もうお申し込みになりましたか?
 いよいよ残席本当に僅少になりました。
 BTJプロフェッショナルセミナー「普及する第2世代シーケンサーと姿を現した第3世代シーケンサー」6月11日午後、東京品川で開催いたします。個の医療の鍵を握る技術突破を皆さんと議論いたします。どうぞ下記より、詳細をアクセスの上、本当にお早めにお申し込み願います。
http://bio.nikkeibp.co.jp/bio/seminar/100611/
 なんと全仏オープンでは昨年の覇者、フェデラーがスウェーデンのソダーリンに1:3で完敗してしまいました。昨年の全仏ではこの組み合わせは決勝戦でした。大きなスイングのソダーリンはコンパクトを目指す近代的テニスの対極にありました。テニス選手の大型化、高速化、豪打化の流れは止まりません。小柄な錦織に勝たせるためには、思い切ってテニスコートを今の80%まで縮小するべきかも知れません。やはり国際ルールを握ることができる国は強いと思います。
 先ほど、鳩山首相と小沢幹事長が揃って辞職するというニュースが入りました。昨日、文科省の委員会の休憩時間に、大阪大学教授でアンジェスMGの創業者である森下先生が「小沢さんと一緒に鳩山さんが辞任しなければ、状況は打開できない」とおっしゃっており、まるで本日のことを予測した結果となりました。これで参議院選挙の情勢は混沌として来ました。7月11日の選挙でどんな結果となり、民主党がどういう連立政権を組むかが注目です。一番、注目しなくてはならないのは、新内閣の顔ぶれです。政務三役によってほとんどの施策が決まっている現状では、この人事が重要です。例えば、現在の農水省の混乱も政務三役の一人がアンチGMOであるため。好き嫌いで行政をしてはならないという規律を新政権には理解していない人もいます。当たりはずれの多い政権であります。少なくとも、文科省、経産省、厚労省、総務省には、まともな政務三役の人事が行われることを祈るしかありません。
 さて個の医療です。
 またまた、1万人以上の患者と健常者のゲノム分析から疾患関連遺伝子があぶりだされました。解析対象を1万に規模まで拡大した第2世代のゲノムワイドの連鎖不平衡分析(GWAS)の有効性が証明されました。
 シンガポールのGenome Institute of Singaporeと中国中山大学がんセンターの研究グループが、鼻咽頭がんの発症に影響するHLAと3種の遺伝子多型を第2世代GWASで発見したのです。結果の詳細は、2010年5月30日付けのNature Genetics誌で発表しました。
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2007/1508/
 気になるのは、ここでもHLAのある種の型が疾患のリスクに関係していることです。第1世代、第2世代のGWASで疾患関連遺伝子として患者から分離された遺伝子多型の中に、HLAのある型が含まれている例が続々と報告されてきました。 今までは単なるリンパ球の細胞表面抗原として考えられてきたHLA(ヒトリンパ球抗原)が、単なる移植の拒絶反応の抑止など自己非自己の区別をする以外に機能があるのではないか?という想像が膨らんできます。
 実際、第1世代のGWASの開発者でもあり、バイオバンクジャパンを展開、20万症例以上のDNAとカルテ情報を収集した東大医科研教授兼国立がん研究センター研究所長の中村祐輔教授も、疾患のリスクにHLAが関連していることを、以前から指摘しています。
 一体、HLAの生命現象や疾患に対する真の機能は何なのか?
 それとも自己非自己の認識システムが、疾患を引き起こす基盤を共有しているのか?そうなると、個の医療というコンセプトは疾患そのものの本来の性質に根ざす根源的な概念に発展するかも知れません。
 HLAは古くて新しい生体分子として注目されそうです。
 さて、第2世代のGWASでも解析できな疾患遺伝子もあります。Loss of Herdity 明らかに同朋で発生率が高く、遺伝が要因として推定されている疾患でも、なかなかGWASでは疾患関連遺伝子が見つからない。実は次世代シーケンサーによる、全ゲノム解読が、GWASで取りこぼした疾患関連遺伝子の探索には決定的であることが、本当に最近明らかになりました。6月11日午後、東京品川で開催するBTJプロフェッショナルセミナーで、東大医学部の辻教授が具体例を報告する予定です。是非とも、皆さん、下記のサイトよりお早めにお申し込み願います。
もし、締め切ってしまった場合はご容赦願います。
http://bio.nikkeibp.co.jp/bio/seminar/100611/
 品川でお会いいたしましょう。今週もお元気で。