圏研究所の矢野浩之教授のバイオナノファイバーに対する注目度が高まっています。
 バイオプラスチックの情報はより増やしいこうと思います。どうぞよろしくお願い いたします。
                              記者 星 良孝
※※みなさまからのご意見、ご批判をお待ちしております。
https://bpcgi.nikkeibp.co.jp/form-cgi/formhtml.cgi?form=ask_pass4/index.html
◆BTJの関連記事◆◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
            農業・環境関連の記事
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
バイオマスプラスチックに3つの課題、東大大学院・岩田忠久准教授が講演
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/3908/
セルロースに放射線照射、「ハイドロゲル」を実用化へ、原子力機構・長沢尚胤副主幹が研究発表
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/3909/
「植物のリグニンから炭素繊維」、森林総研の久保智史氏が可能性について講演
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/3911/
リグニンを中間体「PDC」に変換、ポリマーとして応用広がる、農工大大学院の片山義博教授が研究発表
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/3912/
パルプ収率の高いユーカリをオーストラリアでクローン増殖、
日本製紙の藤井裕二主任研究員が報告
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/3913/
Cargill社、ナタネの研究・生産センターをカナダに開設
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/3885/