大企業、大都市部の動きを追うことは大切ですけれども、中小企業、地域の新しい動きも検証していきたいと思っていました。この5月辺りから、全国の都道府県に目を向けて、いわば「地域バイオ」の取材を増やそうと考えています。
 ここでバイオの意味は広くとらえて、医薬、医療、農業、環境、食品など、幅広に見ていこうと考えています。先週からは、地域ぐるみで産業育成を目指す動き、いわゆる「クラスター」を取材しています。「バイオ」を軸に地域における産業創出を目指す動きの今はどうか。電話で話を聞きますと、担当者の方々は熱心に説明してくださいます。
 もっとも、クラスターが置かれた環境を一般的に言えば、「厳しい」なのでしょう。経済状況が悪化したので、それぞれのクラスター担当者は焦っているという共通項はありそうです。商品化、事業化が成功しなければ、クラスターは「絵に描いた餅」になります。経済産業省や文部科学省、農林水産省がクラスター形成の支援をして、もうじき10年が経過します。各地域は戦略を練り込んで、果実を得ようと必死になっています。
 福島県では、あらゆる中小企業を取り込んで、参加企業の裾野を広げようと急いでいます。北陸では石川県と富山県が手を結び、連携する地域の範囲を広げています。九州地域バイオクラスターは、強化する領域を機能性食品に絞り込んでいます。などなど、新しい動きを連続的にお伝えすることで、全体像が見えてくるのではないかと想定しています。
 農業、環境バイオの領域は、バイオマスの有効利用、新たな農産物の商品化と、新鮮なネタの宝庫です。クラスターにからめて新しい地域発の動きをとらえられれば、これも面白いでしょう。興味深い取り組みがありましたらご連絡ください
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おうかがいできればと思っています。
                              記者 星 良孝
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