写真:東京、シンガポール、北京で開催したミリポアの2008アジアバイオフォーラム。北京では400人も押し寄せました。
 皆さんもきっと驚いたのではないでしょうか、手付金1億ドル、マイルストン4億ドル超で、協和醗酵が独自技術ポテリジェントで高活性化した抗体医薬を米Amgen社にライセンスしました。金額は大きいですが、国際的には標準的なディールだったと思います。やっと我が国にも海外標準と同じ値段で導出できるバイオ医薬が誕生したのです。10月には協和キリンとなり、さらに次世代の抗体医薬の商業化のエンジンとなると期待されます。
 いずれにせよ、協和醗酵の踏ん張りにおめでとうの言葉を送りたいと思います。詳細は下記の記事をご覧下さい。
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2005/1051/
 一方、米Pfizer社は、1兆2000万ドルの売り上げがある同社の高コレステロール血症治療薬「Lipitor」の特許切れによる、売り上げ急落に備え、バイオジェネリック(バイオのゾロ薬、バイオシミラー)に興味があると表明しました。バイオに向うことは誠に正しいが、世界最大の企業がバイオジェネリックで、「Lipitor」の穴を埋めることは難しいでしょう。スイスNovartis社は既に子会社Sandoz社でバイオも含むジェネリック薬を商品化しています。苦し紛れでなく、先手先手で攻める企業との差がくっきりと出てきた感じです。
 詳細はFinantial Timesの記事をご覧願います。
 本日は、朝、京王プラザで開催されたミリポアの幹細胞のセミナーに顔を出し、米Millipore社のCEOとインタビューしました。2005年にRoche Diagnositics社から転じたMartin Madas氏が語る、New Milliporeについては、日経バイオテクオンラインで報道いたします。
 現在は東京医科歯科大学におり、これから都道府県会館に移動、沖縄のバイオ支援事業(ベンチャー企業育成)の成果発表会に出席、その後、アーストラリアのVCと面談後、大阪に向います。微生物ゲノム研究会とバイオビジネススクールの卒業式の取材です。
 皆、どこまで成長したか、本当に楽しみです。
 
 今日もどうぞお元気で、良い週末をお迎え願います。
            Biotechnology Japan Webmaster 宮田 満

写真:3月6日のKLF国際シンポ、出席者は80人程度。世界にそんなに目利きがいる訳はない。むしろ少ない方が前衛的です。先端分野にしては上出来です。KLFファミリーは糖尿病や血管形成など様々な細胞や器官分化に関わっていました。新たな創薬標的として注目すべきでしょう。