個の医療の実現にペタコン(超速スーパーコンピュータ)が不可欠だってご存知でしたか?
 パシフィコ横浜で開催するBioJapan2009で10月7日午後3時から午後4時半まで、「ペタコンはバイオに貢献するか?」というセッションを行います。私が司会しますが、豪華キャストの割りに皆さんのご理解が薄く、申し込みが少なくて困っております。是非とも下記よりお申し込み願います。絶対役に立ちます。本当です。
会場はC-3です。
https://biojapan2009.com/public/application/add/31
 昨日、我が国のベンチャー企業、ディナベックがセンダイウイルス・ベクターを使って、山中カクテル(Oct3/4、Sox2、Klf4、c-Myc)遺伝子をマウス胎児由来の線維芽細胞を初期化し、iPS細胞を樹立したと発表しました。
 実はこの件は09年6月のJSTのシンポジウムで公開されており、マスコミに箝口令が引かれていたものです。ちょっとフライングしてこのメールでは我が国のベンチャーがiPS細胞樹立の技術突破をしたとメールしておりますので、覚えていらっしゃる読者も多いと思います。
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/5680/
 今回の技術突破によって、少なくともiPS細胞の安全性や標準化を目指す技術開発は第二段階に入ったと考えております。今までの技術はすべからくゲノムDNAに4因子の遺伝子の挿入を伴うものでした。これがiPS細胞のばらつきやがんのリスクに繋がることは否定できませんでした。
 今年4月には米Scripps研究所のグループが細胞膜透過性ペプチドと融合した4因子を大腸菌で生産、それを培地に添加することでマウスのiPS細胞の樹立に成功しています。いずれ米国や英国のグループが低分子を培地に添加して、iPS細胞を樹立する技術を確立する日も近いのではないでしょうか?
 しかしながら現在までに、こうしたゲノムに4因子の遺伝子を挿入しない技術は、iPS細胞樹立効率が悪く、とても実際にiPS細胞の工業生産にはとてもではないが用を成さない状況でした。今回発表したディナベックの技術はこの壁を打破する可能性があります。国産技術がiPS細胞の開発を後押しする理想的な展開です。
 但し、これで総て問題が解決したと思うのは早計です。
 ゲノム挿入の問題の次は、不完全な初期化によるiPS細胞のばらつきとがん化リスクの問題が厳然と存在しています。
 こればかりは総力を挙げて、エピジェネティックスの科学を進めなくては解決しない問題です。
 10月7日から9日にパシフィコ横浜で開催される我が国最大のバイオ展示会・シンポジウム・オープン・イノベーション・アリーナであるBioJapan2009にもうお申し込みなされましたか?
 ディナベックは10月8日13時40分から、展示会場内プレゼンテーション会場B(H-31) で発表します。セミナー(無料)の聴講には事前登録が必要です。どうぞ下記よりお急ぎ願います。
https://biojapan2009.com/public/application/add/31
 この他、再生医療とiPS細胞の一押のセミナーを下記の記事にまとめました。
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2006/5682/
 まだ一押情報として紹介しておりませんが、個の医療を支援する発表も多数あります。どうぞセミナーとワークショップをチェック願います。
○セミナースケジュール・申し込み
https://biojapan2009.com/public/application/add/31
○ワークショップ(展示会場内、先着順)
https://biojapan2009.com/public/application/add/33/
○その他のBioJapan2009見所特集記事
http://biotech.nikkeibp.co.jp/NEWS/sp_show.jsp?spid=87
 BioJapan2009は皆さんのシーズやアイデアを求め、大手企業が勢ぞろいいたします。各企業が一体何を求めているのか、インタビューしています。これを参考に、どんどん売り込みをかけてください。大手企業も皆さんと共同研究をする意欲満々です。本当の産学連携の実現のため、バイオベンチャーの育成にも意欲的に変ってまいりました。
○オープンイノベーション特集記事
http://biotech.nikkeibp.co.jp/NEWS/sp_show.jsp?spid=88
 まさに、叩けよドアは開かれんです。どうぞ下記より、パートナリング・ソフトにご登録の上、どんどんメールで面談をお申し込み願います。また、面談が取れなくても、ブースを訪問すれば必ず応対していただけますので、是非とも会場をお訪ね下さい。下記より会場の無料入場登録やセミナーの無料登録も可能です。今年はバイオマーカーなど最先端のセミナーに加え、新政権の有力議員を招いて、バイオや生命科学の振興策を問うセミナーなども企画しております。もう既に満員のセミナーも出ております。悔い無きようにお早めに、お申し込み願います。下記の頁の上のバーからお申し込み願います。
http://expo.nikkeibp.co.jp/biojapan/
 来週、横浜のBioJapan2009でお会いいたしましょう。