明けましておめでとうございます。今年の冬は暖かいですね。年末年始は、家にいてもお正月だということを忘れてしまうほどでした。これも気候変動の表れなのかもしれません。
 さて、本日は神戸大学が12月に立ち上げた統合バイオリファイナリーセンター(近藤昭彦センター長)について、年末に取材したのでそのお話をしたいと思います。統合バイオリファイナリーセンターは、その名の通り、バイオプロセスと化学合成プロセスを統合し、バイオリファイナリーを実現することを目指して設立された組織です。
 もともと神戸大学は、「学内発の卓越した研究プロジェクト」と呼ばれる、異分野の教授でチームを組んで、外部資金などを獲得するしやすくしようという取り組みを進めており、今回のセンターはそのチームを大きくした形で立ち上げられました。センターには、表層ディスプレイ技術などを研究している近藤センター長をはじめ、高分子、膜、植物育種、レーザー計測などを研究する教授が集結。
 また、NPO近畿バイオインダストリー振興会議の近畿バイオ・バイオマス研究会と協力して、京都大学やなら先端科学技術大学、サントリー、日立造船など関西の学界、産業界とも連携する計画です。
 ちなみに、センター設立のために神戸大学が用意したのは、教員のポスト(厳密には卓越プロジェクトのために配置)と古びた倉庫だけ。倉庫には、既に獲得している外部資金でバイオエタノールのパイロットプラントなどを設置する予定ですが、その他の設備は資金が獲得できたら追々追加するそうです。
 バイオリファイナリーにとって、いかにさまざまな技術を統合できるかは大きなポイント。センター設立の効果がどのように表れるか、注目です。というわけで今年は私も、バイオプロセスに限らず、バイオリファイナリーにからむ技術をくまなく取材したいと考えています。
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                     日経バイオテク 記者 久保田文
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