昨日より、昨年に続き、塩野義製薬が皆さんが持つ研究シーズを、共同研究するプログラム、2008年シオノギ創薬イノベーションコンペ(2008FINDS)の応募を開始いたしました。Biotechnology Japanもこうしたオープンイノベーションの試みを全面的に支援します。
 昨年は200件以上の応募をいただき、10件のシーズが採用され、それぞれ200万円から500万円の研究費が提供されました。しかも、実際には塩野義製薬も本気で皆さんのシーズを実用化するために、共同研究を行います。研究資金だけでなく、人材もアイデアもイコールパートナーとして、皆さんのアイデアを真剣に実用化いたします。
 ここが今までの、シーズコンテストとは決定的に異なる点です。
 特許を死蔵することが多かった本気ではない企業との共同研究とはことなり、企業と真剣に共同研究できる機会を提供します。是非とも、皆さんのアイデアやシーズで挑戦していただきたい。本物の産学連携とは何か。学べる機会だと思います。塩野義製薬も全社を挙げて、皆さんの真剣な思いに対応する体制を組んでおります。
 塩野義製薬の担当者のインタビューは下記のBTJジャーナル2008年4月号の19ページを参照願います。応募のポイントなども判りやすく示されています。
http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/#btjj0804
 今回の2008FINDSでは下記のシーズを持つ、あなたからの募集をお待ちしております。該当する研究者は是非とも下記のホームページを参照の上、奮ってご応募願います。締め切りは6月30日午後5時です。
http://www.shionogi.co.jp/finds/
 ●2008FINDSで募集する技術シーズ●メタボリックシンドローム治療薬の創薬シーズ アレルギー治療薬の創薬シーズ ペプチド・蛋白医薬の創薬シーズ 次世代先端医薬品につながる創薬技術の新規提案 組み換え蛋白質の効率的な大量発現方法 ハイスループットスクリーニングなどに適応可能な新規アッセイ技術 蛋白質の特異的な修飾法 蛋白質-蛋白質の相互作用解析 蛋白質のリフォールディング予測 ペプチド合成やライブラリー化合物合成に関する新技術 新規生物活性低分子の創製に関する技術 修飾改変ペプチド・蛋白質の薬物動態や抗原性を予測する技術 全身暴露を目的とする新たな経皮投与技術 ペプチド・蛋白医薬の非注射投与技術
 日本の基礎研究が実用化しない最大の問題は、大学からの技術移転と実用化に本腰を入れる企業が少ないことであります。その意味では、例外的な塩野義製薬の真剣さを、皆さんも真摯に受け止めていただきたい。とにかく、下記のサイトをご訪問願います。
http://www.shionogi.co.jp/finds/
 本当に多分最後のお願いとなりますが、皆さんに6月、アリゾナ州Phenixとカリホルニア州San Diegoにご一緒に行きましょうというお誘いです。そろそろ締め切りが迫ってまいりましたが、まだなんとか若干の余裕があります。今回の旅はバイオが直面する事業化の現実をきわどく見てこようというものです。
 今年も、大阪商工会議所がBIOの視察団を派遣します。
 今回の目玉はアリゾナ州政府前面支援の下、FDAがアリゾナ大学と共同で創設したクリティカルパス研究所を訪問することです。臨床開発を加速するための、制度や技術的な研究の中心に直接訪問いたします。製薬企業・創薬ベンチャー必見です。
 勿論、世界のバイオを知ることができるBIOにも参加いたします。6月15日から21日、米国にご一緒いたしましょう。
 詳細は下記のリンクをご覧下さい。一読の価値はあります。
http://www.osaka.cci.or.jp/Seminar_Event/bio2008_mission/index.html
 毎朝、パワーブレックファーストで、本日の見所や昨日の成果の情報交換もいたします。これはきついが、役に立ちます。一人でも多くの方のご参加をお待ちいたします。
 なんだか、東京は雨が降りそうな雲行きになってまいりました。
 明日は大阪で、バイオビジネスコンペ本選審査会です。
 今年最高のバイオのビジネスプランが選出されます。満杯かもしれませんが、何とかなるでしょう。どうぞご興味のある方は下記を参照の上、ご参加願います。
http://www.biocompe.jp/kaisai/honsen.html
 今週もお元気で。