とうとう欧州チャンピョンズリーグも終了、2年前のリベンジを見事果たしたACミランが勝利を掴みました。ユベントスの審判買収疑惑で揺れたイタリアのサッカーリーグ、セリエAもワールドカップでのイタリアの勝利と今回の勝利で、面目を回復したと考えます。よくぞ頑張りました。
 さて、わが国の大学も正念場を迎えています。
 5月に公表された財務省の試算では、競争的資金の獲得率で試算すると、運営費交付金が増額されるのは、わずか13大学でした。その他の教育的な評価も加味して運営費交付金の配分を試算しても、教育系の単科大学はいずれも最下位から並んでしまいます。学生の減少を反映して、教育系や文科系の教官や学科(つまり自分でほとんど稼げない部門)に対する風当たりは強くなりばかりです。
 しかし、金を稼ぐだけが果たして大学の価値なのか? 大学はもっとその社会的な価値を社会に声を大にして問いかけるべき時期だと思います。是非とも、大学の非経済的な価値とは何か、国民に実感できるような形でアッピール願いたいと心から思います。
 スウェーデンでは研究、教育に加え、社会に対する説明義務を大学に課しました。これは大学に対する社会の関心を喚起し、大学人の責任に対する自覚を高めました。さらにはこうした大学と社会の関係が、結果的には産学連携を促進した事例があります。まず、金儲けというのはあまりに、浅薄で下品ではないのか?
 大学は自らの価値を今こそ主張すべきです。
 明日締め切りで、世界トップの研究拠点プログラムの応募が行われています。
 予備登録で35の大学や研究機関が手を挙げました。少なくとも30大学・機関が本申請を行うと推定しております。このプログラムは10年間、毎年5億から20億円を投入して、国際競争力のある研究拠点を形成するというもの。文科省最後の砦ともいうべき予算です。ここで研究大学と教育大学(整理再編成の標的となる)の分化が始まります。本当に適正に選抜されるのか? 皆さんもどうぞ注目願います。
https://bio.nikkeibp.co.jp/article/oc/2004/4354/
 5月号のBTJジャーナルはもうダウンロードなさいましたか?
 今回も最先端の話題をキーマンから直接取材しました。
 しかも、今月号から国立大学法人化の意味を問う連載特集を開始します。
 九州大学で何が起こったのか? これは皆さんにとっても重要な問題を提起しております。
 今は関係ないという方も、是非とも下記よりダウンロード願います。
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http://biotech.nikkeibp.co.jp/btjjn/#btjj0705
 今週もどうぞお元気で。