微細藻類の実用化は天然界からの藻類の選抜と育種,培養技術の進歩により拡大している。現在のところ,日本で事業化が成立しているのは,クロレラやスピルリナ,アスタキサンチン産生藻類など,付加価値が高い生産物に限られる。微細藻類は,光合成で固定できる単位面積当たりの炭素固定速度が地上の栽培植物に比べ100倍を超えるため,太陽エネルギーを基にした再生可能バイオマスエネルギーの最有力候補の1つといえる。米国では市場を立ち上げる政策が引き続き進められている。日本では新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)や農林水産省,科学技術振興機構(JST)などが藻類バイオ燃料の研究開発を推進している。日本では東日本大震災の対策に藻類を利用する取り組みも始まった。

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