BTJ/GreenInnovationメールの読者の皆さん。Biotechnology Japan Webmasterの宮田です。本日はちょっと紙面を拝借して、9月18日に東京で開催いたします、BTJ プロフェッショナルセミナー「次世代シーケンサーが変えるバイオ」へのお誘いです。
 皆さんは今、米国のベイエリアで米国エネルギー省(DOE)と農務省の研究所がそれぞれ猛烈な勢いで、バイオマスやエネルギー植物や、セルロース資化性細菌のゲノム解読を進めていることをご存知でしょうか? DOEはサルガッソー海の海水中のDNAやニューヨークの大気中のDNAのゲノム解析も進めています。今や次世代シーケンサーの登場で、生物のゲノム解読コストは劇的に低下しています。
 ずばり狙いは、未活用の遺伝子資源を活用して、エネルギーや環境処理に応用しようというものです。こうした研究を大きく飛躍させるのが、2007年から登場した次世代シーケンサーです。今回のセミナーは必ずしも資源・エネルギーをテーマにしてはおりませんが、わが国で入手可能な次世代シーケンサーをずらりと展示、最先端のバイオ研究者から次世代シーケンサーの最新情報が入手できます。
 既に岡山大学では大麦のゲノム解析に次世代シーケンサーを導入しました。この技術革新は皆さんにも数年内に波及することは必定です。是非ともこの機会に、
下記にアクセスの上、どうぞお早めにご登録願います。
http://bio.nikkeibp.co.jp/bio/seminar/080918/
 
 会場でお会いいたしましょう。
                  Biotechnology Japan Webmaster 宮田 満
◆担当者より◆◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
             三菱化学のバイオプラ第2弾
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 みなさん、こんにちは。今日はまず、次世代シーケンサーのセミナーのお知らせをさせていただきました。確かにバイオリファイナリーの分野でも、次世代シーケンサーの影響は大きくなっており、文部科学省も、ここ数年一押ししていたたんぱく質だけでなく、09年度からは次世代シーケンサーに力を入れるようです。
 
 実際、文部科学省は、既存のたんぱく質関連のプロジェクトを組みかえる形で、次世代シーケンサーの整備やそれを使った研究に資金を出す新しいプロジェクトをスタートさせます。概算要求では、次世代シーケンサーがらみのプロジェクトに17億円を要求しています。どのような研究が採択されるか、注目ですね。
 
文科省の09年度概算要求、シーケンサー、橋渡し、iPS細胞、脳などで増額要求
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2005/5673/ 
 
 さて、お知らせばかりというのもつまらないので、今日は、三菱化学のバイオプラスチックの話題も少しお伝えできればと思います。先日、三菱化学に取材に行きまして、以前から手がけていたバイオマスからのコハク酸、1,4-ブタンジオール(PBS)の製造や、その次のバイオマスプラスチック第2弾についてお話を伺いました。
 
三菱化学、バイオマス由来のプラスチックを事業化へ
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2005/5809/ 
 
 詳細はニュースをお読みいただければと思いますが、三菱化学はこれまで共同研究していた味の素との共同研究を終え、単独で事業を行います。ただし、バイオマスの原料に何を使うか、バイオマスからコハク酸の製造設備をどこに作るか、といった点はまだ未定。この部分に関しては、今後、日経バイオテク・オンラインで報道します。
 
 また、同社のバイオマスプラスチック第2弾は、イソソルバイドになりそうです。イソソルバイドは、ポリカーボネート結合を持つ樹脂。光学特性などが優れていることから、フィルムなどへの応用が期待されています。同社は既に研究開発を済ませ、09年度から1000t程度の試作設備を設けて、工業化に向けた検討を進めます。ただし、イソソルバイドの原料となるソルビトールは、既に市販されているものを原料として調達する予定だとのことです。
 
 化学メーカーに取材をすると面白いのは、自社でどこまでバイオ(微生物の育種や改変など)を手がけるか、会社によってかなり姿勢が異なるということです。日経バイオテク本誌ではその当たりに注目して、近く特集を企画しておりますので、ご期待ください。
 
                              記者 久保田文
※※みなさまからのご意見、ご批判をお待ちしております。
https://bpcgi.nikkeibp.co.jp/form-cgi/formhtml.cgi?form=ask_pass4/index.html
 
 
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三菱化学、バイオマス由来のプラスチックを事業化へ
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2005/5809/ 
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