子供はまだですが、残念ながら大人の夏休みは終わりました。
 皆さん、10月7日から9日に行われる我が国最大のバイオのオープンイノベーションの場、バイオジャパン2009の参加権を獲得いたしましょう。アイデアのある皆さんにお越しいただきたい。ウェブでお申し込みいただければ、無料で今年は参加できます。
http://expo.nikkeibp.co.jp/biojapan/
 もう既に600社・人がパートナリング・ソフトに登録、会期中の会見予約に奔走しております。今年は30社以上の大手企業に加え、我が国の全バイオクラスター、有力大学、バイオベンチャー、さらには世界30カ国以上のバイオクラスターが参加、皆さんのアイデアを求めています。今回は決定権のあるライセンス担当者が参加、アライアンスブースで皆さんをお待ちします。
 さあ、今から下記のサイトでパートナリングソフトに登録、アポの申し込みをいたしましょう。
http://expo.nikkeibp.co.jp/biojapan/
 忙しいライセンス担当者に売り込むためには、1)皆さんの自己紹介を心をこめて書き込むこと、2)英語でも書き込むこと(日本のベンチャーがフランスで再生医療の臨床試験を行うきっかけもバイオジャパン2008で生まれました)、3)会見申し込みのメールでくどくど書かず(誰も読みません)、簡潔にアイデアと競争力を記述すること(抗体医薬といったキーワードだけでも良いと、アステラス製薬の担当者は指摘しています)、4)今回のマッチングソフトでは部署ごとにグループで登録することができ、アポイントのメールを共有できること、など4つの秘訣を守って、パートナリングソフトから、メールをどんどん出しましょう。
 下記のサイトが皆さんと我が国にバイオ産業の未来を開く扉なのです。どうぞ今からご登録願います。
http://expo.nikkeibp.co.jp/biojapan/
 昨夜も女子バレーは当面の強敵、ドイツにせり勝ちました。レシーブも、ブロックも、そして速い攻撃も世界に通用しつつあります。しかし、こんなにブロックを決める日本の女子ナショナルチームが誕生するとはびっくりです。世界と互角に戦える可能性が出てきました。長期の選手育成とどういうスタイルで世界に勝つか、明確な戦略が結実しつつあります。
 さて、バイオです。
 お盆前の8月9日、がん抑制遺伝子p53の活性を抑制すると、iPS細胞の樹立確率が10から100倍程度向上するという主旨の論文がNature誌に、5本も掲載されされました。
 p53のノックアウトやノックダウンでiPS細胞の樹立効率が向上することは、既に昨年中国のグループが先陣を切り、その後、山中伸弥教授らのグループも分子生物学会と日本生化学学会の合同年会で発表しているため、あえてBTJや日経バイオテクオンラインでは報道いたしませんでしたが、マスメディアでは大騒ぎとなっていました。
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2005/8228/
 しかし、5本の論文を比較すると、何故、真夏の大たな卸しのように、4グループ、5本の論文を同時掲載する必要があったのか?極めて疑問です。山中伸弥教授らの論文がアクセプトされてから、5週間も掲載引き伸ばしを受けた理由が分かりません。
 1)京都大学山中伸弥教授(p53がp21の活性化を通じてiPS生成を抑制、09年2月3日受付、6月30日掲載許可)、2)米Salk研究所・アステラス製薬、CRM in Barcelona・京都大学川村晃久特定助教(09年3月6日受付、7月23日掲載許可)、3)Massachusetts 総合病院・Harvard大学(09年2月25日受付、7月15日掲載許可)、4)スペイン国立がん研究センター(09年5月15日受付、7月17日掲載許可)、5)スペイン国立がん研究センター第2報(Ink4aがp53とp21を活性化してiPS生成を抑制、老化とともにInk4活性化、09年4月13日受付、7月20日掲載許可)。
 科学的な発見を逸早く共有するための、仕組みとしてのピアレビュー雑誌はもはや、単に知識共有を意図的に遅らせる、つまり科学の邪魔をしているのではないかと疑問に思うほどです。くどくどと下らぬことを指摘するレビューアーの責任は、その後、論文が再現がなくても問われない、また黄教授のヒトES細胞の捏造論文でも明白ですが、ピアレビューが行われても、善意の誤りや意図的な捏造を見破ることは難しい、加えて、日本の研究者が被害妄想にも陥る、論文掲載許可の延長と情報漏れ疑惑も常につきまといます。しかも、現在、地球で起こっている爆発的な科学研究の進展による知識の増大を、今までのように特定のレフェリーの激務で対応できると考えること自体が、時代錯誤ではないでしょうか?
 そろそろ科学の常道に戻って、再現性を持って科学的な真実であるという原則を、インターネットの力を借りて実現すべきだと思います。具体的には論文をインターネットで公表、それを追試して同じ結果が出た研究者の発表とリンクするということです。もともと科学知識の真実は、科学者というソーシャルネットワークによって判定され、継承されてきたのです。昔は対立する学説の猛烈な論争がオープンに繰り広げられていました。今はピアレビューという密室で、科学的な真実らしきものが判定されています。
 インターネットによるオープンな科学的知識の共有システムは、追試もしないで文句を言う今のピアレビューシステムの欠陥を補うことが可能であります。
 優秀な検索エンジンと投稿者に成りすますことを阻止する仕組みを、GOOGLEが考えてくれれば、世界中の科学知識の共有が加速すると思います。これで今や時代錯誤になりつつあるのに、我が国の政府や科学者の大御所がまるで呪文の様にとなえる「ピアりビュー・ジャーナル」の掲載=科学的評価の呪縛から離れることができます。是非ともGOOGLEには頑張っていただきたいと、心から望んでおります。
 現在、京都に滞在中です。これから東京に戻り、話題の最先端プログラムのヒアリングを取材します。お盆明け早々から総額2700億円の分捕り合戦が始まっています。しかし、このプログラムは本当に総選挙で、民主党が勝利しても予算が執行されるのか?極めて微妙な感じです。
 ひょっとしたら壮大な無駄話になるかも知れません。
 諸行無常、というべきかも知れません。
 ともあれ、お元気で。