おかげまさまで、6月11日午後品川で開催する次世代DNAシーケンサーのセミナーはほぼ満員、明日を持ってお申し込みを終了いたします。今懸念していますのは、明日を待たずに満員札止めになる可能性濃厚であることです。まだ、お申し込みなさっていない方はどうぞ下記より詳細を確認の上、お早目に申し込み願います。まったく想像外のスピードで進化する個の医療のインフラを議論します。後悔先に立たずです。どうぞよろしく願います。
http://bio.nikkeibp.co.jp/bio/seminar/100611/
 現在、北海道北見市に滞在しています。昨夜は当地の焼き肉文化を堪能させていただきました。我が国で最初に認可された地ビールも結構でした。
 勿論、仕事です。我が国政府はゲノムコホート研究を推進するプログラムを近く立ち上げます。今さらという感じもありますが、個の医療の基礎を固めるコホート研究は大歓迎です。最適医療を海外のデータではなく、我が国の国民のデータに基づいて選択できる根拠となります。近い将来、医療経済面でもコホート研究成果に基づき医療行為や新薬を評価でき、医療費の最適化にもつながることを期待しています。
 実は2006年3月に北見市に合併された端野町と壮瞥町で札幌医科大学が1976年からコホート研究を展開していたのです。現在、8000人以上の住民の検診データが30年以上蓄積されています。市町村合併によって、検診ベースのコホート研究が、他の地区とのバランスから北見市の支援を得られるのか?微妙な時期を迎えており、私の取材となりました。
http://jals.gr.jp/cohort/c001.html
 加えて、北見地区には530haを耕作する我が国最大の農業生産法人、株式会社はまほろやICTを基幹技術に精密農業を展開している農業生産法人、株式会社イソップアグリシステムも存在します。北見では農業革命も起こっているのです。地元有志が、北見市の中核病院である北見赤十字病院も巻き込み、精密農業とコホート研究を組み合わせ、農産物の健康増進機能のエビデンスを北見市で実証、農産物の高品質化、高付加価値化を目指す運動が始まっています。北見赤十字病院のミッションステートメントには地場産業の振興も明記されています。3年後に新病院が建設されれば、地域のコホート研究のデータセンターとなる可能性があります。元NEC出身の大規模農家が設立した農業生産法人のイソップアグリシステムのIT技術も、コホート研究を更に進めるエンジンとなるでしょう。
 北見市では、政府が提唱する第6次産業の先を行く、医農工連携が始まっています。都会の住人である私から言わせていただければ、無味乾燥のサプリメントで栄養を補給している現状は誠に味気ない。サプリよりアグリです。もし、私に最適の栄養や健康機能成分を、美味しくみずみずしい農産物や農産加工品によって提供されるなら、素晴らしい食卓が実現することは間違いありません。
 しかも、コホート研究によって実証された科学的エビデンスに裏打ちされたメニューなのです。どうです、皆さん、私が単に焼き肉と地ビールに吸引された訳ではないことを納得いただきましたか?
 北見市では、コホート研究に基づいた個の栄養と精密農業の融合が始まろうとしています。どうぞ今後もご注目いただきたいと思います。
 最後に、最後のお願いです。どうぞ次世代DNAシーケンサーのセミナーにまだ、お申し込みいただいていない読者は、どうぞお早めに下記よりお申し込み願います。
http://bio.nikkeibp.co.jp/bio/seminar/100611/
 皆さん、今週もどうぞお元気で。