もうすぐ、Gold Caost空港に到着します。初めてLCCに乗りました。ジェットスターは噂にたがわず、飛行機というより、バスに近い感じです。クイーンズランド政府のご配慮で、それでもビジネスクラスに乗ったのですが、ご飯は大手航空会社のエコノミー、座席はプレミアムエコノミーといったところです。それでも、オーストラリアまで往復で18万円はありがたい。先週那覇を往復しましたが、7万円か8万円したのではないでしょうか、しかも普通席でです。学生時代にLCCがあれば、もう世界一周していたところです。現在の若者は恵まれています。
 実は、沖縄大学院大学の周辺にバイオクラスターを創るにはどうすべきか?という議論を、全世界のクラスターやベンチャーキャピタルを集結して、那覇で先週行いました。SWAT分析してびっくりしましたが、沖縄がバイオクラスターを形成する強みは、我が国の都道府県で唯一、2030年まで人口が増加する点だけ。前途多難ですが、いつも条件の良いことが成功の条件ではないことを確認しなくてはなりません。
 先週の議論では、世界の人材や資本を沖縄バイオクラスターに引き寄せるために、那覇までの飛行機便の不便さや高コストが問題となり、LCCを導入すべきと衆議一決したばかりでした。8時間のフライトでLCCは若者にお任せしますが、4時間以内のフライトならLCCはまったく問題ありません。LCCを是非とも那覇便に導入すべきです。
 そうなれば那覇は北東アジアのハブになり得ます。米軍が手放さない理由です。かつて琉球王国の時代には、那覇が東南アジア貿易のハブであったことも忘れてはなりません。LCCはひょっとしたら、地域経済の行き詰まりを打破する起爆剤になるかも知れません。
 また、国内線の高収益に胡坐をかいて会社を腐らせた日本航空や今やサービス内容がLCC並みに劣化したのに、通常の飛行料金を独占によって得ている全日空などの国際競争力改善にも繋がります。
 さて、昨日、成田に向かう前に、楽天オープン(全日本テニス選手権)で、生ナダルを拝見いたしました。準々決勝でセルビアのトロツキーにマッチポイントを2度も握られ、ひやひやしましたが、かろうじて決勝に進出、実物にやっと会えました。決勝戦はフランスのモンフィス。クレイコートで滑りながららのプレーが得意で、スライディングマンと自称するモンフィスと有明のハードコートが合わず、開始1ゲームか、2ゲーム目でコートにつっ掛かり転倒、やる気を早々に喪失ストレートで負けました。試合自体は平凡でしたが、時折見せるナダルのショットは超一流でした。しかし、常人が努力して到達したもので、決して神業ではない。但し、試合後20分もかけて群がるファンにサインをし、スポンサーに気を使い、爽やかにコートを去る姿は本当のプロフェッショナルでした。次のトーナメントが開催される上海に今頃、今回の優勝賞金26万ドルとそれ以上のギャラを掴んで、飛び去っていったと思います。
 今、到着したゴールドコーストは、気温17度、暴風雨です。横殴りの雨に、確かに熱帯性の樹海がうねっています。しかし、南半球はこれから初夏を迎えるはずではなかったのでしょうか。
 今週もろくなことになりそうにありませんが、どうぞ皆さんは、お元気で。