さてまずはお願いです。
 関東経済産業局が、BioJapan2008(10月、横浜)で創薬系ベンチャーに限定して、無料プレゼン枠を追加募集を5月28日夕方から1週間行います。今回、BioJapan 2008には、我が国の製薬企業7社以上がもう既に参加を表明、決定権のあるライセンス担当者も出席し、ベンチャーのシーズをレビューいたします。また、バーチャルマッチングシステムも完備、直接担当者と面談を設定できる、新時代の展示会となっております。前臨床準備中の創薬シーズのある企業はふるってご応募願います。下記を参照して、お早めにお申し込み願います。
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?id=20053373
 さて個の医療ですが、我が国の厚労省が慎重な審査をしているためか? まだ、個の医療の遺伝子型判別診断薬の実用化が進みません。また、国内での臨床試験(海外では積極的なのですが)で、患者さんからDNAを収集するファーマコジェノミックス研究も極めてゆっくり進んでいます。むしろ、これからは国際共同治験が進むと、欧米の製薬企業のように、日本人の患者さんのDNAも米国でバンキングしたり、解析したりする例が増加しているのかも知れません。
 こうした我が国の個の医療の商業化の行き詰まりを突破すべく、ベンチャー企業のメディビックがとうとう、個人のDNAを預かり分析し、提携医療機関などを通じてパーソナルな健康管理サービス「DNAプライベートバンク」を始めました。
 現在のところ手始めに10遺伝子を解析して、健康指導するプログラムを商業化しました。果たして、消費者はこうしたサービスに反応するか? 注目に値します。但し、必ずしもまだ遺伝型と体質の関係は極められているわけではありません。中途半端な情報提供で、顧客の健康不安だけを増大するようでは、成功は覚束ないでしょう。不断の情報更新と遺伝型の検索によるあらたな健康情報を継続的に提供する必要があります。更には、このサービスの価値を顧客が理解できる言葉で説明するという難問も控えています。詳細は下記の記事を参照願います。
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2005/3339/
 いずれにせよ、個の医療の実現のためには、私達はありとあらゆる挑戦をしなくてはならないのです。
 今週もどうぞお元気で。
ps
 大阪商工会議所の支援で、6月にBIO2008に参加するミッションを派遣します。今回はお隣のアリゾナ州に足を延ばし、医薬品の臨床開発を迅速化する技術やシステム開発のために米食品医薬品局も参加して創設されたCritical Path Instituteを見学するのが目玉です。どうぞご一緒いたしましょう。詳細は下記よりアクセス願います。
http://www.osaka.cci.or.jp/Seminar_Event/bio2008_mission/index.html