写真:カナダの臨床腫瘍学者のリーダーの一人、スコットベリー。抗体医薬や様々な標的医薬の臨床試験に携わっている。
 アボットパークは市内からかなり遠くに存在していました。おまけに2本の高速道路がいずれも一部改修工事中であることも加わり、インドのムンバイ並みの交通渋滞を引き起こしていました。やはり米国こそ化石燃料の使用量増加を抑制する政策に転換しなくてはなりません。国全体の仕組みがジャブジャブ石油を使わざるを得ない構造になっています。
 「新規の抗がん剤のパイプラインがどんどんできるので、臨床試験フェーズ2bまでに供給する医薬候補化合物を効率よく、しかも迅速、尚且つ、最近は非常に薬効の高い化合物が増えたので漏出による労働者の安全確保にも考慮して、合成・供給する必要がある。そのためにこの施設を設計した。いつでも製造規模を倍増できるように設計してある」と情熱をこめて、まるで自分の息子のように、アボットの担当者が語ったのが印象的でした。詳細は日経バイオテクオンラインで下記のように報道しました。どうぞご覧下さい。
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2005/3472/
 さて、写真のスコットが教えてくれましたが、今年の米臨床腫瘍学会(ASCO)のハイライトは、がん遺伝子k-rasの突然変異(40%のがんに存在)と、抗がん剤や抗体医薬の効果の関係が明らかにされるkとと、2種類の抗体医薬を併用した臨床試験フェーズ3の結果が発表されることです。この取材はスタッフに委ねて、東京で日経バイオテクの報道を待ちたいと思います。
 おっと。そろそろオヘア空港に向けて発たないと、間に合いません。では皆さんもよき週末を。
           Biotechnology Japan Webmster 宮田 満