しかし、何回見ても、アジアカップサッカーの日本代表の試合はわくわくしますね。苦しい戦いを若き才能たちが勝ち上がり、成長していくことは心を打ちます。NHKのBS1で再放送していますが、いつもは勝手に送りつけてお金を取られることに疑問を感じておりますが、この番組だけなら喜んで受信料を支払いたい。是非、オンデマンドでお願いいたします。
 さて、セリエAの移籍交渉期限ぎりぎりで、なんと長友選手がインテルに移籍が決まりました。岡崎選手もドイツのシュツットガルトに移籍を発表するなど、アジアカップでコストパフォーマンスの良さを世界に見せつけた、日本人選手が続々と欧州に進出しています。スポーツから日本の第二の開国が始まったのです。ブラジルのワールドカップでベスト8に入る基盤がどんどん築かれています。彼らのこれからの大活躍を心から期待しています。
 井の中の蛙だった実業団から世界に開かれた(何といってもジーコが来ました)Jリーグに1993年に変革して、17年。真の開国を担う人材を育成するには2世代、20年が必要です。バイオでも開国を急がなくてはなりません。何故、我が国の製薬企業は90年代後半にバイオ医薬開発から脱落し、2005年前後から再参入せざるをえなかったのか?一つの大きな要因に人材のグローバル化の遅れがありました。長友選手を迎えた世界一のサッカーチーム、インテルの監督はかつて鹿島アントラーズで活躍したレオナルドでした。彼はブラジル代表で長友選手と同じ、左のサイドバックを努めました。まさに、Jリーグが築いた国際的な人脈が生きています。
 「シリーズ、我が国の製薬企業のバイオ再参入」も下記からご覧願います。
http://biotech.nikkeibp.co.jp/NEWS/sp_show.jsp?spid=93
 さて個の医療です。
 エーザイが2011年1月28日に米国にゲノム解析に基づいた研究開発企業、H3 Biomedicine社を創設しました。この企業は抗がん剤開発の基礎研究を遂行しますが、同時に個の医療の追求も行うことを明言しています。もっとも抗がん剤に関しては遺伝子の変異によって生じる疾患であるため、患者毎、そしてがん組織の細胞の中でも多様性が生じています。そのために、どうしても個の医療は避けられないという認識を、どうやらエーザイは持ったと推定しております。日本の製薬企業の中にもやっと個の医療の追求を公言する企業が現れました。2011年は我が国の個の医療にとって画期的な年です。
http://www.eisai.co.jp/news/news201110.html
 実は、今年1月14日に東京赤坂で開催されたバイオ関連団体新年賀詞交歓会で、H3 Biomedicine社の社長にも就任したエーザイのチーフサイエンスオフィサー吉松賢太郎氏が「近くもう一つ発表がある」とむずむずしていたのが、この件だった訳ですね。ひょっとしたらこれはエーザイの大きな変化かも知れません。社名の意味も不明です。大きな謎が秘められているのか?現在、取材を申し込んでおりますので、今後のBTJでの報道に期待願います。
 エーザイの内藤社長が語るバイオ再参入戦略も下記の連載でお読みいただけます。我が国の製薬企業の経営者では、間違いなくトップの表現力を、インタビューでご堪能願います。
http://biotech.nikkeibp.co.jp/NEWS/sp_show.jsp?spid=93
 長友選手の衝撃が大きく、本日は主にサッカーになってしまいましたが、どうぞご容赦願います。
 皆さんも、どうぞ御元気で。