やっと灼熱(43℃)のアリゾナ州Phoenixから脱出、45分の飛行でクールなSan Diegoにたどり着きました。気温差は実に20度、天国と地獄というべきでしょう。
 アリゾナがインディアンの言葉で熱い・地帯ということを、BTJの読者のメールで知りましたが、アリゾナ州の関係者が通訳さんも含めて「アリゾナは本当に住みよいところ。米国で一番子育てに良い」とこの猛暑の中、口を揃えれば揃えるほど、何故という疑問符が成長した旅でした。しかし、6月が最も暑いらしく、今度はお勧めの美しい冬である2月に来るべきだったのかも知れません。それにしても20℃はあるらしく、私の冬という概念には該当いたしません。
 今回はSan Diegoで開催されるBIO2008に参加することが主眼ですが、アリゾナに寄り道したのは、Critical Path Instituteが存在しているためです。
 この研究所は、前臨床試験や臨床試験を合理化、迅速化するために創設された研究所で、個の医療の実現に不可欠なバイオマーカーの評価を行っております。彼らは、米食品医薬品局(FDA)と欧州医薬品庁(EMEA)と密接に協力、新薬申請時のデータとして、開発したバイオマーカーの使用を認めさせる努力をしております。
 訪問した時はタイミングよく、早期の腎臓障害を示す7種の尿中に放出されるバイオマーカーを、前臨床試験に使うことは有用であることをFDAとEMEAが1週間前に認めたばかりで、大いに気勢が上がっていました。詳細は、下記の記事を参照願います。
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2005/3870/
 17社の企業が参加して、このほか、筋肉、血管、肝臓、発がん性に関しても、まだいずれも動物実験の前臨床試験で使用する早期障害マーカー(副作用マーカ)の開発に着手しています。本日は旅の途中なので、短いですがここで失礼いたします。
 今週もどうぞお元気で。