写真:千歳空港と札幌を結ぶ快速エアポートの社内に、洞爺湖サミットのポスター発見。
 お元気ですか?
 早起きして、札幌行きに飛行機に飛び乗ったところです。
 今回は医療崩壊の実態を探るために、夕張と札幌で取材を予定しています。順調に行けば、日経ビジネスオンラインに掲載する計画です。バイオの技術革新がやっと、皆さんの健康に貢献できるところまで成熟したのに、それを供給する医療システムが我が国では崩壊しつつあります。これでは技術革新の果実を我々は味わうことができない。
 更にはバイオの技術革新は少なくとも50年間は続くでしょうから、もし今後、私達がバイオの技術革新を合理的に活用できる医療システムを構築できないとすると、我が国の健康水準が低下するだけでなく、所得格差によって海外で治療を受ける一部の富裕層との間で、国民の生命の価値そのものの格差を生んでしまう悲劇が起こりかねません。
 インターネットが続々と海外で新しい治療法が不治の病を克服する情報を伝えるのを知りながら、わが身ばかりか愛する友人や家族の生命を救えないために悶々とするのは嫌ですね。きっと国民を大切にしない日本から才能やアントレプレナーが流出、我が国の危機は更に深まる懸念を抱いています。だからこそ、今、我が国の国民皆保険制度は世界最高という漫画に近い慢心を捨て、医療システムの再構築が必要なのです。医療は最も有望な成長産業でもあります、平等だけに拘泥した社会主義の檻から
解き放ち、患者本位の医療を実現しなくてはなりません。
 と、気張って取材の船出をいたしましたが、現実はそう単純ではありません。
 暫くは悪戦苦闘を覚悟しております。
 さて、千歳空港に到着、以外にも警官の姿は目立ちますが、洞爺湖サミットの盛り上がりは感じられません。緑のパックマンのようなサミットのシンボルマークが、不気味に笑いかけるだけです。
 これから世界を変える原動力となる環境問題を、ひょっとしたら国民はそれほど親身に受け止めていないのか?それとも福田首相のアパシーが国民を侵しているのか?
 いずれにしても心配です。
                  Biotechnology Japan Webmaster 宮田 満