皆さん、下記の2つの無料ダウンロードはなさいましたか?もう直ぐ締め切りです。お急ぎ願います。
 第一は、昨年末に開催されたJCA2008、BMB2008ベリタスランチョンセミナーの発表資料のダウンロードです。革新的なバイオ技術の発表に加え、Harvard大学の研究者が発表した急性骨髄性白血病の診断法のスライドは見逃せません。どうぞ下記からアクセス願います。2月20日締め切りです。
https://inq.nikkeibp.co.jp/inq/QuestionnaireWhprMainForm.do?itemid=A_00000563
 第二は、BTJジャーナル09年1月号です。1月25日にダウンロードを開始しました。ゲノムネットワークの最新研究と寄稿「ノーベル賞のとなり」が目玉です。寄稿は、下村名誉教授のノーベル賞受賞の背景となった、がん細胞をGFPで標識し、生体内でがんの転移を観察することに賭けた若手研究者の海外留学奮闘記です。
 今回はノーベル賞を逸してしまった皆さんに贈ります。名誉のためだけでなく、真実に迫る科学研究の醍醐味と辛酸を味わえます。これから海外留学しようという若手研究者にも大いに参考となるはずです。どうぞ下記より、アクセス願います。
http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/index.html#btjj0901
 この土日、東京はぽかぽかと暖かく。テニスコートを走り回ったため、アキレス腱の付け根が痛い。過日、整形外科医に診てもらったところ、「オスグット病」と診断されました。これは少年期に骨と筋肉の成長がうまく合わないために、運動などで強くなった筋肉に骨が引っ張られて異常成長する病気です。
 まだ成長しているのか、とにんまりしていると、「縦成長は終わり、横成長による障害」と止めを刺されました。参りました。
 ところで、2月14日はバレンタインデーでしたが、皆さんの首尾は如何?
 奇しくも、米国では上下両院で米国景気回復法案が成立、オバマ大統領が署名し、今週から執行される見込みです。これは世界に対するバレンタイン・チョコレートになる可能性があります。減税がかなり削られて成立するなどで、悲観的な報道をする日本のメディア(いつものことですが、悲劇が好き)もありますが、一先ずバブルの責任者である、米国がビジネスモデルを大きく変える一歩を踏み出したことを大いに期待すべきだと思います。
 正式には「American Recovery and Reinvestment Act of 2009」と呼ばれる法案です。米国議会のデータベースで調べる7つものバージョンがあり、共和党の賛成を得るために、多数の修正が加えられているため、大阪に向う新幹線の中でいくら読んでもなかなか頭が整理できませんが、唯一つ確実なメッセージとして伝わってくるのは、経済危機に瀕した米国を再び再生し、新たな成長に米国を向わせるという強い意志です。
 「この法案の成立は、経済立て直しの終わりでなく、始まりに過ぎない」と歯切れよく宣言する、オバマ大統領のステートメントを読むと、今後、同政府がどんな手を繰り出して、米国民と世界を救おうとするのか、少し血が騒ぎます。
 新しい世界を生み出す意志を感じます。
 人口が増大しつつああり、しかも圧倒的な科学力と軍事力(これは必ずしも将来の成長に貢献するかは疑問ですが、国際的なドルの価値を守り、米国政府が印刷さえすれば、ドルを無制限に生み出す力を生んでいます)を持つ米国はなお、縦成長をする余力があるとうことです。
http://answers.usa.gov/cgi-bin/gsa_ict.cfg/php/enduser/std_adp.php?p_faqid=8486
http://www.whitehouse.gov/agenda/economy/
 今回の法案で目を引いたのは、1)3年以内に供給量を倍増させるために、代替エネルギーへの投資、2)医療給付の確保(新たに850万人に給付拡大)、3)5年以内に全国民のカルテを電子化して医療の合理化と無駄排除を行う、4)NSFやNIHなど基礎研究への投資増大、5)初等中等教育施設、コミュニティカレッジ、公的な大学の施設更新と革新技術の教育のための実験室の整備などが、バイオ関係では挙げられます。既に、個の医療メールでも書きましたが、本気でカルテの電子化に取り組み、将来はオバマ大統領が猛烈に支援している個の医療の実現につなげるでしょう。この他、ベンチャー企業などへの融資保証など、イノベーションを継続する意志も示しました。
http://blog.nikkeibp.co.jp/bio/miyata/
 この他、老朽化した道路や橋、政府施設の75%を更新するなど、我が国政府のお得意のインフラ投資もありますが、8250億ドルの資金を投入し、従来の米国のインフラを全取替えし、新たな成長を希求します。日本だと道路と港湾の旧来型の既得権で予算が消化される恐れがありますが、オバマ大統領は韓国や日本に遅れた高速通信システムや、カルテの電子化、新エネルギーといった21世紀のインフラにもきちっと目配りしているところが気体できます。
 我が国でも、20-30兆円規模の景気刺激策を09年4月早々にも補正予算を組んで実施することがやっと発表されました。新麻生プランです。柱は、1)低炭素革命、2)健康長寿、3)底力です。なんだか、やばそうですが、賢い官僚たちが勝手に拡大解釈して現在プランを練り上げている最中です。
 ポイントは、各省庁の枠組みのプランでは、既存の既得権にどうしても縛られるということです。皆さんがオバマ大統領になった気持ちで、各省庁を超えた枠組みのプランを出していただきたい。
 このままでは失われた20年に日本がなってしまわないように、物作りに拘泥することなく、迅速に価値創りの新しい資本主義のインフラに投資するプランを練り上げていただきたい。文科省は是非とも次世代の人創りの環境整備を急ぐ必要があります。但し、ポスドク1万人計画の轍は決して踏んではなりません。
 今週もどうぞ皆さん、お元気で。