本日は灼熱の東京で、10月に開催されるバイオジャパン2009の打ち合わせです。我が国初の本格的なマッチングイベントになります。学会の併設展示のような単なる機器試薬の展示ではなく、皆さんの知恵を共同研究先や企業、ベンチャーとマッチングするオープンイノベーションのフォーラムです。既に国内外のビッグファーマなど大手企業25社以上がブース開設を決定。軒を揃えて、決定権のあるライセンス担当者が皆さんをお待ちします。しかも今回は国内外のバイオクラスターや選りに選んだ我が国の有力大学、研究機関も出展いたします。
 ここまで頑張りましたが、これで皆さんのシーズやアイデア、才能をバイオ産業の発展に生かすプラットフォームが出来たと思います。どうぞ未来の入り口はこのメールの末にあります、マッチングのソフトへ皆さんがご登録いただくことから始まります。どうぞ、奮ってご登録願います。無料で有力企業、ベンチャーの担当者にメールを送り、アポを取れます。また、皆さんのアイデアやシーズを分かり易く登録すれば、未知の相手からのオファーのメールも舞い込むはずです。
 まずはこのメールの末尾をご覧願います。
 さて、個の医療の基盤形成に関係しそうな注目のセミナーが近く開催されます。
 それはゲノム創薬フォーラム第22回談話会です。今回は最もホットなトピックスである、1000ドルゲノムシーケンス時代のゲノム創薬が議論されます。
2009年7月21日(火)13:00~18:00、日本薬学会・長井記念ホールで開催されます。
 2009年の年末までには確実にヒトゲノムの全解読(リシーケンス)のコストは1万ドルを切ることは確実です。
 気の早い研究者は2年後には1000ドルゲノムが実現すると言うほどです。
 皆さんの全ゲノムシーケンス情報がカルテに併記される時代に、そろそろ備える必要があります。少なくともホールゲノムのSNPs解析から、in silicoでの変異解析が主流になっていくのではないでしょうか?
 多種のゲノム配列が公開されて、実際のcDNAクローニングからDNA塩基配列の相同性検索によるEクローニングにシフトしたようなことが、疾患関連遺伝子や罹患遺伝マーカー、病態遺伝マーカーなどの解析でも起こるのではないかと思っております。
 こうなると情報のストレージ(蓄積)ビジネスが立ち上がるでしょうが、今、丁度、米Googleが仕掛けてきた、クラウドコンピューティングによるウェブ上でのデータ蓄積と情報提供システムに、全ゲノム情報を活用した個の医療サービスがぴったりマッチしそうなのが不気味です。メディカルインフォマティックスの勝者もGoogleになるのか?
 日本のIT企業は現在青息吐息の状況ですが、ここは奮起しないと、我が国の基幹情報の処理も海外企業の手を借りなくてはならなくなります。これで本当に良いのか?わが国民のDNA情報を蓄積したサーバーは我が国に置きたいという素朴な願いも遠い夢となりかねません。
 個の医療はバイオだけでなく、医療システム、製薬・バイオ企業、ITそして国の保健医療政策など、総力戦であるのです。幅広い皆さんの努力が必要です。
 今週もどうぞお元気で。