アスタキサンチンはサケ、エビ、カニなど、主に海洋生物に含まれる赤い色素成分。カロテノイドの1つで、活性酸素の消去能を持つ。とりわけ一重項酸素の消去能に優れる。もともとはこれら魚介類・甲殻類が餌としている藻類が作っている色素だ。アスタキサンチンの供給源としては1980年代後半にはオキアミなどの甲殻類が使用され、また80年代初めに欧州で確立された化学合成法による合成アスタキサンチンが90年代以降から、養殖魚の色揚げ剤など水産用途で使われている。天然物由来のアスタキサンチンとしてはファフィア酵母や緑藻のヘマトコッカス藻も使用されるようになり、2000年になってからはサプリメントや化粧品業界でのアスタキサンチンのニーズが高まり、ヘマトコッカス藻類の抽出物が広く利用されている。また微生物のパラコッカスも、水産用途で使われるようになってきた。2013年9月には第9回アスタキサンチン研究会が都内で開かれた。

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