オランダがウルグアイを破りました。さすがにライブを見てはおりませんが、スコアは3:2と、サッカーでもっとも面白い得点です。きっと好試合であったことは間違いないでしょう。決勝は、オランダ対ドイツになれば、凄い試合になると、期待しています。
 さて、個の医療です。
 DNAシーケンスの高速化と低コスト化によって、1-2年以内に全ゲノム解読の料金は30万円を割り込むことが確実となって来ました。米国ではKonme社や23andMe社のようなパーソナルゲノムサービスが、どんどん展開しています。
 実際にはアマゾン.comなどで、申し込むと、数日後にキットが送られてきます。その中にある試験管に、唾液を入れて、パーソナルゲノム企業に送り返すと、数か月後にセキュリティのかかったDVDか、ウェブ上で自分のゲノム解読結果にアクセス可能となります。
 いくら私たちでも、塩基配列を見ただけでは、何のことかは分かりませんので、各社はバイオインフォマティックスを駆使して、世界中の遺伝子解析、機能解析研究の成果とマッチングして、私たちの疾患リスクを算出するサービスを提供しています。遺伝子機能の解析は日々、世界中で行われていますので、ウェブ上で情報解析を毎日でも行う必要があります。
 現在のところ、このメールでも申し上げましたが、遺伝子解析研究は疾患関連遺伝子、どちらかというと健康に悪影響がある遺伝子群の解析から進む特徴がありますので、毎日、どきどきしながら自分のゲノム解析情報にアクセスするという、病的な状況が出現しているのです。
 今までは、OTCの遺伝子検査など冗談のようなものと、突き放した態度をとっていた米国食品医薬品局も、そろそろ看過できない状況になったと判断いたしました。2010年6月10日に、23andME社に対して、個人ゲノムサービスは医療診断機器の対象となると判断したと通告したのです。
http://www.fda.gov/downloads/MedicalDevices/ResourcesforYou/Industry/UCM215240.pdf 
 これによって今まで野放しだった、個人ゲノム解読サービスが医療診断機器・サービスとして、当局によって承認審査の対象となることになりました。やっと個人ゲノム解読サービスも、米国で認知されるプロセスに入ったのです。
 日本では、こうした動きはまったくないのですが、ウェブには国境がないので、私の知りあいでも、Amazon.comから申し込んだらしい男もおります。我が国でもみのもんたの番組で大宣伝される前に、品質確保を検討する必要がでてきました。個人ゲノム解読サービスは、現在の考え方では厚労省と経産省の間に落ちてしまうサービスです。両省庁とも睨みあいの状態です。健康産業と医療産業、両産業にインパクトを与えますので、経産省と厚労省は仲良く、個人ゲノム解読サービスの適正化に向けて、動き出すべきであると考えます。
 どうぞ仲良く議論願います。もう、我が国の国民でも個人ゲノムサービスは利用できるのことを認識願います。
 さて、コンセンサスエンジンにアクセスなさいましたか?
 当面は医師限定ですが、7月21日からこのバーチャルな議論を公開します。公開後1週間は質問も受け付けておりますので、医師の方はどうぞ下記よりご登録願います。「コンセンサスエンジン消化器がん」というのが、現在開発中のメディアの正式名称です。
https://bioce.nikkeibp.co.jp/consensusengine/
 今週も世界は動いています。皆さん、お元気で。