まずはお詫びです。
 前号のメールで、ファーマ・マーケティング・コンサルタントの井上良一を、レミケードをライセンスした人物だと紹介しましたが、これは全くの人違いでした。バイオジャパンでベンチャーのライセンスを指導していただいているヤマサキ ファーマコンサルティングの山崎代表と錯誤してしまいました。関係者にご迷惑をおかけしました。申し訳ありません。
 さて皆さん、バイオジャパンのマッチングソフトにもうご登録なさいましたか? 武田薬品はもう5件もアポイントを決めています。エーザイも毎日メールが来ているそうです。もうバーチャルな世界ではバイオジャパン2009のオープンイノベーションが始まっています。
 バイオジャパン2009は単なるバイオの展示会・シンポジウムではなく、本気でオープンイノベーション・アリーナに変貌させます。昨年は850件の面談がありましたが、今年はこれを倍にしたい。皆さんのアイデアを求めるビッグファーマを含め大手企業のブース出展は、昨年の4社から31社に増加しています。いずれもおざなりの出展ではなく、ライセンス担当者が常駐します。バイオベンチャーは全員集合、大学やクラスターの関係者も是非とも、この機会を活用して、ネットワークを広げましょう。
 皆さんの未来は下記のマッチングソフト(無料)に登録することから始まります。どうぞ下記からご登録願います。
https://exponet.nikkeibp.co.jp/match2009/?action_login_input=true  
 マッチングソフトの使用法は下記をご参照願います(少し重い)。
https://exponet.nikkeibp.co.jp/match2009/manual.pdf
 とにかく、頑張ってメールを出してアポを取りましょう。ポイントは短い文章でどんな企業で、どんなシーズ、技術があり、それが何の役に立つのか?記述すること。加えて、多数のアポイント要求メールが押し寄せていますので、メールのタイトルに、技術や製品の簡単なキーワードを入れることも重要です。少なくとも、情熱溢れる長いメールを最後まで読むライセンス担当者は居ないという現実を認識願います。
 昨年のバイオジャパンでは、マッチングソフトにただ登録しただけのベンチャー企業がありましたが、それは余りにももったいない。どんどんメールしてアポイント願います。大手企業は真剣に皆さんを育てようと思っています。直ぐには成約しなくても、諦める必要はありません。アドバイスを受けて、頑張ってデータや研究を進めることが出来ます。昨年、ドイツBoehringer Ingelheim社と80億円以上のライセンスしたイーベックでも、最初の出会いから3年も成約までにかかりました。毎年、マッチングでBoehringer社とイーベックは面談を重ねて、研究開発を最短距離で仕上げることができました。
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2005/6447/
 但し、時間と人材の制約から、その企業の興味によっては、皆さんのお申し出にメールバックすることがない場合もあります。しかし、これで諦めてはベンチャーや研究者でありません。直接、展示会場のブースに押しかけましょう。最低限、名刺と将来のコンタクト先は確保いたしましょう。
 現在、バイオジャパン2009にブースを出展するバイサイド(あなたのアイデアやシーズを求める)企業に取材しています。一体何を求めているのか?
 昨日、ロシュとJ&J(ヤンセンファーマ)、日本メドトロニクスとインタビューを行いました。10月のバイオジャパン2009で、一体どんな出会いを求めているか?伺いました。いずれも展示会場内にブースを設置、皆さんから技術シーズや製品導入を求める企業です。
 J&Jと日本メドトロニクスは、日本でマッチングイベントを行うのは初めて。両者とも皆さんの斬新なアイデアをわくわく期待しています。ロシュは昔からバイオジャパンを、日本の知恵と出会う場として重視しています。今年も重点領域のライセンス担当者とアジア、日本、欧米のライセンス担当者が会場で皆さんをお待ちしています。特に、今年は「日本のスタートアップベンチャーに一社でも多くお会いしたい」と、マッチングソフトだけでなく、直接ブースへの訪問も大歓迎しています。
 現在、バイオジャパンの出会いの鍵を握るマッチングソフトに900人以上の方が登録しています。残念なことに300人以上がただ登録しているだけ、まだ、企業や大学の詳細やライセンスや共同研究内容の記述がありません。これは是非とも早急に登録願います。きっと理想的な出会いが生まれます。努力なくして、稔りなしです。
 先週、10月7日から9日までパシフィコ横浜で開催されるバイオジャパン2009のセミナーの参加申し込みを本日から開始いたしました。総て無料でご参加いただけますが、どんどん埋ってしまいますので、どうぞ下記よりお早めにお申し込み願います。早い者勝ちです。今回は展示会場の真上にセミナー会場を設定いたしました。無駄な時間なく、最先端のバイオをご堪能いただけます。
http://expo.nikkeibp.co.jp/biojapan/regist/index.html#seminar
 さて、やっと個の医療です。本当はテニスの全米オープンも始まっているのですが、本日は止めておきます。
 個の医療メールで何回も言及しましたが、抗体医薬とワクチンのベンチャー企業を対象としたビッグファーマの買収や戦略的提携合戦が、今後は個の医療の対象患者を選別するコンパニオン診断薬の開発企業となると、占い師のように予言いたしましたが、その後、米Pfizer社が、米Abbott社と肺がんのコンパニオン診断薬開発で提携しました。そこにある未来が動き出したと思います。
 昨日、小耳に挟みましたが、スイスRoche社では、フェーズ2からフェーズ3に進むか、止めるかの判断に、患者の選別や臨床効果を短期に判定できるバイオマーカーの有無が不可欠になっていました。バイオマーカーなしには、フェーズ3無し。これは米国食品医薬品局や欧州医薬品庁の考えでもあります。
 日本でもこのトレンドに先手を打たなくてはなりません。
 皆さんは、どうぞお元気で。バイオジャパン、どうぞ宜しく願います。